2005年10月16日(日) 3日目
最終日3日目。今日も朝いちで現地入り。11時からステージイベントがあるので、それまでの1時間で屋内競技場の展示ブースを見て廻らないと。
今日の予定はこれ。
3日目
■オープンスタジアム&アイスアリーナ
10:00~21:00
物販ブース、飲食ブース、縁日・展示ブース、どう券交換所、臨時郵便局など
■ステージイベント
11:00 藤村&嬉野“本日の日記”
~ どうでミー賞 作品放送~
13:30 ユメチカLIVE <OLD>
14:00 トークイベント 昼の部
~どうでミー賞 作品放送~
17:30 ユメチカLIVE <smarttail>
18:00 トークイベント 夜の部&樋口了一LIVE(20:00頃終了予定)
われわれはまず10時ちょうどに屋内競技場に入り、アリーナに展示されているどうでしょうゆかりの品々を見ることにした。昨日も屋内競技場に行ったが、料理を食べるだけで時間切れだったから。
朝から人がいっぱい。で、その人達はみな一様にどうでしょう藩士な訳であり、他人からしたら何の変哲もない衣装やらスーパーカブやらに歓声を上げているのだった。写真撮りまくり。写真撮影渋滞ができる展示物もあったくらいだ。
どうでしょうゆかりの品についていちいち説明をしても、知っている人からしたら「当たり前」の話だし、知らない人からしたら「訳がわからん」話になってしまう。よって割愛。
ムンクさんがこちをじっと見ているけど、割愛。
大分県の「姫だるま」を売るブース。大人気で、受注生産でも追いつかない、ということで申し込みを打ち切っていた。
水曜どうでしょうの美術関連を請け負っているBg Beeという会社のブース。どうでしょうのDVDパッケージデザインや、テロップの独特の毛筆書体などを担当している。
ブースには、ひたすらどうでしょうで使われた毛筆テロップの再現版を作成している人がいた。
26種類ある毛筆書体。三日目ということもあってか、すべて「売り切れ御礼」の千社札が張ってあった。
「ヒゲでデブはだめなのかよ」とか「お前のおふくろ轆轤で回してテッカテカにしてやっかんな」などの名言そろいなのだが。もし売っているものがあったら、ついつい買ってしまったと思う。
テロップ発注表も展示してあった。よくぞまあこんな裏方的な資料まで保存してあったものだと感心させられる。執念だな、これは。
おそらく、これはディレクターからBg Beeのような会社にテロップを発注する際に使ったものだと思う。テロップなんてディレクターが手元の編集機材でちょちょちょいと入れるものだと思っていたが、実際は外注していたというのには驚きだ。フリップを外注するというのは理解できるのだが。テレビ業界、奥が深いなあ。
そのテロップ発注表。「ウィリーする大泉洋」と鉛筆書きされている。
ローソンの出店があった。ローソンは水曜どうでしょうのDVDを独占販売していることから、どうでしょうとは蜜月関係にあるコンビニ。今回の出店もその関係を買われての事だろう。
「LAWSON屋敷」と書かれた看板が掲げられている。「屋敷」の文字は先ほどのBg Beeに発注したものと思われるがどうだろう。なぜ「LAWSON屋敷」なのかというと、水曜どうでしょうファン(=どうでしょう藩士)がDVD新作の予約開始日になったら早速予約しに行く(=討ち入りに行く)ことからローソンは「屋敷」なのだった。吉良上野介の屋敷と一緒の感覚。
討ち入られる側のローソンだが、特に意に介していないらしく堂々と「LAWSON屋敷」を名乗っているあたり潔い。
お品書きが掲示されているめずらしいコンビニ。
さすがに通常価格というわけにはいかず、イベント価格になっているのはご愛敬。500mlペットボトルが200円など。でも、考えて見りゃ仕方が無いことだ。なにしろこのイベント、通貨は「どう」だ。「どう」は100どう単位でしか扱っていないので、百数十円のジュースをそのまま売るわけにはいかないのだった。
三日目最終日ということもあってか、売り切れが出始めていた。売り切れていたのは「祭り特製かけうどん」と「祭り特製焼きそば」、そしてなぜか「おでん」。「祭り特製」ということだが、どんな特製品だったのか気になる。
