イノブータンランドで触発されたわれわれは、「昼飯はイノブタのバーベキューだ!」と息巻いた。どうやら、イノブータンランドすさみの近くには和歌山県畜産試験場と一般の牧場があるようだ。ここが観光牧場だったら、絶対にイノブタを食べさせてくれるはず。勢いこんで、車一台やっと通れる道を突き進んだのだが・・・結果は、アウト。しばらく行ったあげくに行き止まりになってしまった。がっくりして元の道に戻るはめに。
結局、食事は串本でとることになったのだけど、さんざん探して一軒の和定食屋に。写真は、おかでんが注文したお造り定食1500円也。
おかでん
食事時のお約束。ぐいぐい。
しぶちょお、おかでん
潮岬で撮影。「本州最南端」というフォントが、なんとも果てに来たんだなあという気にさせられる。しぶちょおが変な格好をしているのは、ジャンプした後だから。
しぶちょお、おかでん、人魚
潮岬のタワーそばに、なぜか人魚がいたので写真を一枚。乳首丸出しで破廉恥だったので、おかでんの右手が隠してあげている。(揉んでいる用にも見えて逆に卑猥という説も)
おかでん
潮岬の公園で、丘に駆け上がるおかでん。
しぶちょお、おかでん
なんでおかでんが駆け上がったのかというと、この写真をセルフタイマーで撮りたかったから。しかし、できあがった写真をみると、おかでんはなんだか暴走したエヴァ初号機みたいな格好をしていた。
(おかでん)
15時頃、満を侍して那智勝浦温泉にやってきたが、観光案内所で宿の確保をしようとしたが一軒たりとも確保できず。あせるわれわれ。一路、熊野本宮方面に。川湯温泉・・・全滅。湯の峰温泉・・・ダメ。あともう一つ、何温泉だっけ?・・・おかでんがもういじけてしまい、一軒一軒あたる気力喪失。断念。何しろ、携帯電話が全く使えないエリアなため、宿に電話ができないのだ。直接交渉するしかない。
結局、さらに奥地の十津川温泉にまで潜り込む始末。一体何をやってるんだか。ここがアウトだったらもうしっぽまいて名古屋に帰るしかない(6時間かけて)。しらみ潰しで一軒一軒あたってみたら、最後の宿でようやくビンゴ。宿確保時間、19時10分・・・あたりは真っ暗だった。ほっとしながら本日の宿「田花館」に入る。
しぶちょお
宿はもう夕食を提供できない、ということだったので、近くの居酒屋兼お好み焼き屋で食事をとることにした。お好み焼きを焼くしぶちょお。ちなみに右側は猪肉のお好み焼き
おかでん
「せめてここでぜいたくしようよ」という事で、3000円の鉄板焼きを注文。なるほど、牛肉がおいしい。多分、1500円だと安い豚肉になっていたのだろう。ビール片手にぱくつく。
われわれが東京から来たと知った店主は、ちょっと待っててと言って焼酎を持ってきた。「とりあえず飲んでみて」と言われたので飲んでみたが、どうも鋭い味がする。一体これはなんだろう。喉にくる味だ。すると店主、「これ」と瓶を差し出した。中身は・・・わっ、スズメバチがいっぱいいるっ。要するに、スズメバチ酒だったというわけ。店のおやじ、都会人をびっくりさせようというつもりだったらしい。
おかでん
スズメバチ焼酎でてきめんに酔っぱらったおかでん、一升瓶を持ったまま寝込んでしまった。二日目の夜は、たくさんお酒とおつまみがあったにも関わらず、全く消費されなかった。
2000年03月20日(日) 3日目
朝食。夕食はさすがに提供されなかったが、朝食は出てきた。ありがたや。ご飯がすすみ、おひつをおかわりした。
田花館の温泉風呂。大きくはないが、居心地の良いお風呂だった。熱めのお湯もgood。
しぶちょお、おかでん
これがこの日お世話になった田花館。夜遅くにもかかわらず、部屋を提供してくれてどうもありがとうございました。
おかでん、しぶちょお
田花館の前に、飲泉所があったので飲んでみた。しぶちょおはボウルでぐいぐい飲んでいる。
十津川名物、野猿。谷にロープが渡してあり、そこにかごが通るように造られている。非常に珍しい。
野猿の乗り口にあった、野猿の紹介看板。
しぶちょお
おかでんが野猿に挑戦。しぶちょおは岸から一所懸命ロープを引っ張って、野猿の進行をサポート。
しぶちょお
しぶちょおも野猿に挑戦。先ほどのおかでんサポートですでにばてばてのしぶちょおは、ぐったりしながら谷へと突撃していった。ちなみに、対岸では降りる事ができないので、ただ折り返してくるしかできない。
熊野本宮大社。こんな山奥に、なんで忽然とこういうありがたい神社があるのだろう?
しぶちょお
熊野本宮の本殿に通じる門。両脇の垂れ幕が、なんとなくチープだ。「甦る日本!!」と感嘆符二つ。感嘆符ってむやみに使うもんじゃあないな。
神主さんが、毎日の定例業務なんだろうか、立ち入り禁止ゾーンに対してしきりに頭をさげたりしていた。この奥にはどんなありがたいものがあるのか?
おかでん
良縁に恵まれますように、と必死にお願いするおかでん。
しぶちょお、おかでん
熊野本宮大社の本殿を前に、記念撮影。
進路一転、今度は瀞峡に行くことにした。瀞(どろ)峡へは船でないといけないとはわかっていたが、雰囲気だけでも楽しみたいということで車で突撃。狭い上に崖崩れを起こしかかっているような道を進み、行き着いた先は・・・瀞の里、という場所だった。
展望台があるというので、山を登ってみたら、出てきました展望台。しぶちょお曰く「今だったら、建築許可がおりねーぞこんなの」。焼け残った団結小屋みたいなんである。
おかでん、しぶちょお
とりあえず展望台の頂上で記念撮影。台組はしっかりしているんだけど、やっぱり「いつか壊れるんじゃないか」と恐怖心が沸いてくる。高所恐怖症の人間なら一発でアウトだろう。
肝心の瀞峡を臨む。なーんもみえない。でも、自然が深くてとても気持ちがよい空間だ。
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