アワレみ隊奥のマゾ道

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2004年05月04日(火曜日) 3日目

【再掲】東北道の駅全マップはこちら
※事前に地図を確認して、どのルートで行くのが最短になり得るのか、考えてみよう。

ちなみに、随時新しい道の駅ができているため、2004年5月時点よりも増えています。現在の道の駅MAPと見比べながらこの連載を読破していくと、「ヘンなルートを通ってるな」「あれ?道の駅を一カ所飛ばしてるぞ」というところが随所にでてきますが、時代の流れということでご了承を。

健康ランド

3日目の朝を迎えた。目覚ましの音と共に06:30に起床。リクライニングシートではなく、平らなところで寝ることができたので非常に快適だった。今回の旅は、長丁場である上に車の運転を伴うので、睡眠をきっちりととれない事は事故に繋がりかねない。車中泊なんて、どんなトラブルがあったとしてもやっちゃいけないだろう。「車中泊で熟睡できます」という人がもし居れば、お目にかかりたいくらいだ。

健康ランドを後に

朝7時、朝風呂を堪能して身支度をし、健康ランドを後にした。今日も朝から、どんどん先に進んで行かなくてはならない。

「今日はね、懇意にしているキリンのタイアップということで、一番搾りTシャツを着用してんの」

おかでんの胸には、にっこりと笑ってピースサインをしている絵が描かれていた。

「うわ、でも着ておいて言うのも何だが、なんかこの笑顔どついてやりてぇ。朝っぱらからこんなニコヤカだと、何だか腹が立ってくるよな」

朝からなんともバイオレンスだ。

本日のルートをおさらい

さて、車を転がしながら、二人で本日のルートをおさらいする。

今日の最終目標は、「青森県内で行けるところまで行く」事になる。青森県に入ってからのルートは別途考えることにして、とりあえずまずは秋田県脱出までの流れを整理した。

「8.ことおか」からスタートして海沿いを北上、青森県境の「5.はちもり」まで進んで、そのまま青森県入りするかと思わせておいてUターン、青森の「24.ふかうら」をがっかりさせつつ「17.みねはま」にもどる。そこから内陸に入り、「2.ふたつい」>「1.たかのす」>「21.ひない」>「6.かづの」とすすむ。ここから、東北自動車道鹿角八幡平ICで高速移動し、青森県の碇ヶ関ICで下道に降り、もう一度秋田県に折り返して「4.やたて峠」をクリア。これで秋田県は終了だ。秋田県コンプリートまであと8カ所。

それから先は・・・いや、もう今時点では考えられない。一体どう進めばいいのか、さっぱりわからない。福島や山形のルート設定を「難易度1」とすれば、秋田で「難易度2」となり、青森は「難易度3」に確実にあがっている。もうこれは、先に進んだ時点で時計とにらめっこしつつ判断するしかない。なるようになれ、だ。

[05/04 AM07:44 No.033 道の駅ことおか(土笛の里) 累積走行距離1,303.1km]

本日も雨はばっちり降りまくり。昨晩からの雨は、一向に止む気配がない。まあ、ゴールデンウィーク中は天気が崩れやすいと覚悟は決めていたのだが、この天気には正直滅入る。長時間車で移動しているものの、車から降りる機会も多いため、確実に濡れてしまうからだ。

ことおか

諦めて傘を出せば済む話なのだが、頻繁にバサバサと傘を開け閉めするのも面倒だし、傘を後部座席から取り出して開くまでの間にどうせ濡れちゃうじゃーん、という予感もしたので傘無しでひたすらダッシュ。それ、ひさしのあるところに走れ。

こはぢゃソフト

手頃な記念撮影ポイントがなかったので、この道の駅で名物らしい「こはぢゃソフト」の看板の前で記念撮影。

胸に見え隠れする笑顔とピースサインが、相変わらず場違いだ。

こはぢゃとは、ナツハゼの木の実の事らしい。ナツハゼとは聞き慣れない植物だが、解説によるとブルーベリーの一種なんだとか。

「名物だろうが何だろうが、結局道の駅が開いていない事には何にもならんのだよな」

とつぶやきつつ、次の道の駅に向かう。

雨はどんどん酷くなる

雨はどんどん酷くなる。

「まいったなあ、これだと今晩もテント張るのは遠慮したくなるなあ」

途中、「道の駅みねはま」を素通り

日本海を若干眺めつつ、北上する。

途中、「道の駅みねはま」を素通りしていった。

「うほっ、道の駅をスルーすると何だかものすごい罪悪感を感じるわけだが」

「今、罪悪感したねぇ。しばらくしたらここに戻ってくる、って判っていても、本当にそれで良かったのかと自問自答してしまうねぇ」

「まあいい、これでみねはまは油断したぞ。『もう来ないだろうアイツら。さてはスタンプラリー諦めたな』と」

「油断したと思わせて置いて、おもむろに引き返すから、僕ら」

「三国志時代の策略みたいな感じだな。用兵の妙ここにあり」

[05/04 AM08:51 No.034 道の駅はちもり(お殿水) 累積走行距離1,355.5km]

