温泉連泊湯治ツアー

しぶちょおがいた

散歩から戻ってきたら、しぶちょおが到着していた。

既にひとっ風呂浴びており、ご満悦状態のしぶちょおとご対面。

夕食会場

しぶちょおがフロントにかけあってくれていて、二人の食事は同じ部屋でとれるようになっていた。二人別々の部屋だから、二人とも別の部屋で寂しく食事・・・となっていたらそれは相当面白いシチュエーションだが、不毛だからやめとけ。

夕食のお膳

夕食のお膳。

お膳いっぱいにお皿が並んでいる。われわれがいる部屋は二階なわけだが、これを運ぶの大変だっただろうなあと思う。料理を運ぶためのエレベーターが備わっている宿ではないので、階段をえっちらおっちらと運び上げないといけない。多分これらを一度に運ぶのは無理なので、分割して運んだんだと思う。だとしても大変だ。宿の人には頭が下がる思いだ。

料理1
料理2
料理3
料理4
料理5
料理6
料理7
料理8
料理9
料理10

料理の数々。茶わん蒸しがあったり岩魚の塩焼きがあったり、天ぷらがあったり、定番どころをきっちり押さえている感じ。これで鯉の洗いがついていればいかにも長野っぽい旅館飯の完成なわけだが、鯉はなく替わりに海のもののお刺身だった。

でも面白いのが蕎麦がついていたこと。箸休めとして蕎麦はありがたい存在。

ビールを注ぐしぶちょお

ほんじゃま、お疲れさまでしたということでビールをいただく。まだ17時50分を回ったところで外は明るいけど、まあいいじゃないか。

のんびり過ごした一日だったけど、車を運転していたので昼酒は飲んでいない。今日は朝から温泉に浸かっていたのでビール日和だ、楽しもうじゃないか。

せっかく缶ビールの値段を調べていたというのに、ついつい瓶ビールを頼んでしまった。宿の方に「お飲み物は?」と聞かれて、「ビールを」と答えてしまったからだ。面白いもので、瓶ビールの方が非常に値段が高い、というのが宿の常識。ちなみにこの宿の場合、大瓶のビールで740円。どう考えても自販機で500ml450円のビールを買った方が安い。

「瓶の方がビールが旨い」なんてよく言うし、実際その通りだとは思うが、これだけ値段に差があれば缶ビールの方がいいや。とはいえ、瓶ビールを頼んじゃったからにはぐいぐい飲まなくちゃ。それ、ぐいぐい。

イナゴ

うお、茶色い佃煮があるから何かと思ったら、イナゴだったぞ。

飽食の時代になった現代においても、長野県ではイナゴが愛され続けているのだった。

長野県の宿には何回も泊まった事があるが、イナゴという刺激的な食材が食卓に上ったのは初めて見た。

味は甘辛い。ずばり醤油と砂糖の味。イナゴらしさといえば、食感がシャクシャクしている程度。敢えてイナゴという食材を使う必然性ってあるんか、と思えるが、郷土食として古くから食べられているんだから納得するしかない。

再び風呂に入りに行く

食後、再び風呂に入りに行く。

写真では二人とも何か苦しそうな耐える表情を浮かべているが、これは湯の温度が高いから。

「写真撮るよ-、10秒前!」と急にやり始めたもんだから、二人とも慌ててお風呂に飛び込んだはいいが、熱くて歯を食いしばっている、という構図。

露天風呂ではしゃぐ二人

露天風呂ではしゃぐ二人。

幸いなことに、今日は宿泊客が少ないのか、われわれの他に風呂に入っている人はいなかった。

しぶちょおに温泉をかけて遊ぶおかでん。しぶちょおは顔を背けている。水がかかることを恐れて顔を背けているのだろうが、見方によってはおかでんの股間が真正面に見えてしまうので、それから目を背けているともとれる。

洗面所の水がやばい

「うわ」

しぶちょおが驚きの声を上げる。洗面所でのでき事だ。

蛇口をひねったら、なにやら黒いゴミが大量に出てきたのだった。しばらく水を出し続けてもまだ出続けるありさまで、さすがにこれには二人とも引いた。

「最近この別館には人が泊まっていなかったのかな?いくらなんでもこれは酷い」

蛇口をひねれば清純な水が出てきて当たり前、という生活を送ってきたわれわれ二人にとってはこの事件はとても衝撃であり、「トラウマになっちまった」とぼやくありさま。

なお、翌日になって、もう大丈夫だろうとおかでんが歯を磨こうとして蛇口をひねったら、また黒いゴミが出てきてびっくり。この洗面所は使えない、ということで別の洗面所で歯を磨いたくらいだ。

2009年06月28日(日) 3日目

朝風呂

三日目の朝(しぶちょおにとっては二日目の朝)。

朝食の前にひとっ風呂浴びるおかでん。ああ、朝から風呂に入るとしゃっきりするからいいね。温泉旅館サイコー。

大広間で朝ごはん

朝ご飯は大広間にて。

こういう山奥の宿でも大広間があって、舞台がわざわざしつらえてあるんだから面白い。一昔前は団体旅行客が賑わっていた証拠だろう。今じゃわれわれのような小人数の旅行客主体なご時世なので、舞台なんて使う機会がないだろうけど。

朝食のメインディッシュはハム

朝食のメインディッシュはハムだった。

「ハムだねえ」

感慨深くしみじみと二人ともハムを眺める。旅館の朝ご飯でハムというのは思い入れがあるからだ。

それにしても、メインディッシュにハムというのは、一般家庭でも普通にある光景なのだろうか?宿メシ限定のような気がするけど、気のせいだろうか。一般家庭だったらこれに目玉焼きをつけてハムエッグにしたりしそうな気がする。でも、宿メシでハムエッグだったら一気に俗っぽくなってしまって駄目か。宿メシには宿メシなりの文法というか、掟がある。

宿メシの不思議といえば、多くの旅館において自分の宿の名前を箸袋ないしは海苔袋に記載しているが、あれは一体どういう意味があるのだろう?追加コストがかかりそうなものだが、やはり宿としては名前を入れたいという欲求に駆られるんだろうか。不思議、不思議。

朝ごはん中

ご飯を食べますー。

宿のご飯って何でこうもおいしいんだろうな。ご飯を炊いている量が多いから、ふっくらと炊けるんだろうか。ついつい食べ過ぎてしまう。

でも、われわれはいい歳をした大人。今回はお互いがけん制しあったおかげ?で「まんが日本むかしばなし盛り」にはならなかった。それはそれでてちょっと寂しかったりもする。

この日の行程は、

・横手山にある「日本一標高が高いところにあるパン屋さん」に行く。
・温泉の色が独特で魅力的な「熊ノ湯」でひとっ風呂
・長野県の秘境、秋山郷の最果てにある「切明温泉」で一泊。

という予定になっている。宿をチェックアウトしたわれわれはまずは志賀高原に向かうため、山道を登っていった。車二台を連ねての快適なドライブ。

山田牧場

まず最初に行き当たったのが、山田牧場。

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