バトルアスリーテス・アワレみ隊大運動会2010

施設内を歩く
ヤマハ電子楽器

しばらくしたら、一人離脱していたジーニアスがくにゃんくにゃんになって戻ってきた。彼は一人だけマッサージを受けに行っていたのだった。本当は全員で受けようとしたのだが、人気沸騰中につき一名ずつしか駄目よんと言われ、代表して言い出しっぺだったジーニアスに行ってきて貰ったのだった。

彼の顔を見ると、いかにエエ感じだったかが分かる。

「いやぁ・・・揉まれましたよ、ええ」

しみじみと語るジーニアス。めいめいが、久々に丸一日体を動かし、そしてそのあと癒されるというマッチポンプを堪能した。

おかでんは、休憩所にあったドクターフィッシュの水槽が大層気になったのだが、一回のご利用が700円ということなのでやめた。体験したことがないので興味津々なのだが、足の角質を取って貰うよりも面の皮を一枚剥いでもらいたいくらいだ。

さて、一同そろったところで、SMCに戻る。巡回バスに乗ろうとしたら、目の前で行ってしまった。しぶしぶ全員で急階段を登る。

途中、ノースウィングの中を冷やかしで見て回る。ここには、宿泊者専用の大浴場があって、やっぱりサウスウィングよりも扱いがええのぅ、と感心する一同。そもそもエントランスからして、どっかのホテルのようだ。・・・ああそうか、ここはホテルか。いや、サウスウィングって、エントランスがなくて建物に入ったらすぐ階段なモンでして。

ノースウィングには麻雀ルームもある。もちろん全自動麻雀卓。計画段階では、「日中は運動で追い込み、日没後は朝まで麻雀勝負」なんて息巻いていたのだが、さすがに夕食後はうんざりしてしまってその案は「無かった事」にされてしまった。自分を追い込むのが大好きなおかでんでさえ、沈黙して無視したくらいだ。

なお、朝まで麻雀卓を使うと10,500円。結構良いお値段はする。部屋に麻雀マットと牌をレンタルするという手もあったのだが、こちらも似たようなお値段をフロントの人に言われたので、やっぱり沈黙。一応確認だけはしたんだけど。

ノースウィングとSMCは同じ高台にある事もあり、ガラス張りの渡り廊下で繋がっている。いったん外に出るわれわれのサウスウィングとは違う。ただ、「SMCから結構歩く」という点ではあまり違いがない。やっぱり、「敷地内を歩くことはぜいたくだ」というコンセプトがあるっぽい。

「こういうところが、やっぱりトマムと同じなんだよなあ」

とつくづく思う。あそこも、延々と続く渡り廊下が印象的だった。

非日常空間に仕上がっているし、探検気分が味わえるのでこういう演出は好きだ。しかし、一泊二日でスポーツしまくっているわれわれとしては胃もたれを起こしそうだ。二泊くらいするなら、この広さが快適だと思う。

廊下のところどころには、ヤマハの電子楽器が置いてあるのが特徴。電子ピアノ、サイレントドラム、サイレントチェロ・・・。どれも電源が入っているので、お試し自由。さすがに、SMC内の売店でこれらは売っていなかったが。

売店は結構広い。静岡土産が高速道路のSA並に並んでいて、近くにある富士山静岡空港の売店よりも品そろえが良さそうだ(おかでんはこの空港には行ったこと無いので、憶測)。

あと、何よりもつま恋グッズが売られているのが特徴。音楽合宿や音楽ワークショップが行われている場所だけあって、「音魂(おとだま)」という名前をブランド化して、Tシャツなどが売られていた。黒いTシャツに、毛筆書体で「音魂」と書いてある。誰が買うんだ、と思うが、たくさん売られているので買う人は買うのだろう。
それに便乗する形で、「ラクロス魂」「テニス魂」など、各種スポーツの名前バージョンも。そういえば今日、雨にもかかわらずラクロスの練習をしている学生グループがいたな。あれはどこかの大学のラクロス部なのだろう。そういう人達は、ちょっとうれしくなって買っちゃうかもしれない。

「あっ、畜生卑怯な手を」

と、意味もなく悔しくなる。その手があったか、と。

ぜいたくバイキング

われわれの指定された夕食時間は、「19時~19時半に食事会場に入場すること」という事だった。どうやら、一度に殺到されたら困るので、タイムシフトを組んでいるらしい。温泉旅館の夕食が一斉スタート(大抵18時)であるのとは違う。ただ、「60分時間制で食べ放題バイキング」などという縛りはなく、胃袋が満たされたと感じるまでは席に居座っても良いことになっていた。

