野反湖夏季天幕合宿

山盛り白菜

しぶちょおとおかでんで手分けをして料理を作る。草津のスーパーは値段が高く、品そろえがあまり豊富ではなかった。「うーん、どうしようかなあ」とうんうん唸りながら選んだ食材だ。

白菜とベーコンを鍋の中で交互に敷き、フタをした状態で火に掛ける「無水鍋」。

30分くらい放置しておくと、白菜から水分が出てしんなりとする。白菜の甘み、うま味が一切逃げないし薄まらないので、これが美味い。火にくべたまま放置しておけば良いので、楽でもある。

ただ、これだけでは味が薄いので・・・「これでもか、これでもか」と悪魔の形相でイタリアンハーブミックス、黒胡椒、カイエンペッパーなどを投入する。

ピタ&チキントマト

一方、しぶちょおが購入してきたのは、ピタ&チキントマトとかいう料理。

簡単!楽しい!

と書いてある。楽しませてもらいましょうか。袋状のパンに、トマトソースを詰めて食べるものらしい。

しぶちょおは、この具に海老を入れて海老チリにするんだと言う。メキシカンな料理のはずが、いつの間にか中華料理にしようという悪巧み。

雨の中調理中

「そこはもっとガーリックパウダーを入れた方が」

「真っ赤だから、どれくらい唐辛子入れたかわからないなあ。もう少し入れとくか」

という怪しい会話をしながら、調理を進めていく。

白菜の無水鍋

でき上がった、白菜の無水鍋。鍋いっぱいに入っていた白菜が、サイズが縮んで1/4になった。

とはいっても、結構な量だぞ、これ。相変わらず最適量の計算ができないわれわれ。

白菜の上に、明らかにスパイスと思われる何かクロっぽいつぶがたくさん。さあ今日もスパイシーナイトのはじまりです。

今朝のおみそ汁

今朝のおみそ汁、当然のごとく、まだ残っていたんだった。これ、ちゃんと食べないと。

中華風ピタパン

で、注目の中華風ピタパン。

炭火でピタパンを炙ってみる。美味そうに焼けたが、パンの水分が抜けてしまいガチガチになってしまった。

チリソースのほうは、無事海老さんが投入されて、海老チリになっとる。もちろん、辛さは抜群だ。

中華風ピタパン完成

完成図。美味そうだ。

サニーレタスなんぞを挟むと、よりおいしくなりそうだけど、まあ許せ。

ピタパンにかじりつく

「おう、スパイシー」

「こりゃ他人にはわからん味だな、われわれのキャンプだからこそできうる味だ」

二人とも、ガハハハと豪快に笑いながら辛くてぴりぴりする料理を貪る。

「こういうキャンプ、もう二度とできんかもしれんねえ。あともう一人、常識人がこのキャンプに加わったらもうできんぞ」

「辛いのに耐性がある奴をぜひ新メンバーとして加えないと」

豚タン

「料理ができるまでの間の場つなぎ用、付きだし」として豚タンを用意していた。

しかしよく考えてみると、調理をするための炭火スペースをこの豚タン調理で奪われてしまうので、「豚タンを食べつつ、調理を続行」というのはできないんだった。作戦しっぱい。

そもそも、「さあ食事しようぜ」という段取りになるのは、お互いの料理製作に目処が立ってから。あまり意味がない豚タンであった。

ビールが進むぜスパイシー!

まあいい。

兎に角本日もスパイシー!スパイシー!

ビールが進むぜスパイシー!

2003年08月31日(日曜日) 3日目

領収書を兼ねるシール

最終日の夜が明けた。

かに玉丼用の食材

今日の朝ご飯は、しぶちょおがかに玉丼を作るという。

早起きのおかでんが調理のスタンバイをしておく。

雲行きが怪しいけど

今日は雨が止んでいた。でも、またいつでも雨が降ってもおかしくなさそうな雲行き。

まきが二把残ったまま

キャンプの最大の楽しみの一つ、たき火。

いまだに放置されっぱなしになっている薪をいよいよ使う時が来た。雨がまた降り出さないうちに、使ってしまうことにする。これを使い切らないで、またリアカーで車まで運ぶのはあまりに面倒臭すぎる。

各自が作業

しぶちょおが料理を作っている間に、火おこしをするおかでん。

うーん、しまらんなあ、明るいところで火を焚いても、あまりワクワクしない。

かに玉

そうこうしているうちに、しぶちょおのかに玉ができ上がったようだ。

かに玉と、わかめスープ

本日の朝食。

かに玉と、わかめスープ。

さすがに昨晩までたくさんあった「前回の食事の残り物」は何も無し。あと、スパイシー路線から脱却し、至って大人しい食事だ。

そろそろ現実の世界に戻らないといけない。いつまでもスパイシーの海にぷかぷかと浮かんでいるわけにはいかんのだよキミイ。

といいつつ、実は唐辛子などのストックが残り僅かになったから、という理由もあるのだが。

朝食中

朝食。

早々に片付け開始

朝食後、さっさと片づけを始める。お昼頃までは滞在する予定だが、まとめられる荷物は早くまとめてしまう。

湖畔でゆっくり過ごす

暇なので、たき火を囲みながら読書。

夜だったら、たき火以外見る物がないのでたき火に集中する。そして、その複雑な炎の動きに感動するものだ。

しかし、こうやって晴れて明るい時にたき火をやると、なんだかさえないんである。

「うーん、いまいちインパクトが薄いなあ」

といいつつ、たき火をチラ見しながら週刊プロレスを愛読。

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