よく読んでみると、色紙が売られていたり、懐中電灯が売られていたりなかなか面白い。イベント向け店舗は売る物を絞り込んでいるわけだが、なるほどと納得するものが多い。生理用品が売られているなんて、男からしたら思いつきもしない商品ラインナップだ。でも、考えてみたら売られていて当然なんだよな。
祝幕の内弁当、祝おにぎりといった「祝」が先頭につくメニューがあるので何かと思ったら、通常の幕の内弁当などに「祝!水曜どうでしょう祭」というラッピングがされているものだった。
最終日にして非常に快晴。三日間の中で最も天気が良かった。
今日も早くから現地入りしたこともあって、スタンド席の良い位置を確保することができた。ただそれは、長い「座りっぱなし」との戦いでもあるのだが。
ばばろあと交代交代で昼ご飯を食べる事にする。
真駒内屋外競技場の中に、併設レストランがあったのでそこでお昼ご飯をとる。
「レストラン雪の五輪」だって。時代を感じさせるネーミングだ。
熊がラーメン食っとる。
「スポーツの前に スポーツの後に たのしいお食事を・・・」と書かれている。でも絵は熊だから、差し詰め「冬眠の前に 冬眠の後に たのしいお食事を」だな。
カレーライス500円、味噌ラーメン520円
なぜか二つも食べてしまった。何でこんな食欲旺盛だったのかは覚えていない。天気が良くてご機嫌だったからだろうか?
それにしても味噌ラーメン520円は安いと思う。鉄鍋で出てくるところが情緒あふれている。一方カレーは普通、というか味噌ラーメンに比べて割高感あり。
会場は大入り満員。金曜、土曜よりもはるかに多い。日曜日ということで、この日一日だけ参加という人が結構いたようだ。スタンド席は満席、アリーナ席も人、また人。
それを見て、「ああ、三日間通しで見る事ができた自分はとっても幸運だったんだな」と思った。忙しい中休みが取れて本当に良かった。
とはいえ、金曜日の休みに続いて月曜日まで休むわけにはいかなかったおかでん、昼のステージが終わったところで退却。夜のステージは諦めて新千歳空港へ。
会場から直行のシャトルバスが出ているので、それに乗って空港へ。シャトルバス乗り場だけでも相当広いスペースを確保していて、つくづくこのイベントのすごさがわかる。
新千歳空港。時間の余裕があったのであたりをふらふらと。すると「北海道まるごとバイキング」なんてお店があって、激しく惹かれる。結局入らなかったけど。
面白いのが、「+200円で北海道牧場牛乳飲み放題」と書かれていた事。そうかぁ、北海道になると牛乳が飲み放題になるんだな。
ちと時間が早いが夕飯食ってから東京に戻ろう、ということで、ジンギスカンのお店に入った。
一人ジンギスカンのはじまりはじまり。うひゃー。昼あれだけ食べた後なのに何やってるのよ。
いや、でも羊肉は高タンパク低カロリーだから安心、とかなんとか言ってみる。
でもビール飲んじゃ結局一緒でしょ、と言われそうだが、ジンギス食ってビール飲まないわけがないでしょう奥さん。ほれ、ごきゅごきゅごきゅっとな。
あと、ラム肉の串焼きをぐわしと歯でこそげ落として、むしゃむしゃと。
勢いづいたおかでん、ビールだけでは済まなかった。「ジョッキワイン」というのを発見したので頼んでみた。多分かち割り氷がいっぱい入ったサワー的な風情なんだろうと思っていたら、うはー、ジョッキにまるまる赤ワインが入って出てきたぞ。400ml近くあるんじゃあるまいか。誰が飲むんだよ、これ。あ、俺か。
そんなわけで、最後はへろんへろんに酔っ払って北海道密航ミッションを完遂し、東京へと引き上げていったのだった。
イベントとしては非常に面白かった。高揚感がハンパ無かったのが良かった。「あの!」水曜どうでしょうがイベント!というのは、参加者一人一人を燃え上がらせたのだった。イベントやって当然、という職業柄のミュージシャンのライブなんかとは多分テンションがちがうと思う。
次回どうでしょう祭が行われたら参加できるかどうか分からないが、できれば参加したいと思う。
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