この辺りは太っ腹、というよりも、寧ろ各組時間管理なんぞしようものならそれだけで職員の配置とチェックが面倒やんけ、という事なんだろう。そもそも、そうそう人間は食べ続ける事なんてできない。

さて、ジーニアスが「豪華バイキング!ってホントかよ」と疑問提起をしていた夕食なのだが、会場に行ってみるとなんと「ぜいたくバイキング」と書かれた暖簾が下がっていた。

「おい!本当にぜいたくらしいぞ」
「まじかよ糞箱売ってくる」

自分から「豪華」を名乗ってしまっているあたり、自信の表れというか、過信というか、それとも自分でハードルを上げてしまっているというか。

「これで豪華じゃなかったらある意味凄すぎる」

一同、「本当に豪華であって欲しい」という気持ち半分、「なんだ駄目じゃん」というオチを期待する気持ち半分で暖簾をくぐる。

レストランを見下ろす
レストランは広い

暖簾をくぐった先、食堂そのものは階段を下りたところにある。てっきり自分たちがいるフロアが1階だとおもっていたので、地下に食堂があるような錯覚を受けるのだが、窓の外は地上であり、複雑な丘陵の地形故に成り立っている事がわかる。ああややこしい。

その結果、ここに限らずあちこちがバリアフリーとはいえない建物の造りとなっており、それじゃマズかろう、と後から車いす昇降機を階段に設置したりと苦労が伺える。

食堂は「学食?」というくらいやたらと広い。まさに学食風情のテーブル席がずらっと並び、それとは別にファミレス風のソファー席もある。われわれは料理に近いソファー席に陣取る事にした。さすがに学食風テーブルじゃ、「ぜいたくバイキング」っぽくないもの。

バイキング
飲み物コーナー

席数の多さに比例するように、料理の量は豊富。

二つの長い島式カウンターがあり、そこに和洋中の料理がずらりと並んでいる。それ以外にも、まあいろいろと。

ドリンクも飲み放題!ただし、当然だけどアルコールは別料金だ。惜しい、ここが料金に含まれていたら、本当のぜいたくバイキングだったんだが。

早速しぶちょおがグレープフルーツジュースだかオレンジジュースを注いでいる。人間不思議なもので、バイキングになると無性にこういうのが飲みたくなる。普段はあんまり飲まない人でも。お得感、というのは案外こういう「実は大してお得ではない」ところに隠れている、ということだ。朝食バイキングでも、ばっちり和食なのについつい牛乳飲んじゃうのも一緒。

料理1
料理2
料理3

何が「豪華」で何が「ぜいたく」なのか。

カウンターに並ぶ料理同士の間隔がぜいたくに確保されております、他の方と肩を寄せ合わずに料理を取ることができます・・・だったら非常に悲しいが、ちゃんとみっちりと密集しつつも、和洋中様々なメニューが並んでいたのはご立派としかいいようがない。料理数は軽く50を越えている。デザートまで入れたら、100は行ってるかもしれない。

これだけ料理数があると、各品少しずつの残飯が出たとしても、合計で積み上げると結構な廃棄物になってしまう。そういう意味でもぜいたくだ。

おかでんは、貧乏育ちではないにもかかわらず、バイキングを見かけると「全種類食べないと納得しない」性分。だから、これだけ品数があると「どうしよう?」と棒立ちになってしまう。ひいき目に見ても、全種類を取るのは無理だからだ。その結果、誰よりも時間をかけて料理を選択。

ジーニアス料理

バイキング料理の選び方でその人の性格や趣味嗜好が分かる。

写真はジーニアスの選択。

刺身と和食をメインに据え、あとは各料理を少量ずつバランスよく取った感じ。ご飯ものは手巻き寿司。ここのレストランは、にぎり寿司は無かったものの、職人さんが巻いてくれる手巻き寿司がある。

