伊那天幕合宿

いなローメン外袋

いなローメン中身

さて、今晩の夕食のメインディッシュは「ローメン」だ。伊那名物として名高いが、実物を食べたことがある人は誰一人いない。作り方さえ、良くわかっていない。ローメンについて調べてみたところ、「焼きそばのようなローメンもあるし、スープに浸ったローメンもある」という。いろいろな種類のローメンがあるらしい。そのせいでますます混乱だ。

スーパーでは何種類かローメンの素が売られていたので、伊那の住人はご家庭でローメンを作ることが当たり前のようにあるらしい。なら、そんなに難しい製法ではあるまい、ええいままよ、買っちゃえ買っちゃえ。

「いなローメン」の袋の裏を見ると、製法が書いてあった。

1.適当な鍋に麺とスープ、水を約300ccを入れます。
2.ざく切りにしたキャベツを、ひとつかみ位入れて強火で煮ます。
3.沸騰してきたら、弱火にして軽く麺をほぐし、ふたをして5~6分むし煮します。
4.煮えたら適当な器に盛り付け、ソースをかけてお召し上がりください。

うーむ、最初は「羊肉で作った焼きそばなんだろ、どうせ」程度に思っていたのだが、これは焼きそばではないぞ、明らかに。かといって、ラーメンでもないし、結構ジャンル分けが難しい料理だ。面白い、これはぜひおいしく作りたいところだ。

馬のもつ

もつをゆでる

ローメンにとりかかる前に調理を開始したのは、これまた伊那名物である「おたぐり」だ。昨晩に続いて、今晩も「馬」と「羊」のマリアージュと相成った。いかにも伊那を満喫してるゥゥゥ、って感じだろ?僕ら。

馬のモツってどんなものだろうと思っていたが、牛のモツとほとんど相違はなかった。これをまずお湯に入れて、ゆでる。

チューブしょうがを注ぎ込む

ある程度ゆでたところで野菜を投入。ローメンがそうであるように、おたぐりもわれわれは作り方を承知していない。「要は馬モツを使った煮込みじゃあるまいか」、ということで、普通の煮込みを作るやり方で根野菜類を鍋に入れる。あと、馬モツは臭い可能性があるので、チューブの生姜を多めに投入。

たまねぎなどをいためる

野菜炒め

おたぐり風煮込み、を煮込んでいる間、ローメンの作成に着手する。パッケージに書かれた製法によれば、野菜はキャベツだけで十分らしいのだが、われわれは独自の判断で野菜をあれこれ入れてみることにした。

にんじん、玉ねぎ、キャベツ、そして羊肉。

ローメンの麺

ローメンの麺投入後

ローメンの麺を入れる。麺が茶色なのが特徴的。いったいどういう製法で作られた麺なんだろう?チキンラーメンみたいに、お湯を注ぐだけで味が出てきそうな感じの麺だ。

長時間煮込んでも煮崩れない、特殊な麺なんだろう。水の状態からゆで始める。

野菜を入れる

野菜まみれ

スープが沸いてきたところで、野菜を入れる。野菜マシマシだ。ちょっと多すぎたか?

いや、でも野菜をたくさん食べられるのは幸せなことだ。今日は野菜たっぷりローメンを堪能しようじゃないか諸君。

羊を野菜の上にオン

最後に、ローメンをローメンたらしめている羊肉を炒め、野菜の上にオン。

これで完成。いたって簡単だ。

出来上がったローメン

ローメンを各自の器に取り分けたところ。うまそう!ビールのつまみに最適であることをこの時点で確信したね、僕ぁ。

ビールを飲む

というわけで、さっそくビールを飲むわけです。この時期のビールとしてはド定番であるキリン「秋味」をぐいっとな。うーん、シチュエーションだけで酔える。こんなメンツで、こんな場所で、こんな料理で飲める!という高揚感だけで酔える。500ml缶ではなく、350ml缶であることが残念に思えてくる。ああ、500ml缶のずしりとした重さを感じながらゴキュ!と飲みてぇ。

※500mlを買わなかったのは、クーラーバッグに入りきらないからです。容量が無尽蔵にあるなら、おかでんは嬉々として500ml缶を何缶も買っていたはず。

たき火中

たき火

ローメンを食べ終わったところで、たき火に移行。たき火を見ながら、もう一方のメインイベント、おたぐりを食べることにする。

おたぐり

おたぐり。見た目はごくごく普通のモツ煮込みだ。

食べてみたが、特に癖はなく、これまたごくごく普通のモツ煮込みだった。馬だから、という理由で味が異なるというわけではないらしい。多分、味噌が癖を消しているからだと思う。もしこれが醤油煮だったら「あっ、馬だ、これ!」と気づいていたかもしれない。

夜のテントサイト

たき火を囲む我々

キャンプの楽しみのひとつとしては、「光と闇のギャップを楽しむ」ということがある。都会暮らしの日常生活ではあまりお目にかからない漆黒の闇と、たき火やランタンのまぶしい明かり。このコントラストがとても幻想的だ。

この日もおかでんがまっ先にギブアップし、23時前にテントに引き上げた。

2010年09月20日(月) 3日目

3日目朝

最終日朝。6時半に起床。このキャンプ場は10時チェックアウトなので、結構慌ただしい。朝ごはんをしっかり食べて、鍋釜類を片づけて、テント畳んで。逆算すると、6時半には起きていないと間に合わないことになる。

寝袋を干す

まず朝起きたら寝袋を干す。今シーズンはこれで最後のキャンプになるので、ちゃんと干しておかないと。

ばばろあ調理開始

今日の朝食は、ご飯とみそ汁。昨日のおたぐりが随分余っていたので、そのおたぐりを味噌汁に流用することにする。なお、決しておたぐりがまずかったわけではない。ローメンですでにおなかいっぱいになってしまい、あまり箸が進まなかっただけだ。

焼き麩

ご飯とみそ汁ではおかずに乏しいので、がんもどきみたいな形をした大きな大きな焼き麩を入れることにした。

膨らんだ麩

それにしてもデカい麩だな。これ、丸ごと使うのが正しいのか、四等分くらいにして使うのが正しいのか、どっちかよくわからん。

そういうときは、「どっちがワイルドか」で決定するのに限る。もちろん「丸ごと麩を使う」方がワイルドっぽいうのでそっちを採用。鍋いっぱいに麩が占拠してしまうという事態に。

ご飯とみそ汁

本日の朝ごはん。ご飯とみそ汁、というわけで非常にシンプルに見えるが、実はお味噌汁はおたぐりだし、焼き麩入りだし、ちょっと具だくさんでリッチですよと。

ばばろあは酒と朝ごはん

今日は撤退日なので、しぶちょおとおかでんは車の運転がある。唯一車の運転がないばばろあは、残っている清酒を始末すべく朝からお酒を飲み始めた。ええのう。でも、朝から清酒は結構きついと思うんだが、どうだろう。

これぞグルテン!

巨大な麩をかじる。これぞグルテン!どうだ、という感じ。

本日の朝食におけるメイン料理はこの麩で決まりだ。

馬モツ

グルテン様の奥に、忘れていたかのように馬モツが。そうだった、これはおたぐりの残りを利活用したものだった。

飲み遺しの酒を瓶に戻す

結局朝からぐいぐい酒を飲むのは体が受け付けなかったのか、ばばろあはせっかくコッヘルに注いだ清酒のほとんどを瓶に戻していた。

片付け終わったテントサイト

9時57分、撤収完了。ギリギリだった!危ないところだった。

小黒川キャンプ場の看板前にて

小黒川渓谷キャンプ場の看板の前で記念撮影して、フィニッシュ。



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