ワカサギ釣り大会

2003年02月10日(月) 3日目

3日目の朝食

3日目の朝を迎えた。

食堂で朝ご飯を頂く。料理より先に、奥に見える「お皿の上に乗っかった醤油差し」が気になる。お皿の上に載ってるということは、あれは食いもんだろうか?

まさか。こぼれた雫が机につかないようにしているんだろうけど、その素っ気なさがイカす。

そんなことはどうでもいいのであって、我らが朝食は、おやお懐かしい、皿の中に仕切があるやつに盛られていた。この辺りも、忠実に山小屋を再現しておりますな。そして、メインディッシュは豚肉以外の含有量の方が多い 怪しいウィンナーと、厚焼き玉子。至ってシンプルだ。

朝飯もぐもぐ

「見た目非常にチープというか、実際にチープなんだけど、宿の朝ご飯ってこの程度で十分だよな」
「確かに。納豆、海苔、玉子と並んでいてご飯一体何杯食べればいいの?みたいな朝食って、正直困るもんな。今日のこれだったら、海苔しかないからご飯いっぱいで済む」
「いや、でもご飯の盛り加減が少ないよな。万人受けする量なのかもしれないけど、僕からしたら明らかに少ない。お代わりはやっぱりせざるを得ないよ」

この宿の場合、ご飯の盛りつけは宿の人の役割だった。昨日のようなまんが日本むかしばなし盛りはできない。あの量を「標準」と考えてしまうと、今日の盛りはなんとも物足りないんである。

感覚麻痺してますか、僕ら。

露天風呂

食後、またもや露天風呂に行く。

朝の空気がすがすがしい。またもや、誰もいなかったのでカメラを持ち込んで写真撮り放題だ。

この露天風呂、眺めが良く開放的であるのだが、それと同時に外からも非常に見られやすい構造になっている。そりゃそうだ、マジックミラーじゃないんだから、こっちが見えれば向こうからだって見える。

現に、この写真の奥には車道が山肌に沿って走っているのが丸見えだ。しかも、振り返って宿の建物を仰ぎ見ると・・・そこには、宿泊部屋の窓が並んでいる。窓からオッチャンらが半分身を乗り出しながら、朝の景色をたのしんどる。こりゃ、やっぱり女性が入るにはしんどい。入るなら夜、だな。

あっ、窓から顔を出していたオッチャン、朝からビール飲んどるな。怪しからん人だ。羨ましいではないか。

プールのような広さ

プールのような広さをもつ湯船なので、とてもじゃないが標準レンズのカメラでその全景を捉えることはできなかった。どんな角度から撮影しても、その一部しか撮影できない。それくらい、広い。

ちなみに、左の写真で、全体の1/3くらいが写っている状態っす。

ついつい、泳ぎだしてしまうしぶちょお。

だておーが居眠り

部屋に戻ってみたら、風呂に入らず部屋待機だっただておーが居眠りしていた。

朝2時まで「一斉検挙!」だの「愛人に貢ぐ」だの、怪しい声を発しながら脱税ゲームに精を出していたので、疲れが抜けていないようだ。

今日は特に予定も無いことから、こちらもチェックアウトの時間までしばらく朝寝を決め込むことにした。

おやすみなさい。

宿を後にする

日が高くなってきたので、そろそろ宿をおいとまさせてもらう。

今日も快晴だ。

ゲレンデは、さすがに月曜ということもあって人は少な目だった。ああそうだ、今日は平日なんだっけ。

浅間山が遠くに見えた

浅間山が遠くに見えた。

万座温泉ホテル

このあとは特に予定が無かったので、万座温泉でもう一カ所立ち寄る事にした。万座温泉ホテルというところで、ここは全部で9つの風呂があるという。自らのwebサイトで、「世界的遺産」とまで名乗っているくらい、自信があるらしい。「世界遺産」ではなく、あくまでも「世界的遺産」というのが笑える。

笑えるといえば、この万座温泉ホテルのオフィシャルサイトは相当濃いので、一度見てみることをお勧めする。オーナーがシンガーソングライターをやっていて、毎晩宴会の席で自慢の歌声を披露するというあたり、相当いい味だしてます。

入湯料1000円をフロントに払って、温泉巡りスタート。

日進館

まずは、一番遠いところから攻めよう、ということで離れに相当する「日進館」にある鉄湯を目指す。

日進館は、ホテルから見下ろす崖下に位置していて、そこまでを館内の連絡階段を延々と歩くことになる。「せっかく連絡通路を造ったんだから」と、その山の斜面にも階段状に宿泊施設を作っるもんだから、まるで段々畑だ。けっこうハードな迷路に仕上がっている。