「その手巻き寿司が載っている青い皿は何だ?」
「お子様ランチ用じゃないか?」
「便利だなあ・・・」

そうだった。ついつい大きな皿を手に、あれこれ盛ってしまいがちなのだが、味が混沌としてしまう欠点がある。小さな皿に分けた方が効率が良さそうだ。

なおジーニアスだが、大皿の上に中皿を乗せる「二枚乗せ」をやるあたり、このインテリ野郎と好意的に罵ってやりたいところだ。なんてオサレなんだ。

ばばろあの選択

ばばろあの選択。

限られたスペースの中で、大皿一つのうち半分をチキンレッグが占領していた。

「よく取ったなあ、それ・・・。僕でさえ、躊躇して取らなかった奴だぞ」
「いや、気になったけえ取ってみたんじゃが」

料理数を、コレクター気分でたくさん稼ぎたいおかでんにとっては、こういう「大物」を捕獲してしまうと胃袋が占領されてしまう。そもそも、トレイ及びお皿が大物にいらっしゃるのが邪魔だ。でも、ばばろあみたいに「好きなものを、適量、おいしく頂く」スタンスの人にはこれでも良いのだろう。

・・・と、納得していたのだが、彼はもともと健啖家ではないし、胃が強い方でもない。途中で「やっぱり量が多い」とチキンレッグを抱きしめたまま悶絶し始めた。あらら。

バイキンガー殺しのチキンレッグ。やっぱ、クリスマスの時以外は近寄らない方が良い食べ物かもしれん。

なお、彼は他にも敢えて具をたくさん盛りつけた「漁師汁」でも同様に悶絶していた。汁物、うっかり「具たくさんの方がお得」と汁をお玉から逃がしつつ盛ってしまうんだよな。その結果、たくさんの料理で汁気が欲しいのに、汁を飲もうとするとさらに具が口の中に入る悲劇。わかる、分かるよキミイ。それは僕も全く同じ事をやってしまうからね。

しぶちょおの選択

写真はしぶちょおの選択。

彼一人酒を一切口にしないので、いきなりご飯をどっさり盛ってきた。しかも、タイ風のレッドカレーとともに。小食な人だったら、これだけで満腹になってしまう量がる。

本人もやり過ぎたと後になって気付き、「しまった米が多すぎた」と己の計算ミスを認めていた。いろいろな人が、「しまった」と思ってしまう。それが、この「ぜいたくバイキング」。「料理を取りすぎて困る」という「ぜいたくな悩み」をしてしまうからこそ、「ぜいたくバイキング」なのだろう。

なおしぶちょおだが、彼は希少品であってサーモンをめざとくゲットしていた。彼は大食家ではあるが、この手のバイキング時には選択と集中がしっかりしていて、希少なもの、高価なもの、または自分が食べたいものに自分のリソースを固め打ちする特性がある。今回はそれが「残り少ないサーモン」であり、「カレー」だったというわけ。実際、しぶちょおが絶滅させてしまったサーモンは、そのあと追加補充されることなく、この日は打ち止めになっていた。

おかでんのチョイス

この写真は我らがおかでん。我らが、と自分自身で名乗っているあたり痛い。大皿を駆使して、できるだけ多くの料理を盛りつけてみた。自分としては奇麗に盛ったつもりだったのだが、結果的にこの写真を見るとえげつない盛りつけになっている。しかしその成果としては、このトレイだけで24品(写真で確認できる分だけ。実際はもうちょっとあると思う)も盛りつけやがッた。「一日30品目を食べよう」とはいうが、一食で30料理というのは聞いたことがない。でも、「これがまだ一発目。食べ終わったら二発目取りに行くよ」としれっと言うおかでんにおいて、「一食30料理」は余裕で突破の見通し。多分、それは「健康に良い」どころか、その逆で成人病一直線だと思う。

実際問題、これだけ料理を食べると相当喉が渇く。明らかに塩分の取りすぎだと思う。

日本の料理は、白いご飯にあうように若干濃いめの味つけにチューニングされている。それらをご飯なしで、おかずだけで食べるわけだ。そりゃあ塩分摂りになるわいな。

つま恋ビール
ドリンクメニュー

われわれが戦利品(というと下品だな。ええと・・・餌?いや、それはもっと駄目だ、単に「夕食」と呼ぶのが良いか)を獲得しテーブルに戻ってみると、タンブラーに入ったビールが一つだけ置いてあった。

「おかでんが頼んだんじゃないん?」
「いや、頼んでないぞ。もし頼むなら人数分頼んでる」
「てっきり、自分だけ用意周到だと思ったけど、違うんか」

どうやら、職員さんが間違えて別のテーブルのものをこっちに持ってきてしまったらしい。職員さんに伝票の確認と修正をしてもらい、あとの人の分のビールも頼む。ここで「職員、痛恨のミス!ラッキー!」と飲んでいたら、「すいません、そのビール間違えて持ってきてしまいました。今飲んでいるやつをただちにはき出してくださいこの泥棒猫!」と制止されたらかなわん。

