アワレみ隊奥のマゾ道

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2004年05月05日(水曜日) 4日目

【再掲】東北道の駅全マップはこちら
事前に地図を確認して、どのルートで行くのが最短になり得るのか、考えてみよう。

ちなみに、随時新しい道の駅ができているため、2004年5月時点よりも増えています。現在の道の駅MAPと見比べながらこの連載を読破していくと、「ヘンなルートを通ってるな」「あれ?道の駅を一カ所飛ばしてるぞ」というところが随所にでてきますが、時代の流れということでご了承を。

酸ヶ湯温泉の朝

夜が明けた。

今日は天気が回復していた。昨日の濃霧は跡形もなく消えうせ、宿の前の駐車場に出ると建物がくっきりと見えた。

宿が駐車場を取り囲むように作られているため、背後にあるはずの八甲田山までは見ることができない。

東北道の駅スタンプラリー、6泊7日の旅ということなので今日の午後からが後半戦になる。まだ今朝の時点では前半戦という位置づけだ。つくづく長丁場だ、あれだけ走り回ってもまだ全日程の半分程度しか消化していないのか。

呆れるが、制覇した道の駅はまだ46カ所ということで、106カ所の半分に達していない。今日午前中に追加される数駅を考慮しても、半分には到達できないだろう。ということは、後半戦では今まで以上のハイペースで前進していなかいと、企画達成が無理ということになる。

・・・あれ。

いつの間にか、「企画達成に向けて」物事を考えるようになっていた。スタート当時では、「絶対にクリアは無理だ」という前提で、薄ら笑いを浮かべながらハンドルを握っていたというのに。

数々の道の駅を進んでいるうちに、だんだん「これを『やっぱり無理でしたー』とお笑い企画で終わらせるわけにはいかない」という使命感が沸いてきた。ここまできたのだ、クリアしなければ。クリアできなかったら、一生の悔いになりそうな気がする。

そのためにも、今日午前中・・・前半戦最後の行程は非常に重要なわけだ。13時50分までに蟹田到着が必須。それまでに、「ふかうら」まで進んだ後に津軽半島をぐるりとほぼ一周しなければならない。ここでフェリーに乗れなかったら、ますます企画達成は困難となる。

われわれは、朝6時過ぎに起床し、朝風呂に入って気合いを入れ直した後荷造りを済ませ、万全の体制で朝食会場に向かった。食べ終わったら、即座に出陣だ。

売店

食堂に向かう途中、売店の横を通り過ぎたら朝7時だというのにもう営業開始していた。そっか、自炊部の人たちが「醤油が切れた!」とか「食材を買いたい」と言ってくる可能性があるからか。

昨日から気になっていた「とん汁150円」だが、確かにレジカウンターの横に鍋が置いてあって、まさにおばちゃんがお玉でぐるぐるかき混ぜていた。

朝食はバイキング形式

朝食はバイキング形式になっていた。

こういう老舗な温泉旅館でバイキングというのはちょっと意外だった。

「道の駅むらやま」でひと皿バイキングをやったのに続いて、この旅においてバイキング二回目。旅路を急がないとけないのは重々承知だったが、「バイキング形式です」と判明した瞬間、「カーン」とゴングが頭の中で鳴り響いてしまった。

まずは全体を物色して、お皿の大きさを確認して、何を盛るかを暗算。

土地柄か、お漬け物がたくさん並べられていた。そういえば一昔前は、青森は漬け物消費量が非常に多くて、胃ガンで死亡する人がダントツで多かったんだよな。今は随分様変わりしたらしいが。

しぶちょおの盛り

しぶちょおの盛り。

ご飯の盛りは旅館の人がコントロールするため、てんこ盛りにはなっていない。それにしても、お皿にあれこれ詰め込みましたって感じがしてとてもバイキング的でよろしい。

おかでんの盛り

こちらはおかでんの盛り。

しぶちょおよりは大皿の上が整然としていて量が少ないように見えるのだが、脇を固めるかたちで小皿が3つも。結果的に相当な量になってしまった。

いや、バイキングを見てしまうと、可能な限り全種類取りたい!っていうキモチになってしまうんですよこれが。

酸ヶ湯温泉を出発

朝から豪快に食べ、飲み、・・・あ、お酒は飲んでないぞ・・・、かつ迅速にチェックアウトだ。

7時28分、酸ヶ湯温泉を出発。もう少しゆっくりといで湯を満喫したかったところだけど、この旅を続ける限りはそんなものは無理だ。はなから諦めております。

八甲田の山裾

朝早いということもあって、ドライブは非常に快適。

周りにたくさん残っている雪を眺めながら、八甲田の山裾を下っていく。

本日の行程をおさらいすると、

「23.つるた」>「14.もりた」>「24.ふかうら」>「11.十三湖高原」>「20.こどまり」>「19.みんまや」>「12.いまべつ」>13時50分蟹田発下北汽船乗船>「4.わきのさわ」>「5.かわうち湖」>「18.よこはま」>「21.みさわ」>この先、その日のうちで行けるところまで行く

