全国各地アンテナショップ巡り

自販機ボタン

10:04
おかでんはこの東京交通会館には頻繁に出入りしているので、当然ここ「北海道どさんこプラザ」の混雑っぷりをよく知っている。で、何でここが人だかりになっているのかというと、ソフトクリームが大人気だからだ。

ソフトクリームを買うのに行列を作り、ソフトクリームを受け取ったらお店の周辺でそれを食べる。だから、常に店頭は黒山の人だかりなのだった。

そのソフトクリームの自販機は、よく見るとちょっと独特。「バニラ」「メロンミックス」「夕張メロン」の3種類なのだが、それぞれに「2個」「3個」とまとめ買いをするボタンが備わっていた。家族で、カップルで、グループで・・・みんなでまとめて、ここのソフトクリームを買うというのか。よっぽど人気なんだな。

店内を物色

10:05
「まあ、人気という点ではソフトクリームだけどなあ」

と言いながら、物欲しげに店内を散策する。ソフトクリーム、この暑い時に食べるのはさぞや旨かろう。でも、みんなが食べているのをそのまま何の思慮もなく頼むってのは芸がなさ過ぎる。今回は、「アワレみ隊お墨付き」の各都道府県の逸品を探すのが目的。安直はいかん。

それにしても王者の風格、北海道よ。お菓子よし、海産物よし、酪農よし、畜産よし、農産物よし。どこにも隙がない。そして何よりも、「北海道」という名が持つ強大なブランド力。他のアンテナショップと比較にならない。

揚げ物を買い求める

10:07
何を買うか悩んだ結果、選んだのは店内調理されていた揚げ物。やっぱり、冷え冷えした冷蔵品などより、シズル感があるというか、なんかこう魅力的だったわけで。

「揚げ物?そんなもの、どこでも食べられるじゃないか!北海道名物なのか?」

と言われそうだが、そこはちゃんと「それっぽい、ちょっと普通とは違うもの」を選んだつもりだ。

いももちと鮭コロッケ

10:08
左:いももち(チーズ入り)、右:鮭のサクサクコロッケ

「いも」と「鮭」が北海道っぽいでしょ、と一応主張しておく。

「なんだ!北海道といったら、ウニとかイクラとかカニとか、そういうのがあるだろ!」

・・・いや、ここはあくまでも「アンテナショップ」。海鮮を生のままで売ってはいないのだった。魚屋じゃないから。そうなると、こういう加工品で北海道の試される大地っぷりを体験するしかない。

鮭のコロッケはおいしかった。鮭なんていっぱいいるんだから、こうやっていろいろ変化のある料理を提供するのは大いにありだ。

どさんこプラザ前で

10:10
これで日本の最北端の自治体を旅行したぞー。

やっぱり、端っこを攻略済、ってのは気分が良いもんだ。

ちなみに「東の端」「南の端」は両方とも東京都なので、こちらも攻略済。「西の端」は言わずと知れた沖縄県だけど、これは昼下がりに通過予定。

【15軒目】秋田ふるさと館(東京都千代田区有楽町)

秋田ふるさと館

10:12
東京交通会館内の同じフロアを歩くと、すぐにそこは秋田県。北海道から徒歩30秒。

秋田犬のシルエットの看板がお出迎え。

はたはた唐揚

はたはた唐揚アップ

10:20
秋田といえば「はたはた」「しょっつる」「比内地鶏」「秋田美人」「あきたこまち」などをぱっと思いつく。秋田美人がお土産として売られていたら、貯金をはたいてでも買うところだが、さすがにそのようなものの取り扱いはなし。というか、もし売ってたら人身売買じゃん。

しばらく思案した結果、「これだったら秋田っぽいだろ」ということで「はたはた唐揚げ」を選んだ。はたはたといえば、塩焼きにしたり鍋に入れたりはするが、唐揚げにされたものは初体験だ。いかにも秋田らしいし、悪くないチョイスだと思う。

秋田県で記念撮影

10:23
はたはた唐揚げは、1匹2匹程度をつまんだだけで、あとはお土産。全部食べきるまで次に進めない、というルールにしておかなくてよかった。そんなことしていたら、おなかいっぱいになるわ、時間はかかるわで大変だったと思う。

さて、10時開店のアンテナショップはまだいっぱいある。どんどん巡っていこう。この東京交通会館内で時間を短縮させておかないと、この後が大変だ。

【16軒目】いきいき富山館(東京都千代田区有楽町)