ところで、手元に間違って届いたのは、「つま恋ビール」というオリジナルらしい。うお、オリジナルなのは結構だが、タンブラーで840円って何この値段。びっくりして、今まさに飲もうとしていたタンブラーを落としてしまいそうになった。地ビールなどの小量生産ものって、値段と美味さが大手流通品と比べて劣る事が多いのだが、これはちょっと駄目だ。「量を飲む事こそ、ビールの美味さ」と駄目人間な発想を持っているおかでんは、この値段は豪華すぎた。あ、そうか、だから豪華バイキングか。

ちなみに「つま恋ビール」をやめて、普通のキリン一番搾りにしたら、やっぱり同じサイズのタンブラーで630円。どっちにせよ、飲料に関しては相当高い。

ビールを飲む人
カレーを飲む人

乾杯ののち、食べる、飲む。

この日いっぱい目に飲んだビールは、おかでんの中ではここ数年で最も美味かった。早朝から移動開始し、雨の中運動し、温泉入った後だからな。やっぱりビールっていうのは苦労をすればした分だけ応えてくれる、そんな人生の友だと思った。

この意見はジーニアス、ばばろあも同意見だったようで、一口飲んだ直後の歓声は聞いていてとても心地よかった。そういや最近、酒飲む時って「まあとりあえず乾杯」「乾杯」ごくごく。「ん、まあそれでさ、最近どうなのよ君は」「いやー、忙しいよ?」みたいな感じだからな。ビールは脇役どころかちょい役にしかなってない。通行人B、くらいの位置づけ。それが今日はなんとたくましく、猛々しく存在を主張していることよ。

おかでん二発目

おかでん二発目。煮物などちょっとした一品を盛るための小鉢を見つけてきて、そこに料理をあれこれ入れてみた。まるでおままごとのようだし、松花堂弁当のようでもある、といえば聞こえがいいが、やっぱり変な光景だ。何せ、これだけの小鉢だけど、一皿に料理が三品くらい平気で盛られているし。

ごはんは、お茶で炊いたものだそうでうっすらと緑色なのが食欲をそそる。・・・この期に及んでまだそんなことを言うか。あ、でもこれでもう打ち止め。その証拠に烏龍茶を持ってきているくらいだ。これ、ウーロンハイでもウィスキーでもないぞ、念のため。

おかでんは間食どころか食後のデザートも全く嗜まない人間なので、これにて打ち止め。

なお、ここいらで「この『ぜいたくバイキング』はどうだったか?」という総括が各位からあったが、だいたいまとめると

・それほどぜいたくな料理は無かった。ステーキ実演とかローストビーフ無かったし。
・でも、種類の多さは立派。
・特に、和食類の充実っぷりは他に類を見ないすばらしさ

という感じだった。三番目の和食というのは特に好感触。刺身こんにゃく、各種煮物、湯葉刺しといった「メインは飾れないけど、脇にあると憎いあんちくしょう」な料理が相当な数並んでいたのは壮観でさえあった。多分コドモ受けはしないだろうが、おかでんなんかはこういうの大好き。オッサン化した証拠かもしれないけど。

施設の性質上、ワカモノの団体とかコドモ連れの家族が多いと思うが、和食に力を入れたその肝の据わり方に感動した。

メロンの山

まだ一人周回遅れで食べ続けているおかでんを尻目に、各自はめいめいアイスクリームやフルーツといったデザートを食べていた。そういう光景を見るにつけ、「甘い物は別腹」というのは何も女性に限った話ではないんだな、と思う。おかでんの場合、「甘い物は食べない」なので、全く理解できない世界だ。

しぶちょおは先ほどからメロンを完全に目の敵にして、何度か調達に出かけていた。で、食べ終わったメロンの皮を窮屈そうにみそ汁椀に捨てている。一体何をやっているのかと思ったら、ある程度皮が集まったところで丸くまとめようとしている。

「元の形に復元しようと思って。」

だって。なんて子供の心をもったピュアなオッサンなんだ。ただ、現実は厳しく、当然といえば当然なのだが元のメロン型には復旧しなかった。

各自の近況報告

部屋に戻って、だらだらと各自の近況報告などをする。

明日何をプレイしたい?・・・うん、僕はねえ、アレがやりたい!・・・とといった議論をしたいのだが、どうせ明日も雨という事なのでそういうワクワクした話をしようがない。明日の朝の時点で、何の競技ができて、何ができないのかがはっきりするまで身動きがつかないのだった。