という段取りだ。津軽半島、下北半島を義経の八艘飛び状態でぴょん、と跳ねないといけない。本州最北端ゾーンを今日は完全制覇、というわけだ。さて、先は長い、急ごう。警察のお世話にならないスピードで。

[05/05 AM08:21 No.047 道の駅 つるた(鶴の里あるじゃ) 累積走行距離1744.3km]

出発から案外時間がかかり、結局1時間近くを要して本日最初の道の駅に到着した。短距離とはいえ、高速道路に乗ったりしてあれこれ策を弄したのだが、思ったより距離があったな。蟹田到着まであと5時間半。

道の駅 つるた

昨日は天気のせいで見ることができなかった、岩木山がばっちりと見えていた。周りに山がない独立峰なので、非常に雄大だ。青森県のシンボルとしてふさわしい感じを受ける。

山の上はまだ雪がびっしり。登山ができるようになるのは7月前後頃になるのだろうか。

丹頂鶴の絵

「鶴田」という地名の影響だろう、道路看板や建物に丹頂鶴の絵が描かれていた。

スタンプ

この道の駅ではスタンプが用意されていた。やはり、スタンプ済みの紙が置いてあるのとでは全然うれしさが違う。朝一発、さい先が良いねぇといいつつ、ぱこんとスタンプを押す。

ボードの前で一枚

記念撮影、ということで「鶴の里あるじゃ」の名前の由来を書いたボードの前で一枚。しかし、光の加減で何も写っていなかった。意味無し。

このボードには、確か「あるじゃとは、どっかの言葉をつなげた造語で、要するに鶴の羽根ってこった」みたいな事が書いてあったはず。ふーん。

[05/05 AM08:44 No.048 道の駅 もりた(アーストップ) 累積走行距離1758.9km]

なにやら怪しい地球儀のようなものが目印になっていた、道の駅もりた。「アーストップ」というサブタイトルが付いているし、地球をピーアールしたい模様だ。

アーストップ

「日本のへそ」と名乗る場所は日本全国あちこちにあるが、まさかここは「地球のへそ」とでも名乗ろうというのか、と軽い衝撃を受けたのだが、さすがに球形の地球で中心地を名乗るのは無理がある。実際、そのような向こう見ずな主張はしていなかった。

道の駅 もりた

「なんだろう?」

「さあ、何だろう?」

とお互い首をひねりながら施設をうろうろしたが、結局原因不明。近くに「つがる地球村」というキャンプ施設があるので、それと関係があるのだろうけど。

・・・と思って、家に帰ってから調べてみたら、ようやくわかった。「つがる地球村」の敷地の先端にこの道の駅が位置することから、「アーストップ」なのだと。なんじゃそりゃあ。

記念撮影

この道の駅は夜間用スタンプ紙が用意されていた。看板を出してくれているあたり、ちょっと親切。せっかくなので、記念撮影をここで行う。

なんだか訳のわからない構図になった。

日本海

さあ、車は一路ひた走り、日本海だ。もう昨日で終わりかと思ったが、まだそうはいかない。もう一度日本海を拝まないと。今日で本当に日本海とはおさらばだ。

これから向かう「ふかうら」は、ぽつんと離れたところにあって非常に悔しい位置関係だ。ふかうらまで進んだら、また今来た道を「もりた」のあたりまで折り返し、津軽半島に入らなければならない。一往復だ。

こんなところは、ついついアクセルを踏みたくなる気分だが・・・。

「あっ、警察だ!青森県警、こんなところで!」

鰺ヶ沢町の市街地で、今まさにお巡りさんがねずみ取りの準備の真っ最中だった。

「うわぁ!また警察だ!」

警察恐怖症になりつつあるおかでん、トラウマが蒸し返しになって思わず助手席で叫ぶ。もう、兎に角われわれは取り憑かれたかのように毎日ねずみ取りの警察を見かけている。見ていない日が一度もない。東北全域に渡って、このGWは取り締まり強化週間ということで各県警本部は足並みをそろえてガチガチに取りしまっとる。

もちろん、われわれが相当な距離を毎日走っているので、ねずみ取りの遭遇率が高くなるのは当然のことだ。とはいっても、毎日遭遇していると何だか薄気味が悪い。マークされてるような被害妄想に陥ってくる。

「帰り道は特に気をつけないと」

「帰りはおかでんの運転だぞ?またこの間のように難癖つけられて呼び止められるかもしれないぞ?」

「うわ、それは絶対いやだ。帰りは道をかえよう」

近寄らぬが吉だ。悪いことをしてなくても、濡れ衣をきせられてはたまらない。

[05/05 AM09:24 No.049 道の駅 ふかうら(かそせいか焼き村) 累積走行距離1791.9km]