本当に青森県境ぎりぎりのところにある、道の駅はちもりに到着。このまま北上して、青森県の「ふかうら」まで進んでしまいたいところだが、まだ秋田ステージが残っている。ぐっと堪えて、青森に背を向けなければならない。

はちもり

「まだ二つ目なのに、もう9時になりつつある・・・なかなか進まないねえ」

これからの先行きが不安になる。今日のスタートは朝7時、すなわち2時間でまだ2カ所しか回れていないことになる。

スタンプはシャッターの外

とはいっても、道の駅自体はこの時間になってもまだ開いていなかった。道の駅が始動しはじめるのは、大体朝9時を過ぎてからと相場が決まっている。

幸い、スタンプはシャッターの外側に設置されていたので、有り難くはんこをいただく。

「お殿水の水場」と書かれた矢印表示

さてここの道の駅は、別名「お殿水」というわけだが一体何かと思ったら、以前津軽の殿様が参勤交代でここを通った際、わき水を飲んだらめっぽう美味くて、「甘露、甘露」と褒め称えたという故事に由来するという。

そんな水ならば、ぜひ試してみないといけないだろう。実際甘露なのか確かめちゃる。

道の駅の脇に、「お殿水の水場」と書かれた矢印表示があったので、そちらに向かってみる。矢印の横に、「車での乗り入れは遠慮願います」という注意書きがあるところから、どうやらポリタンクいっぱいに甘露水を汲んで帰る人がたくさんいるということなんだろう。

お殿水のわき水

おっ、何やら人だかりがある。あれがお殿水のわき水らしい。

と、その手前に何やら気になるものが。

カンロカンロ

・・・やらずにはおれんのだな、こういうのを見てしまうと。

それにしても、カンロカンロ、っすか。

わき水を飲んでみた

われわれもわき水を飲んでみた。

「・・・どうだ、カンロカンロか?」

「とりあえず、カンロカンロ。でも、よくわからん」

「喉が渇いていればカンロなんだろうけど、こうも雨がどっちゃり降っているとねえ・・・」

「しかも気温が低いし」

結局、われわれ下民にとっては、お殿様が感じたカンロっぷりを理解することはできなかった。ペットボトルに詰めて持ち帰るという手もあったが、あいにくゴミは全て処分していて、手元にペットボトルが無かったので断念。

激流と戦う倉

洗面所に張ってあったポスター。

「激流と戦う倉」

だそうで。なかなか荒々しい字体だ。

土木屋のしぶちょおが興奮気味にポスターを写真撮影。

甘露甘露と口ずさむ

カンロカンロ

カンロカンロ

さっきから、車中でカンロカンロと繰り返し言いながら道中を先に進む。

[05/04 AM09:21 No.035 道の駅みねはま(ぽんぽこ101) 累積走行距離1377.3km]

先ほど「はちもり」に向かう際に素通りした、「みねはま」に戻ってきた。

みねはま

「今までで一番ありがたみの薄い道の駅到着かもしれん」

「何しろ一度通過したわけだからな」

タッチパネル式の情報端末

手元の資料によると、

「道の駅」と「おらほの館」には、それぞれタッチパネル式の情報端末が設置されており、峰浜村及び近隣町村の情報が簡単に引き出せます。特に道の駅に設置してある「秋田県道の駅ITS」では、秋田県内の気象情報、交通情報をリアルタイムで更新しています。もちろんインターネットに接続して観光情報やイベント情報を検索することもできます。

とえらく情報通信にチカラを入れている道の駅らしい。そりゃ楽しみだわい、と思っていたが・・・

紹介ビデオ端末が壊れとった。ま、それはいいとしても、張り紙が「ただ今、調整中につき操作できませんです。」という何となく面白い文章になっていたのが笑えた。ハイテクなムードから一転、「いや、実はワシらもあんまりそういうのは得意じゃなくって・・・時代の流れだから導入したんだけど・・・」という困っちゃった感が伺えて楽しい。