さてここで、一同が雑談をしている間に今日一日の得点を整理しておく。

01.レーザークレー射撃
しぶちょお+10 マタギ+6 おかでん+3 ジーニアス+0

02.雨と遊ぼう8ホール
ジーニアス+10 しぶちょお+6 マタギ+3 おかでん+0

03.パーフェクトピッチング
しぶちょお+10 おかでん+4.5 ジーニアス+4.5 マタギ+0

04.レーシングカート
ジーニアス+10 おかでん+3 マタギ+3 しぶちょお+3

05.アーチェリー
マタギ+10 しぶちょお+6 おかでん+3 ジーニアス+0

06.パターゴルフ
ジーニアス+10 しぶちょお+6 マタギ+3 おかでん+0

[初日夕食終了時点中間結果]
1位:しぶちょお 10+6+10+3+6+6=42点
2位:ジーニアス 0+10+4.5+10+0+10=34.5点
3位:マタギ(ばばろあ) 6+3+0+3+10+3=25点
4位:おかでん 3+0+4.5+3+3+0=13.5点

安定して上位にいるしぶちょおと、安定してろくでもない点数しか出していないおかでんとの間に大差がついた。ジーニアスは競技によってむらっ気があるものの、1位を獲っている種目数が多いために2位。競技中は存在感満点の通称マタギ、ばばろあは予想外の3位。ただ、1位から3位まではまだ逆転の余地有りで、これからの競技に期待。ただし4位のおかでんはどうにもならん。3位にダブルスコアをつけられかかっているありさま。

そこで、勝ち負けを放棄したおかでんが、手元にある日本地理の本からクイズを出すことにした。正解者には1問1ポイント申請!と。

しばらく、クイズですったもんだやって、ジーニアスから「おかでんサン限定クイズ。これに当たれば5ポイント進呈!」なんてのもあっておかでんも予想外のポイント獲得があったりして、結局こんな結果になった。

[第7種目:夜のクイズ大会]
1位:ジーニアス 7問(7点加算)
2位:ばばろあ 6問(6点加算)
3位:しぶちょお 4問(4点加算)

お情けでポイント貰った人:おかでん 2問(5点+1点=6点)

何しろ「ナスの生産日本一の県はどこ?」みたいな、「分かるわけないだろそれは」というクイズ問題だったので、もう勘に頼るしかないクイズだった。

というわけで、初日の点数をまとめると

1位:しぶちょお 46点
2位:ジーニアス 41.5点
3位:マタギ 31点
4位:おかでん 18.5点

2010年03月07日(日) 2日目

2日目の朝

二日目。

朝、目覚ましも鳴っていないのにジーニアスが早起きしてタバコを吸いに外に出たりしている。

「いやね、最近は12時過ぎには寝て、朝は7時にはもう目が覚めるんだよね。週末もだいたい同じ時間に起きてる」

と本人は語る。オッサン化著しい、というか、会社生活が長くなったんだねえオレらの年代は、としみじみする。

窓の外を見ると、相変わらずの雨。ははは・・・と乾いた笑いを出すしかない。ということは、今日もできる競技には相当制約がある、ということか。まあ、仕方がない。レクリエーションセンターの競技は昨日のうちに全部やってしまったので、今日はSMC近辺にある競技の落ち穂拾いをしていくしかあるまい。

朝食を食べに行く

朝7時、全員が定刻通りそろったところで朝食を食べに行く。

「疲れた。眠い。飯先に行ってて」

という脱落者人は一人もいない。

小学校にあるような屋根付き渡り廊下を行軍しながら、SMCへと向かう。

食券は「おかでん様4名」として1枚で朝食券が発行されている。だから、「もう少し寝かせてー。後から追いかけるから」ということをやると、完全に食べそびれてしまう。

美味食彩
美味食彩料理カウンター

「うお、暖簾が昨晩と違う」

朝食は昨晩と同じ、SMC内の「ビュフェテラス」なのだが、暖簾がつけかわっていた。

確か昨晩は「ぜいたくバイキング」だったが、今朝は「美味食彩」になっている。

「豪華ではない、ということを自らあらかじめカミングアウトしたのかな?」

なんて話をする一同。

「いや、それ以前にバイキングではなくなっているのかもしれない」

そんな馬鹿な。

それにしても、朝と夕で暖簾を変えるなんて全くの遊び心でしかない。よく思いついたもんだ。さすがに朝食バイキングで「豪華」を名乗るのはまずかろう、という判断が働いたのかも知れない。