ようやく「ふかうら」に到着。9時を回っているので、もう道の駅は営業を開始していた。ようやく、「スタンプ紙」から解放される。こちらも、気合いを入れ直すひとときだ。

スタンプ紙の場合、ゲットして車に戻ってからは、スタンプ台帳にサイズがあうようにハサミで整形し、糊で接着するというクラフトワークがある。揺れている車中、これがちょっとだけ面倒くさい。「いいや、後でまとめてやろう」と思っていると、うっかり紙を紛失してしまった、なんて事があるのでできるだけ早く貼り付けておかないと不安だ。しかも、ある程度しっかりのり付けしておかないと、途中で剥がれる恐れもある。

道の駅 ふかうら

「後でぱらぱらめくってみたら、山形県の道の駅のスタンプ紙が剥げていて行方不明」なんて事になったら、もう一瞬にして髪の毛が真っ白になってしまうだろう。

いか焼き村

「いか焼き村?」

この道の駅は、「いか焼き村」を名乗っているらしい。駐車場には、なぜかシュノーケルをつけたイカがお出迎えしてくれていた。

イカ村ではなく、「焼き」と調理法を指定しているあたり、「いか焼き」にこだわりがあるらしい。「あの、僕イカ刺しが好きなんですけど」なんて言おうものなら、「ああ?うちはそんなもの置いてないよ、別のとこ行きな」と追い払われそうな感じがしなくもない。どきどき。

いかがたくさん並ぶ

わ、噂をすれば、軒先にはたくさんのいか焼きが!

・・・なわけはなく、生のイカが発泡スチロールにてんこ盛りにされていた。これからこいつらはいか焼きにされるのだろうか。

とてもイカ料理に惹かれたのだが、何しろ時間がない。13時50分、蟹田を忘れるな。あと残り時間、4時間。13時50分は出航時刻だから、乗船手続きの手間を考えると実質13時30分には到着していないとアウトだ。うわ、ちょっと厳しくなってきたか。まだ津軽半島一周の旅が残っているんだけどな。

施設の中を足早に歩く

スタンプを見つけ、ぺたりと台帳に押したらそそくさと退却。ホント、スタンプを押すためだけのためにこの遠路までやってきたんですよ僕ら。信じてくださいよ。

さあ、タイムトライアルは佳境に入ってきたぞ。スピードは押さえ気味を心がけて、津軽半島に突入だ。

左折して津軽半島

「ここで曲がっちゃってもいいんじゃないか?」

カーナビが指し示しているルートよりもずいぶんと手前で、左折して津軽半島に入る事にした。カーナビは極力大きな幹線道を通ろうとルート選定する癖があるが、その指示通りに進むとえらく遠回りになる事がある。

そもそも、このパイオニア製のカーナビ、自走位置の精度は非常に高いのだがルート選定があまり賢くない。特に、目的地に向かう途中に立ち寄り地点を複数設定すると、途端に「うわぁ、難しすぎてもう駄目」と知恵を絞った形跡が全く見受けられないルートを引っ張るのでわれわれの不興を買っていた。

パイオニアのナビでガイダンスをしてくれる女性キャラは「ナビ子」と言うのだが、しぶちょおから「おい!ナビ子!いい加減にしろよ、お仕置きするぞ!」と頻繁に叱りつけられていた。どんなお仕置きがなされるのか、あれこれ想像たくましくしてしまったが、どうやっても二次元のナビ子さんを三次元のしぶちょおが折檻する様が想像できず、苦笑いしてしまった。で、「どうせなにもできないんだろう人間どもめ」と見下していたのかどうかは知らないが、ナビ子は相変わらずニコヤカに「300m先、左方向です」と語りかける。くそ、完全に「蛙の面に水」状態だ。

酸ヶ湯温泉出発時では、ナビは蟹田到着を14時50分頃と予測していた。すなわち、フェリーの時間より1時間遅れ、というわけだ。しかし、この時点ではずいぶんと時間が短縮され、14時頃には到着できる見込みと表示されていた。でもまだフェリーには乗り遅れだ。もう少し頑張らないと。

なぜこのような予測時間の短縮が実現できているかというと、決して暴走しているからではない。このナビでは、「一般道を走る際は時速30km平均である」という設定にされているからだ。40km/hや50km/hで走っていても、信号待ちなどがあるので結局一般道は30km/h程度でしか走ることができない。故にの設定なのだが、この本州最北端の県はありがたいことに信号があまりなかった。おかげで40km/h平均で走ることができた場合、当初想定よりも1.3倍ほど時間が短縮できる、というからくりだ。