道の駅スタンプラリー完走証明書

「おお」

二人が思わず声を挙げてしまった。道の駅スタンプラリー完走証明書が飾られていたからだ。

平成12年度版の完走証明書だったが、そこには「完走した80駅」という記載があった。当時はまだ道の駅が少なかった事がわかる。

・・・たった4年で、26駅も増えたのか。乱立だな。年々、はっきりと目に見える形でスタンプラリー完走の難易度が上がっていくわけだ。

石川そば

朝の9時を回っているので、売店は営業を開始していた。売店では、地元の農家で採れた野菜や、自家製の食材が並べられていた。

「そうだよな、こういうのがわれわれの想像する『正しい道の駅』だよな」

「なぜか今までの道の駅って、もっと大規模な商業ベースっぽい商品が売られていたもんな」

峰浜特産、という「石川そば」に目が釘付けになったが、さすがに道中この蕎麦をゆでる機会もないだろう、ということで購入を断念。自炊ができるように車にはキャンプ用品一式を詰め込んでいるのだが、さすがにこの雨の中で使う気にもならない。

雨の中、セルフタイマーで記念撮影

雨の中、セルフタイマーで記念撮影。いい加減デジカメが壊れそうだ。この半月前、香港でデジカメがおしゃかになり、買い換えたばっかりだというのに。

ゴマプリン

しぶちょおはこの地で「ゴマプリン」を買っていた。後で味見させてもらったが、濃厚な胡麻の味でとてもおいしかった。

スタンプラリー台帳の最後のページが応募票になっているのだが、そこには各道の駅毎に「立ち寄った月日、時間、同乗者、滞在時間、道路情報端末利用の有無」など事細かに記載するようになっている。その中に「消費金額」という欄もあり、アンタ道の駅にどれだけお金を落としていったんだ?ああん?と聞かれているわけだ。

もちろん、ほとんどの駅では「0円」という記載になっているわけだが、それが重なってくると段々悪いことをしているような気になってくる。だから、こうやって時々物を買って、「罪滅ぼし」をしているような感じだった。

雨は土砂降り

雨は土砂降り、という表現に近かった。

「今日あたりは温泉宿に泊まるのも有りだなあ・・・」

という流れに車中は傾き始めた。

「泊まるんだったら酸ヶ湯温泉かな」

「いいね、(関東の)おかでんと違って(愛知の)僕は滅多にこっちにこれないんだから、酸ヶ湯温泉に泊まることができるんだったらぜひ泊まりたいねえ」

「千人風呂に浸かって、宿の食事で一献やって、明日に鋭気を蓄える。3日目だからそろそろちょっとしたぜいたくをしてもいいんじゃないか。東北で最北の県、青森だしな」

しかし、酸ヶ湯温泉は場所が悪すぎた。今日、このまま順調に進むことができれば、青森県に入ってそのまま弘前界隈の道の駅を当て続けに制圧し、「ふかうら」を往復して津軽半島あたりでフィニッシュするのが望ましい。頑張ったとして、津軽半島を回りきって、青森市街でフィニッシュだ。・・・そうしないと、翌日は下北半島ツアーが控えている。下北半島にある3つの道の駅を制圧するだけで、半日作業だ。今日、可能な限り先に進まないと、大幅な遅れを作ってしまう事になる。酸ヶ湯温泉なんかに宿泊してしまうと、とてもじゃないが今日中の津軽半島制覇は無理だし、弘前近辺の道の駅制覇だっておぼつかない。どう考えても得策ではなかった。

「・・・とりあえず電話してみっか」

「まあな、ゴールデンウィーク中だから混んでるだろ。有名な温泉地だし、多分予約でいっぱいだと思う。駄目だったら駄目で、先に進もうぜ」

というわけで、車中から携帯で酸ヶ湯温泉にTEL。

「今晩ですけど、泊まれますかね?」

「湯治の部屋でよろしければ、大丈夫ですよ」

あれっ、大丈夫じゃん。こちらか電話をかけておきながら何だが、やや呆気にとられながら予約の手続きをした。

「取れちゃったんですけど」

「うほほほ。取れちゃったか。運がいいな、俺ら」

意外だった。この旅行開始時点では、「温泉宿に泊まる」なんていう優雅な事はあり得ないと思っていた。いや、今朝の時点でもそんな考えは全く無かった。夜の10時近くまで走り回ってスタンプを集めている現状を考えても、とてもじゃないが温泉に泊まるなんて時間的余裕はあり得ないからだ。

