テントサイトはフリーになっている。自分の好きなところにテントを張ることになる。キャンプ場によっては、テント一張りおいくら、タープを立てた場合はプラス○円、なんて細かく規定されているところがあるが、ここは特に制約なし。
早いもの勝ちなので、できるだけ早い時間に到着して、場所を確保しておくことが重要。
アワレみ隊のキャンプ基地作成完了。
しぶちょおもおかでんもさすがにテントを作り慣れているので、何も意思疎通しなくてもてきぱきとテントやタープをこしらえることができた。
しかしいざでき上がったテントなどを見てみると、微妙に傾斜している場所に陣取っていることが分かった。
写真を見ると、どれだけ傾斜しているかがよくわかる。人間はこの傾斜に慣れてしまうので、自分の足元が傾いているなんてなかなか気づかないのだが、カメラは傾きを正確に捉えるのだった。
ただ、場所はお手洗いからも駐車場からもほど近い場所を確保できたのが良かった。ビール飲みのおかでん、食事の最中には頻繁にトイレに行くことになる。トイレから遠いのはちょっとしんどいので、トイレ付近に陣取るのが一番良い。とはいっても、あんまりトイレに近いと、われわれの陣地の中をトイレ利用者が通行することになってうっとおしい。だから、トイレに近すぎてもいけないという微妙なバランス。
おかでんが自宅から持ち込んだ調味料一式。
輪切り唐辛子、さや唐辛子、どろソース辛口、アフターデスソース、一味唐辛子、花椒(中国山椒)、タバスコ風ペッパーソース、中身がカラになってしまったこーれーぐーす。
以上。
辛くする気満々だ。しぶちょおもおかでん同様、辛いもの耐性があるので存分に今回は辛い料理を楽しむことができそうだ。以前、野反湖でキャンプをやったときと同じシチュエーション。あの時以来のスパイシーナイトになりそうだ、今回は。
ディレクターズチェアを持ち込んでいたのだが、おかでんが座るやいなや「ぶちっ」と音がして骨組みと座面をつないでいる布が破れてしまった。斜面に椅子を据え付けていたので、椅子の片足がわずかに宙に浮いてしまい、それで力の不均衡が起きてしまったために破れてしまったらしい。
一脚5,000円近くするものなのに・・・と、悔しがりながらもう一脚のディレクターズチェアに座り直したら、こちらも同じ原因でぶちっとちぎれた。ああ、ものの数分で1万円近くのものを壊してしまったよ。かなりショック。
結局、簡易な三脚椅子に座ってこの後の時間を過ごすことになった。ディレクターズチェアは修復不可能なので、のちに燃えないゴミとして処分された。
パソコンをにらみながら、今日のお昼ご飯から先、6食分の食材を検討する。2日目の夜には、ダッチオーブン1つで完結する4つの料理をこしらえることにした。1日目の夜はキャンプ定番の焼肉で決まり。
テントサイトの目の前を、ぞろぞろと人が歩いていく。山へと向かっていく列だ。
ヘルメットかぶって、ロープを肩からぶら下げているスタイルかと思ったが、この人たちは全然違う。ロープらしきものは一切持たず、その代りベッドマットのようなものを背負っている。なんだ、あれ。まるでカメのようだ。
岩から落ちたときに体を守るクッションなのだろうか?でも、ロッククライミングであんなツールを使うなんて見たことも聞いたこともない。何か新しいアクティビティなんだろうか。謎だ。
1時だというのに、駐車場はほぼ満車。空いているな・・・と思ったら、「買物中」と段ボールに書いてスペースを確保してあったりして。
キャンプ地はフリーエリアなので、変わったところにテントを張る人もいる。
このテントはよくぞここに張ったなあ、という「感心賞」進呈。お山の大将になっている。
キャン場エリアから川を挟んだ対岸にビッグウォールがある。よじ登っている人はいるかな・・・
デジカメをズームさせてみたら、おお、いたいた。よくあんなところ登るものだな。ああいうところを登る人って、トイレに行きたくなったらどうするんだろう。おむつを付けているのだろうか?
金峰山荘の近くに、シャワーハウス発見。コイン式でシャワーを浴びることができるらしい。
シャワーハウスの中。一回100円。汗をかいたらここで汗を流すこと可能。
ただ、金峰山荘では400円払えばお風呂に入ることができるので、お金に余裕があれば金峰山荘に行った方が吉。
シャワーハウスの隣にあるあずまや。自動販売機が並ぶ。
自動販売機を見てみたら、ビール500mlで400円。まずまずのお値段。
あと、最近すっかり見かけなくなったカップヌードルの自販機もあった。カップヌードル1個200円。キャンプで飯作るのは面倒くせぇや、という人はここでカップヌードルをすするというのも一つの手だ。
おっと、生ビールも扱っているのか!それはすごい。
金峰山荘に行けば生ビールの取り扱いもある、と書かれている。一杯600円。
ただ、キャンプ地においてどういうシチュエーションとモチベーションで生ビールを飲めばよいのか、よくわからない。
紙コップなのだろうか?それともジョッキ?
紙コップだったら、テントサイトまで持って行って、ご飯食べながら飲むことも可能だろう。でも、テントサイトに到着するまでに泡が消えてしまい、おいしくなくなっている予感もする。
登山やロッククライミングをした日帰り客が、金峰山荘の傍らで飲むというのが一番考えられるシチュエーションかな。
金峰山荘では、お昼ご飯の提供もやっていた。
自炊するのが面倒、という人は金峰山荘でご飯を食べるという手もある。
ちなみに「おまかせ定食」は1,000円。ボリュームたっぷりでご提供、だってさ。
牛丼が800円であることを考えると、1,000円で定食を出すとなるといったいどんな内容になるのだろうか?
金峰山荘内部。
いろいろなものが売られている。お酒、ガス、薪、お菓子、アイスクリームなど。アイスクリームは二日目の午後には完売していた。よっぽど人気があるらしい。
さすがに大根とか人参といった食材は売られていないが、小腹を満たすくらいのことはできる。
小川山エリアマップ、という地図が張り出してあった。
小川山とは、廻り目平から分け入ったところにある山。日本を代表するクライミングのメッカとなっている。これくらいはクライミングの素人であるおかでんでも知っているくらい、有名。
地図を見ると、エリア内いたるところにクライミングポイントがあることが分かった。ごつごつした岩肌があれば、それ即ち登攀対象というわけか。
名前が結構ユニークで、「最高ループ」「ソラマメスラブ」「お殿様岩」などいろいろ。
金峰山荘フロントでお金を払う。2泊するから1,400円。てっきり、入場料1日300円+幕営費用1泊700円で合計一日1,000円払うことになるかと思ったが、幕営費の中に入場料は含まれているらしい。
本来フロントでお会計をするのは撤収時でよいらしいのだが、われわれは先払い。そうしないと、これから買い出しにいけないからだ。買い出しをするためには入口のゲートを通過しなければならないわけで、ゲートを開けるためにはお会計を済ませていないといけないから。
しぶちょおの車で買い出しに出発。打印された駐車券をゲートに差し込んだら無事ゲートオープン。いざ、出発。
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