温泉治療をしに来ました・・・。もう、体、ぼろぼろで・・・という人は、まずこの建物に到着するまででへばる。

その日進館だが、万座最古の温泉施設らしい。雪に埋もれた木造建築が、目の前に現れた。ここは、もっぱら湯治部として使われる施設らしいが、運営されているのかどうかは外観からは伺いしれなかった。人の気配は、ない。さすがにこれだけの雪なので、宿泊施設としては冬の間閉鎖しているのかもしれない。

雪の多さに感動したしぶちょおが、おもむろに雪に突撃し、大の字になって人型をつけていた。雪が珍しい都会生活を送っていると、この雪の量、雪質は感動ものだ。でもまあ、当然といえば当然で、ここはスキー場だっけか。

入り口は雪のため閉鎖

入り口は雪のため閉鎖されていた。建物の脇から中に入れ、との指示がある。横に回り込んで、中に入る。

ここは、ラジウム湯と鉄湯の二つの湯船があると聞いていたが、男女入れ替え制になっているとのことで、ただいまの時間男性が入ることができるのは鉄湯だけだった。9種類のお湯に浸かる計画、この時点で挫折。8つに減ってしまった。

鉄とラジウムだったら、ラジウムの方がお得感高いような気がするが、まあしょうがない。

心得

壁に貼ってあった入浴の心得。

下の方は、湯気で文字がかすれてしまっている。「強烈な温泉のため、入浴方法をお守りください」という字も判読が難しくなっているので、なんだかさも強烈で怖いお湯のような気がしてくる。

その下に、効能が列記されていたのだがもうこれは完全に判読不能。「関節リウマチ」と書いている部分が、「ウンチ」に読めた。便通が良くなるということなのか、と一瞬勘違いした。

鉄湯

さてこちらが鉄湯。ただいま男性専用時間となっとります。

てっきり、茶褐色のお湯なのかと思っていたのだが、見るからに典型的な万座温泉のお湯だった。しかし、木造の湯屋の風情も相まって、このお湯が激しく気持ちよい。ちょっと熱いので、あんまり長時間浸かっていることができないのは残念。しかし、それくらいでないと、この湯船で長湯する人が続出して混雑しそうだ。

なにしろ、万座温泉ホテルは収容人数650人の巨大宿泊施設だ、そのほぼ全員が当然温泉巡りをするはずであり、夕方はきっと湯気というよりオッサンたちの吐息で熱気むんむんになっていることだろう。

のぼせない程度に満喫し、次の湯船に向かう。

極楽湯

日進館から、急な坂をのぼる。のぼる。えらくのぼる。これは結構体力を使う。ほてった体を冷ますのにちょうど良いインターバルになるが、夏だと汗をかいてしまうだろう。温泉に入って汗を流して、そして次の温泉に向かう途中でまた汗をかく。結局、ホテルのフロントがある高さと同じ位置まで登った。

今度は、展望露天風呂がある極楽湯だ。

怪しいトンネル

建物の中に入ると、何やら怪しいトンネルがあった。

トンネルの先は雪国

トンネルの先は雪国だった。

まあ、トンネルの手前も雪国だったわけだが。

ここが展望露天風呂、極楽湯。

極寒の中、裸で湯船に向かったので体が寒い寒い。で、お湯に体を浸けると、体がその湯温に慣れていないので熱い熱い。「うわぁ」などと情けない声を上げて、足を引っ込める。

お湯の温度に慣れてくると、いやあこれは快適。まさに展望、ということで目の前は雪の山。この開放感は強烈だ。豊国館の露天風呂も開放感が素晴らしいが、こちらはそのさらに上を行く。隠そう、という気がさらさらない。あずまやを作ったり、壁を作ったりよしずを張ったりしていない。湯船に浸かっていて、水平方向に眺めが楽しめるというのはかくも気持ちがいいものなのか。

多くの露天風呂が、首を上方60度くらいまで上げないと外が見えない・・・いや、外というよりむしろ空・・・という状況であることを考えると、このシチュエーションはとても楽しい。

スキー場のゲレンデを見ながらの風呂

正面には、スキー場のゲレンデが見える。カラフルな服を着たスキーヤー、ボーダーが滑っている。

「ってことが見えるということは、向こうからもこっちが見えるという事だな」
「そういうことだな」
「見せつけてやろうか?」
「やめておきなさい、あまりに小さすぎて見えないって」
「それ、どっちの意味で言ってる?」