「やぁ、それにしても困ったな。温泉宿に泊まるって事になれば、今日は遅くとも17時までには宿に到着しないといかんよな」

「そうだなあ。風呂入らないといけないし。飯もあるし」

「18時着、とかだったらがっかりだよな。到着してすぐにご飯食べてください!なんてのは」

「それは悲しいからやめたい。やはり一風呂浴びてからだろ」

「つーことは、だ。今日はあと8時間くらいしか時間が残されていないぞ」

「厳しいなあ」

「しかも、場所を考えると、今日は全然前に進めないぞ。あんまり先に進みすぎると、酸ヶ湯温泉まで戻ってこないといけなくなる」

さあそれから地図と格闘だ。今日は「いかに先に進むか」というテーマではなく、「いかに17時までに酸ヶ湯温泉に到着しつつ、効率よく今日中に道の駅を回ることができるか」というテーマに変更だ。いっそのこと、十和田湖の東側にある、「8.奥入瀬」や「6.しんごう」あたりまで攻め込んでしまおうか、という議論もなされた。こんなところに行ってしまうと、今日は数を稼ぐことができなくなるが、今後の円滑なスタンプラリー遂行にはある一定の役には立つだろう。

結論がでないまま、車は進む。

「酸ヶ湯温泉はありがたいんだけど、これがきっかけで企画途中リタイア、という事になりそうな気が激しくするんですけど」

「あり得るな、この企画の転機は酸ヶ湯で一泊してしまったことだった、なんて」

[05/04 AM09:59 No.036 道の駅ふたつい(きみまちの里) 累積走行距離1402.1km]

大雨の中、ふたついに到着。車に爆発物が発見された!危ない、逃げろ!という感じで、必死のおももちで建物にダッシュ。ここは建物が分散しているうえに、駐車場が広かったので相当濡れてしまった。

ふたつい

自分は濡れても、スタンプ台帳は濡らさないように上着の中にしまって走る。

ここで同じくスタンプラリーをやっている人に遭遇したのだが、その人は用意周到でスーツケース型のクリアケースにスタンプ台帳や地図一式を格納し、輸送していた。なるほど、あれだと濡れないし、汚れないし、ページが折れたりしない。気合い入ってるなあ。

雨の中記念撮影

道の駅の建物でスタンプを押したあと、しぶちょおがやってくるのを待っていたが、なかなか彼はこちらに来なかった。お手洗いに行ったのだろうか。

数分ほど建物の前で待っていたら、「うひゃー」と叫びながら雨の中をしぶちょおが全速力でやってきた。

「おかでんどうした?あっちの建物にスタンプがあったぞ?」

「えっ、こっちにスタンプがあったんだけど」

道の駅によっては、トイレと本館、双方にスタンプが設置されていることがあるらしい。お互いが、「スタンプは自分のところにある。いずれ相手がこっちにくるに違いない」と思いこんで待ちかまえていたというわけだ。とんだ時間の無駄だ。

雨の中三脚を立てる

こんな雨の中、三脚を立ててセルフタイマーで記念撮影するのはデジカメが危険だ。よって、建物のひさしがあるところで撮影となるわけだが、被写体がものすごく近いために見上げるようなかたちでカメラを設定する。

車に向けて走る

さて、記念撮影を終えたので、また車までダッシュ。車が置いてあるのは、観光バスのさらに向こう側だ。車に戻るまでにびしょぬれだ。

ちなみに、奥に見えるドーム型の建物は「ふるさと創生基金」で作った1億円トイレだったらしい。後になって判った。使ってみるべきだった、惜しいことをした。

[05/04 AM10:23 No.037 道の駅たかのす(大太鼓の里) 累積走行距離1414.8km]

道の駅たかのす

道の駅たかのす。ここには、ギネスブックに認定された世界一の大太鼓が飾られているらしい。その直径、3.8mというからばかでかい。一体そんな太鼓の皮ってどうやってつくったのだろう、全く想像ができない。

スタンプを押して、さっさと先に

太鼓の博物館に行けば、そのギネスブックの大太鼓を見ることができるらしいが、「本日17時までに酸ヶ湯温泉」という新たなミッションができてしまったわれわれはそれどころではない。

