しまなみ海道を渡る。ややかすんでいるけど、晴れているので快適なドライブ。
瀬戸大橋がごつい橋で強引に瀬戸内海を横断しました、というつくりなのに対し、しまなみ海道はもう少し女性的というか、島と融合しながら島と島とを八艘飛びしているつくり。まだ当時は全線開通していなかったので、高速道路部分から一般道路部分に途中で切り替わったりしてなかなかトリッキー。
大三島でいったんしまなみ海道を離れ、大山祇(おおやまづみ)神社へ。
海の神であり、戦いの神でもあるため、有名な人が奉納したものがたくさんある。宝物殿を見て回ると、まるでここは歴史教科書か、というくらい歴史上の人物の奉納品が陳列されていて笑える。源頼朝だとか伊藤博文とか。しかも、掃いて捨てるほど国宝や重要文化財がゴロゴロ。具だくさんカレーでもこんなにゴロゴロしてないぞ、というくらいだ。さすが、「日本総鎮守」の称号が与えられていただけある。いやあ、ええもん見させてもらいましたわ。
大山祇神社から駐車場に向かう途中の飲食店でおやつ。10円寿司25カン食べたとはいえ、小腹が空いていたのでつい。というか、そのお店のおやじが「うちのうどんはおいしいよ。そんじょそこらのうどんとは比べ物にならないよ」というので、じゃあその挑発に乗ってみようということになったのだった。
でてきたうどんを食べて一言。「これ、加ト吉のうどんと同じなような」まさか、冷凍麺をそのまま出してきたんじゃあるまいな。それで「うちのうどんは美味い」と飲食店が言うのは反則だと思う。
ついでに言うと、しぶちょおがざるをひっくり返してみたら、ざるの裏面にカビが生えていた。見なかったことにした。それ、おなかを壊さないように気合を入れて手繰れ!
最後、倉敷美観地区を観光してツアー終了。解散となった。
2泊3日では足りぬ、という隊員は「居残り組」となり、岡山でさらに一泊したらしい。
「食い地獄で三途の川を見た。」というタイトルの旅行だったが、その名にそこそこふさわしい飲み食いをしたのではないかと思う。もっとも、三途の川を見たのは飲み地獄を味わったしうめえとひびさんだったが。
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