次に、しぶちょおお手製の豚肉の塩漬けを炒める。
そこに豆腐をどばー。おお、ようやくちゃんぷるーらしくなってきたぞ。
豚肉と豆腐に火が通ったところで、先ほどの炒り卵とゴーヤをフライパンに戻してちゃんぷるー。味付けをして完成。あらら、最初はどうなることかと思ったゴーヤチャンプルーだったが、きっちりと素直にすくすくと成長しちゃってからに。うまそう。
うまそうといえば、こちら、ダッチオーブンでじっくり火を通していたタンドリーチキン風串焼きも完成した。いい色に色づいているじゃあないですか。
これで夕食完成。
ちょうどダッチオーブン調理とフライパン調理が同時に終わったのでタイミングが良かった。
ランタンの下で、湯気を立てる料理たち。早く食べようぜ。・・・写真を撮影してから。
ダッチオーブンの上に置いておいたアルミホイルの「お楽しみ玉」。何が入っているのかといえば、短冊切りした人参としし唐辛子でしたー。
これも適度に蒸されておいしそうにできあがっております。シンプルに塩でどうぞ。
料理を食らう人達。
うまいうまい、ビールが進む進む。
お楽しみ玉の一番大きいのは最後に登場。中にはじゃがいもと人参が入っている。じゃがいもに火を通すための時間差攻撃。ああ、シンプルだけどうめえ。ほくほく、という擬態語は非常に陳腐だけど、今だったら言える、これはほくほくだ、と。
「最後なんか甘い物が食べたいね」
とばばろあが言い出した。何を言うのかと思ったら、食料庫からポッキーを引っ張り出してきてお皿に並べだした。
甘い物を普段全く食べないおかでんとしては驚嘆に値する行為。もちろんばばろあは大食漢ではないのだが、甘い物は別腹というのを地で行く実践活動。
食後、まったりとする一同。
料理はすべて食べ尽くした。ご飯だけは残ったので明日の朝に回すことに。ご飯は一人1合換算で炊くと、大抵余る。酒飲みおかでんがほとんど食べない、比較的小食なばばろあは少量で十分。あとは頼れるエース・ご飯食いのしぶちょおが残りを食べるということになる。
多分、2008年のこの当時だったら3人いて2合炊いたらちょうど良いか若干足りないくらいだろう。2012年の今(これを書いているのが2012年なのだ)だと、もっと少なくなっている。ご飯食いのしぶちょおの食事量が減ったため。3人で1.5合がちょうど良いかもしれない。
雨が降ってきた。こりゃどうしたもんか、と思案顔のおかでん。テントがしっとり濡れている。このまま最終日まで雨が降るのは勘弁して欲しい。せめて最終日はすかっと晴れてくれて、濡れたキャンプ機材を干したい。
21時50分就寝。おやすみなさい。
2008年09月22日(月) 2日目
朝7時50分、起床。昨晩早く寝たにも関わらず、えらくゆっくりした朝だったのは、前日各自早朝から行動開始していて疲労していたからだろう。
あともう一つの原因は、外がガスっていたからだ。テントには「遮光」という概念が全くないため、日が昇ってきたらまぶしくて寝ていられなくなるのが普通。しかしこの日はあいにくの天気だったため、睡眠が妨げられるほどのまぶしさがなかったのだった。
それにしてもガスってるな。どうしたものか。今日一日こんな感じなのだろうか。雨が降っていないだけまだましだが。
おかでんに引き続いて全員が起床。ばばろあはサニタリー棟でお湯を沸かし始めた。
残りの2名は昨晩の調理に使った鍋釜食器類の洗浄。ダッチオーブンも当然このタイミングで洗われた。サビが怖い調理器具だっつーのに、翌日にならないとメンテしないのは、アワレみ隊の意地みたいなものだ。
ばばろあがなぜお湯を沸かしていたのかというと、乾麺の蕎麦をゆでるためだった。ボウルいっぱいの蕎麦がゆであがった。こんなにいっぱいの蕎麦、どうするの?
朝からもりそばなのでは、と思わせておいて、ばばろあは今度はフライパンを加熱しはじめた。すわ、日本そばの焼きそばか?
・・・いや、違う、肉とネギを炒め、そこに砂糖と醤油と日本酒なんかで甘辛く味付けし始めた。一体何が始まるっていうんです?
その肉ネギ連合軍のところに蕎麦をどばっと投入し、絡めて炒めたら完成。
ええと、うまそうなんだけどこれはなんという名前の料理だ?見たことが無い料理だぞ。
うまいんだなこれが。朝からなんなんだよいったい。これは中華そばでやっていたらこんなに美味くはならなかったと思う。日本蕎麦だからこその快挙。だとしてもばばろあ、一体どこでこんな必殺技を覚えてきたんだ。まったくありがたけしからん。
「これはビールを飲まずにはおれんな」
とかなんとか言って、おかでんは朝からビールをぷしゅ。まあ、たまのキャンプだしいいじゃありませんか奥さん。
しぶちょおは昨晩の残りのご飯とのマリアージュを楽しんでいた。おう、ジャンクっぽい感じが素敵。この甘辛い味はすき焼きの割り下に近いので、ご飯も当然合う。
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