ちなみに、これだと女性露天風呂も丸見えではないか、けしからん!と憤慨したので、女性露天風呂を覗いてみたら(おい)、ちゃんと低いフェンスのようなものが設置されていた。

あ、弁明しておくと、まだこの時間は清掃中で、誰も女性風呂にいないことを知っていたから確認したんデスからね。と、必要以上に焦りながら釈明をしておく。

露天風呂から見下ろした日進館

露天風呂から見下ろした日進館。はるか下に見える。

あんなところからここまで一気に登ってきたんか。すごい位置関係だ。

鉄湯、ラジウム湯があるのは左奥の湯屋だ。本当は、ここには苦湯、真湯、滝湯というお湯もあったらしいのだが、鉄砲水だかの自然災害で消滅してしまったらしい。

ううむ、さっきからこのホテルの宣伝をやっているような気になってきた。そんなつもりはないのだが、何だか「探検」をしているみたいで楽しい。

長寿の湯

さて、これから先は、本館内にある「長寿の湯」がターゲットだ。この中に、複数のお湯が手ぐすねを引いて待ちかまえているという。

露天風呂から、本館に向けて屋内通路が延びていたので、そちらを使う。

・・・一度階段を下りて、崖の下に降りて、また登り直しだった。また位置エネルギーを無駄にしてしまった。

迷路のような館内を、またもや練り歩く。いやあ、いい運動だ。

東洋一の長寿温泉

東洋一の長寿温泉なんだそうな、万座は。

「世界一」ではなくて「東洋一」という中途半端なところで抑えているのが謎だ。なぜ「東洋一」なのか、説明がなされているのかとおもったが特にそれについては触れられていない。そもそも、東洋一になるためには日本一でないといけないわけだが、それについてどうなんだろう。すぐお隣の草津温泉さんよりもウチの方が良い!とか言い出すとヤヤコシイことになりそうだ。

ところで、このホテルが規定する世界一の長寿温泉ってどこだろう。「こいつにゃ勝てねぇ」って温泉が多分、どっかにあるのだろうが・・・。

こういう温泉効能書きは、一見まじめに見えてどさくさに紛れて変な内容が含まれている事が多々ある。通なら要チェック対象だ。

殿方用ののれんには、「万座は星と語れる詩情の郷」と書かれていて、婦人用ののれんには「湯煙にゆれる白い里」と書いてあった。

星と語ろうにも、お昼なので無理っす。今日の屋外は「白い里」なこったし、婦人用に入ってよろしいですか。あ、駄目ですか。そうですか。

温泉1

温泉2

温泉3

温泉4

温泉5

ここは温泉のデパート状態。いや、デパートという表現は古くさいか。ええと、何かの展示即売会みたいな感じ。それぞれの湯船が、違う泉質となっている。こうなると、一つの湯船にじっくり浸かる、ということができずにあっちへうろうろ、こっちへうろうろ。非常に楽しいのだが、浮き足立ってひとつに専念できないので、落ち着かないというデメリットもあった。

しかも、こっちはカメラを浴室に持ち込んで写真を撮りまくりときたもんだ。こんなことをやっているから、1年に1回デジカメを買い換えないといけなくなるんだと反省しつつも、やめられない。そんなデジカメはすでに5代目。

雪としぶちょお

ひととおりのお風呂を満喫し、「さてこれからどうしよう」と考える一同。あとは、全員家路につくだけなのだが、お昼ご飯をどうしようか、というわけだ。

「これはこれで満足感高かったけど、最後何かガツーンとパンチのあるものを食べて終わりにしたいよな。昨日の水沢うどんはパンチが無かったし、豊国館の宿飯もシンプルだったし」
「・・・上田の刀屋でチョモランマ、食べるか?」
「上田?遠いだろ、ここからだと」
「いや、行ける。1時間もあれば、行けるはず」

刀屋の蕎麦

で、この企画最後の「パンチのある食べ物」は、結局刀屋となった。抵抗するだておーを説得し、三人とも「大盛り」をオーダー。

ボリュームがあるけど、するすると食べられる。そして、最後までおいしく食べられる。刀屋の蕎麦に満足、胃袋も大満足。

※この時の模様は、「蕎麦喰い人種行動観察日記」「241 刀屋(2)」で報告しています。

というわけで、「ワカサギ釣り企画」のはずが、結局温泉三昧の旅となった。二泊三日で入った湯船の数、14。お疲れさまでした。



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