もちろん、それに加えて「ナビ子!なにやってんの!」と言われながら、ナビ子が指定しないショートカットルートに突撃しているわけで、これもまた時間短縮に奏功する要因となっている。

ナビの道

周りは何もない道を走る。

自衛隊の演習場があるような場所で、人家など存在しない。せいぜい、所々に畑がある程度だ。最果ての地に来た感が漂ってきだした。

道は真っ直ぐだし、車は全然すれ違わないし、周りに何もないし。ついついスピードを出したくなるが、いや待て、こんなところに青森県警が隠れていないとも限らない。アクセルは控えめに。

運転席と助手席で声をかけあいながら、スピードの出し過ぎには注意を払った。急いでいる時こそ、危険だ。

[05/05 AM10:34 No.050 道の駅 十三湖高原(トーサムグリーンパーク) 累積走行距離1857.0km]

十三湖を回り込むかたちで、道の駅十三湖高原に到着。これで50カ所目。まだ先は長い。

道の駅十三湖高原

建物は牛が目印になっていた。なんだあの牛は。目が点になっていて、なんともお間抜けだ。

鯉のぼりがシシャモ状態

そういえば今日は子供の日だったんだよな・・・

と、今頃になって思い出す。鯉のぼりがシシャモ状態になてつり下げられていた。あちこちの道の駅でこの「シシャモのぼり」を見かけたが、遠くから道の駅を判別する良い目印となった。

50カ所目のスタンプ

んでは、50カ所目のスタンプをぺたりと。

十三湖ではしじみが名産ということで、この十三湖高原においてもしじみラーメンなどのしじみ料理が食べられるという。しじみラーメン、非常に魅力的だ。

しかし、まだフェリーの時間が予断を許さない状態なので、残念ながら辞退。

とはいっても、「お昼ご飯を食べる暇はなさそうだけど、なんとかフェリーには間に合いそう」な雰囲気になりつつあるので、少し気が楽になってきた。

展望台から十三湖方面

展望台から十三湖方面を眺める。普通、湖の湖岸に道があるものだが、この十三湖はほとんど湖岸に道がない。そのため、ほぼ半周ほどこの湖の周りを車で走ったが、その姿を見かける事はあまりなかった。

展望台にのぼって、ようやくこんな感じで僅かに見える程度。

それにしても、「十三湖高原」と言っているが、ここって海抜50mもない場所のはずだ。高原の定義がわからなくなってきたぞ。

モー林公園総合案内板

「モー林公園総合案内板」の前で記念撮影。

もう4日目にもなると、「道の駅○○」と書かれている何かの前で写真を撮らなくちゃ、という気がうせてきた。探すのが案外面倒くさい。適当に固有名詞が入っている看板で撮影しちゃっても問題あるまい、という認識。

がぜん荒々しく

今までののんびりとした雰囲気とは一変して、海沿いの道に出たらがぜん荒々しくなっていた。うち寄せる白波、ごつごつした断崖。

「いいねぇ、旅情だねえ」

二人とも感心する。

「やっぱり北の国はこうでないと駄目だな」

演歌の影響なのか、どうかはわからないが、われわれにとって「北」とは、殺風景で、荒々しくなければいけないという思いこみがあるようだ。

[05/05 AM11:04 No.051 道の駅 こどまり(ポントマリ) 累積走行距離1875.8km]

こどまり

海沿いの道を楽しみながら進んでいった先に、「こどまり」があった。まだ比較的新しい建物だ。

円柱形の水槽

建物内のデザインも一風変わっていて、吹き抜けになっている場所には漁船、大漁旗などが陳列されていた。そして中央には円柱形の水槽がある。中には、イカがたくさん泳いでいた。

さきほどの「ふかうら」といい、この辺りはイカがよく採れるらしい。

注意書き

水槽に書いてあった注意書き。

なぬ!イカは噛みつくのか。しかも今日は5月、まさにかみつく期間中ではないか。

絶対にさわらないでください、と強く念押ししているところをみると、よっぽど噛まれると痛い目にあうようだ。アリンコに噛まれるのとは訳がちがうらしい。

幼稚園の時、ハムスターに思いっきり噛みつかれて大流血したことがあるのだが、それとどっちが痛いだろう?気になるので、しぶちょおに実験台になってくれるよう懇願してみたが、見事に断られた。

ごろつき

お前らか。噛みつくと噂のごろつき共は。

・・・でも美味そうだな。

ざばっと水槽から手づかみして、その場で刺身にして食べてしまいたい。嗚呼。

記念撮影は観光案内図

イカへの情熱を断ち切りつつ、こどまりを後にする。記念撮影は観光案内図にて。このすぐそばの浜辺は海水浴場になっていて、夏になると人でにぎわうと知ってちょっとびっくり。

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