スタンプを押して、さっさと先に進むことにした。もったいないけど。

大太鼓がデザインされたスタンプ

道の駅たかのすのスタンプは、大太鼓が描かれていた。5人がかりで太鼓を叩いている。でけぇ。

「大太鼓の館」と書かれた看板をバックに

「大太鼓の館」と書かれた看板をバックに、記念撮影。カメラは濡らさないように建物の陰から、人間様は濡れるのを覚悟で雨の中。どしゃーっと降る雨のせいで、思わず二人とも妙な笑みを浮かべている。これが「苦笑」というものなのだな。
「いやぁ、すごい太鼓だったな」

車のハンドルを握ったしぶちょおが、思い出したかのように言う。

「さすがギネスブックに載るだけある」

実際は見ていないのだが、「見たことにした」。おかでんも話に合わせて、

「実に凄かった。腹に響いたもんな、デデデン、デデデンと」

「ありゃ腹なんてもんじゃないよ、体全体に響いた」

いい加減だ。

[05/04 AM11:01 No.038 道の駅ひない(比内鶏の里) 累積走行距離1433.3km]

11時をまわったところで、「ひない」に到着した。秋田市出発当初から、今日の重大な目標として計画していたのが「比内地鶏を食らう」ということだった。昨日は全然名物と呼べるものを食べることができなかったので、今日はぜひ口にしたいところだ。

ひない

道の駅ひないにはレストランが併設されている事は調査済み。しかも、ちょうど11時からオープンとなっていたので、絶好のタイミングだ。たとえばわれわれがあと30分早くこの地に到着していたら、時間が惜しいから比内地鶏は断念せざるを得なかっただろう。

「よーしよーし」

と気合いが入る二人。

裏口

気合いが入ったのはいいのだが、表口ではなくて裏口に車を停めてしまった。まあ、いいか。

比内の味覚

施設の中にはいると、比内の歳時記がパネルになって掲示されていた。そして・・・

「比内の味覚」

おおう。自在鍵に吊された鍋、炭であぶられるきりたんぽ、そしてあちこちに飾られている比内地鶏。

「食え。」

と言われているに他ならない。これはぜひ食べないと。われわれはスタンプを押すと、そのまま当然のようにレストラン入りをした。

メニュー1

17時までに酸ヶ湯温泉に到着しなくちゃいけないのに・・・なんて、この際関係ない。食うべきものは、食う。

メニュー2

あまりにうれしくって、メニューまで写真に押さえておいた。きりたんぽ鍋1,360円、比内地鶏鍋定食1,260円・・・と、先ほどパネルで勉強した「比内の味覚」がいっぱい。比内地鶏は柳川定食、親子丼、カレー、薫製、ラーメン、味噌ラーメンといろいろな料理に組み込まれていた。

比内地鶏鍋

こちら、おかでん注文の比内地鶏鍋定食。

出てきた瞬間に思わず一人でウェーブ。おいしそうだ。

比内地鶏親子丼

これはしぶちょお注文の比内地鶏親子丼820円。

二人で比内鶏

食べる。やっぱり普段食べ慣れている鶏肉と違い、非常に歯ごたえがある。で、鶏肉をごりごりと噛んでいると、うま味がでてくる。ああ、いいですなあ。おいしい。

二人の比内地鶏

考えてみれば、今日は一発目の食事だった。朝ご飯を食べていないことをすっかり忘れていた。身に染みる美味さ。こういう旅のトピックスがあるからこそ、「まだまだ先に向けて頑張ろう」という気になる。

ショートカットルート

食後、「ああ、おいしかったねえ」とくつろぎたいところだが、外は雨だし、そこら辺を散歩する気にもなれない。先を急ぐことにする。

秋田県も残すところあと2カ所。「やたて峠」は一度青森に入ってから逆襲する予定なので、「かづの」を先に攻める。

国道を離れ、やや強引なショートカットルートを採用。雨の中山越えを狙う。

[05/04 PM12:01 No.039 道の駅かづの(花輪ばやしの里あんとらあ) 累積走行距離1461.8km]

ショートカットの効果を僅かながら導き出したところで、道の駅かづのに到着。

道の駅かづの

ここは、お城のような作りになっているのが特徴的だ。敷地を取り囲むように建物が回廊状に造られている。まるで城塞だ。車は、その城塞の中に駐車することになる。非常に変わった作りだ。