朝食1
朝食2

「豪華」の名前を取り払ったからか、二つある料理島は同じ品物がそれぞれ並んでいた。さすがに朝から莫大な種類の料理を並べる必要はないので、当然といえば当然だ。とはいえ、これでも料理数は十分すぎるのだが。

朝食バイキングって、ついつい種類があるからおかずをたくさん盛ってしまう。でも冷静に考えて、朝から本当にそんなに食べたいんですか?というとそれは違う。一体誰が得するんだこの品数、と思ってしまう。宿もたいへんだし、食べる方も食べ過ぎるし。

同じ料理が二つの島に分散して配置してあるのは、料理数が夜と比べて少ないから、というだけではない。混雑分散の観点もあるようだ。昨晩以上に今朝の食堂は大混雑だ。昨晩はテーブル席に空席が目立ち、「週末なのにこの混みようで大丈夫か?」と心配になったものだが、朝を見るとぱんぱんの満員御礼になっていた。

夕食はタイムシフトを組んでお客さんを誘導しても文句は言われないが、朝の場合はそうもいかない。「アナタの食事は朝5時半からです」とか、「9時に食堂にお越しください」じゃ大層塩梅が悪い。その結果、全員が同じ時間に殺到することになるのだった。だから、食堂って「朝がもっとも混む」と思ってスペース確保や料理補充のルールを決めておかないといけないのだね、と。

ジーニアス朝食

ジーニアスの朝食。

相変わらず手堅くバランスの良い、適量の朝食を心がけております。生野菜サラダもうれしい。

人それぞれだとは思うが、おかでんは生野菜サラダは大好きだ。何なら、朝食バイキングの神様が目の前に現れて「おかずを2品没収か、生野菜サラダ没収かを選べと言われたらどっちだ?」と言われたら即答で「おかず没収してください」と言うだろう。よく大学時代、徹夜麻雀の後の夜明けに、駅前の松屋で生野菜サラダだけ食べて帰ったものだ。それくらい好きだ。

ばばろあ朝食

ばばろあの朝食。

「胃が弱い」とか「歯が・・・」いろいろ体の不調を聞く男だが、こうやってみるとジーニアスよりも摂取量が多いことに気付く。おかゆとはいえ、ご飯茶碗すり切りいっぱいをゲットしているあたりたいへんに男らしい。

そういえば今気がついたのだが、お盆が夕食の時と違っている。朝は朝らしく、ということなんだろうか。お皿は同じものを使っているのだが。

しぶちょおの朝食

しぶちょおの朝食。

お子様用のプレートを採用してみました、の図。

凹凸がついているので、料理が混沌としなくて良いというメリットあり。しかししぶちょおにしてはやや少ない量。二回目の料理を取りに行ったかどうかはちょっと記憶にない。

食事中

ただ、特筆すべきはやはりご飯の盛りつけ。しぶちょおといえば、これだ。マンガ盛り。ゴゴゴゴ。以前はおかでんもこうだったので、「お酒を差しつ差されつ」ではなく「ご飯を盛りつ盛られつ」の関係だった。しかし、今や完全におかでんはマンガ盛り戦線から脱落してしまい、しぶちょおの十八番になってしまった。

おかでんの朝食

一方のおかでんは、ご飯の盛りは「お前つまらない奴だな」と罵られそうなくらい普通。しかし、おかずの数が尋常ではないことに。

昨晩の教訓から、料理の盛りつけは全て小鉢でやってみでござるの巻。しかも、一つの小鉢に料理が2-3品入っているので、もう朝から「30料理」摂取しそうな勢い。ご飯よりも、おかずコレクションの方が良いと考えている。日本人的ではないな。日本人なら、「いかに白米をおいしくたくさん食べるか」でおかずを少量かつ適切に選ぶものだが。

結局、この日の朝食では、香の物やお粥を除くとほぼ全ての料理を頂いたはずだ。スポーツ競技がコンプリートできないのならば、せめてこちらではコンプリートさせて頂かないと。

ということで、第8種目・朝ご飯選手権はおかでん1位で10ポイント・・・は駄目ですかそうですか。

電子ピアノを弾くおかでん

チェックアウト時間は11時とまだ余裕があるのだが、その頃を見計らってまたホテルの部屋に戻るのはたいへんに無駄がある。なにせ、部屋が遠い。

そんなわけで、朝食後早々に身支度を済ませ、とっととチェックアウトすることにした。荷物はまた、コインロッカーに預ける、と。

フロントへの道中、昨日からずっと気になっていた電子ピアノを一応弾いてみた。

名曲の予感!

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