スタンプを押す

スタンプを押す。

デジカメのバッテリーが心許なくなってきたので、乾電池をこの地で購入しておいた。あと半日頑張れば宿に泊まる事ができるので、充電ができたのだが惜しい。

ただ、途中でバッテリーがあがってしまいましたー、写真撮影はもうできませーん、ってなったら、がぜんおかでんはこの企画に対してやる気を失い、「もういいよ、企画中止中止」と言いかねない。写真を各地で撮影しているからこそ、モチベーションが続くという側面がある。

かづので記念撮影

かづので記念撮影。

さて、ここから東北自動車道に入り、一気に青森入りを果たす。なりふり構っていられない、お金をケチるくらいなら時間をケチれ。

青森県入り

青森県入りだー。

本州最北の県、そしてわれわれの東北道の駅スタンプラリーにおいても最北の県。

道の駅の数はともかく、ここまでくれば「折り返し地点」ということになる。さあ、今日はあとどこまで進めるか。

すぐに秋田に戻る

青森県に「すわ、アワレみ隊上陸!」と警戒させたところで、その裏をかく。碇ヶ関ICで東北自動車道から下道に降り、また南下を開始だ。秋田県との県境を少し秋田側に入ったところにある「やたて峠」を目指す。

先ほど「青森県」の標識を見たばかりだというのに、今度は「秋田県」とかかれた看板を見ることになった。

ちなみにこの看板、「秋田犬」が描かれていた。「そうか!秋田けん、ということでダジャレか!」と思わず声を挙げてしまった。

ただ、後で知ったのだが、「秋田犬」は「あきたいぬ」と呼ぶのであって、「あきたけん」と呼ぶのは間違いらしい。ダジャレではなかったようだ。

[05/04 PM12:58 No.040 道の駅やたて峠(天然杉といで湯の里) 累積走行距離1511.4km]

碇ヶ関ICから降りて約10分、秋田県最後の道の駅、やたて峠に到着。これでコンプリートされた県は秋田、山形の2県ということになった。

やたて峠

・・・案外少ないな、まだ。

福島はあと半分残している。これは、最終日にぐぐぐいと片づけることになるはずだ。順調に行けば、の話だが。

小きれいな洗面所

施設の外れに車を駐車してしまった。このまま濡れて建物まで走るのも面倒・・・と思ったら、目の前に何やら小きれいな洗面所がある。地元紹介用のVTRを流すモニタもあるようだ。えてしてこういうところにスタンプって置いてあるもんだよな・・・と中に入ってみると。

スタンプ発見

ほらやっぱりあった。

だんだんスタンプに対する嗅覚が鋭くなってきたらしい。あまり今後には役立たない才能だが。

記念撮影

ちょうど展示ディスプレイの上に「やたて峠」と書かれたので、コレ幸いと記念撮影もここで行う。

道の駅を後にする

結局、「道の駅やたて峠」ってどんな施設だったのかさっぱりわからないまま、車に戻った。

資料によると、レストランがあったり大浴場があったりするらしいのだが、アワレみ隊にとっては「ディスプレイと、洗面所しかない道の駅」という認識になってしまった。

青森県碇ヶ関村

さっき通った道を逆戻り。あらためて、青森県碇ヶ関村に侵入。

先ほども青森県の地を走っていたわけだが、「秋田県を全てクリア後、青森県入り」というのはちょっと感慨深い。県境で車を降り、写真撮影をしておいた。

さてこれからの行程だが、先ほど比内地鶏を食べながら議論を重ねてきた。

これから「16.いかりがせき」>「7.ひろさき」と進んだところで、高速道路に入る。そして、高飛びをして一気に「15.浅虫温泉」まで向かう。そして、またすぐに高速道路で戻り、「10.なみおか」「23.つるた」「17.いなかだて」あたりを攻める。この対象は、時間見合いとし、「17時に酸ヶ湯着」という目標が達成できないようであれば一部翌日に回す。同様に、「3.虹の湖」も同じ扱い。そして、17時には酸ヶ湯温泉着、17時半には湯船、という段取りだ。

効率の良いルートではないが、高速道路を最大限活用して時間短縮を図るということと、「時間がヤバいならば翌日に回す事も可能」な道の駅を後半に固めておくことで「17時厳守」の体制を作ることができる。明らかに酸ヶ湯温泉シフトだ。昨日までの「少しでも数を稼いでおかなければ」というスタンスとは異なる。憧れの温泉に行く、というのもあるが、雨にたたられっぱなしで少し弱気になっていたのかもしれない。

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