いきいき富山館

10:25
今度は東京交通会館の地下1階に潜る。このフロアにも、アンテナショップはいくつもある。

まず目指したのは、富山県のアンテナショップ「いきいき富山館」。

「パノラマ キトキト 富山へ来られ」

というのぼりが店頭に飾られていた。「来られ」という表現が面白い。

なお、「キトキト」というのは新鮮な魚などに使う、富山弁。「きときと寿司」という回転寿司のチェーン店が富山にあるな。

白えびの踊り揚げ

10:29
店頭にはフライヤーが設置されており、実演販売が行われていた。

ただいま揚げている最中なのは、富山名物のひとつ、白えび。そうだ、ちょうど今が白えびのシーズンだったな。

そうとなれば話は早い。富山の逸品は「白えびの踊り揚げ」で決まりだ。

さっき北海道で揚げ物を食べたときと同じだ。どうもこういう「揚げ物」には弱いな。パッケージされている商品より、実演販売の方が客へのリーチが優れているってことだ。

では早速お会計を・・・えっ?70グラムで840円?ひゃー。

さすが白えび様、相当にお高い。商売っ気を極力省いているはずのアンテナショップでさえこのプライシング。さすがにわれわれはひるんでしまった。1店舗でこんな買い物をしてしまったら、他の都道府県から嫉妬される。でも、買うって決めちゃった以上は仕方がない。

海洋深層水のペットボトル

10:30
アンテナショップめぐりのパンフレットを確認してみたら、ここで500円以上の買い物をしたら、先着で景品がもらえることがわかった。われわれは高価な白えび様を購入しているのだから、当然この権利はある。先着順といっても、まだ開店して30分、きっと大丈夫だろう。

店員さんに確認してみたら、海洋深層水のペットボトルをくれた。この猛暑の中、水分がもらえるのはなにかとうれしいものだ。謹んで頂戴しておく。

店先の廊下で食べる

10:31
イートインスペースなんてどこにもないので、店先の廊下で食べる。

せっかくなので、大きな声で

「いやぁ、白えびの踊り揚げはおいしいなぁ」
「揚げたてを食べられるのって、ぜいたくだよな」

とわざとらしく道行く人に宣伝しておいた。その甲斐あってか、つられて白えびを購入するお客さんもいた。アワレみ隊、富山に貢献しています。

富山終了

10:33
いいペースだ。どんどん先に進もう。

記念撮影をしている目線の先には、すでに次の旅行先、「和歌山県」がある。

【17軒目】わかやま紀州館(東京都千代田区有楽町)

わかやま紀州館

10:34
ちょうど富山の対面にあるのが、和歌山。

みかたによっては、「お互いが廊下を挟んでにらみ合ってがっぷり四つ」ともいえるが、さすがにそんな荒々しくいがみ合っているわけではあるまい。お互いの県が、自分とこのいいものを競い合って紹介している状態。「アンテナショップ銀座」、東京交通会館ならではの光景。

太地の海

鯨肉入りソーセージ

10:42
ここでもいろいろ売られてはいるのだが、こちらの都合にちょうど合致するものがほいほいと転がっているわけもなし。

「どこの県も、ゆずとか生姜の製品があるんだな。あとサイダー」
「安直だよな」

きっと、ゆずと生姜に関しては、日本全国広く栽培されているのだろう。でも、それを県の顔でもあるアンテナショップで、「当県の名物でござい」と売るのはどうなんだろ。他の県もやてますよー、と思う。

さて、そんな和歌山県だが、これぞ!というものがあった。その名も「太地の海」。「太地」といえば、捕鯨で知名度が高い場所。シーシェパードが怒鳴り込みに来たり、いろいろ騒々しい。そんな太地の名を冠したソーセージといえば、当然鯨肉入りだ。

鯨肉入りのソーセージ!そんなん、食べた事ない!

さっそくかぶりついてみた。外観は普通の魚肉ソーセージ。でも、断面を見ると、ちょっと色が濃い破片状の肉がちりばめられていることが分かる。これが鯨らしい。でも、明らかに鯨を食べてるゥゥゥ、という感じはない。うーん。

和歌山で記念撮影

10:43
鯨肉のソーセージを食べながら、記念撮影。

とにかく時間がもったいない。買いました、食べました、写真撮りました・・・じゃなくて、買いました、食べながら写真撮りました、という流れにして少しでも時間の短縮を図っている。今日はまだまだ先が長いんだから、この時間にして遅れを出すわけにはいかない。

われわれの頭の中には、「和歌山=鯨肉」とインプットされたわけだが、店頭には桃がずらりと並んでいた。どうやら和歌山は桃も特産品らしい。

「らしい」といったら和歌山に失礼か。和歌山県に言わせると、西日本最大の桃の産地であり、岡山県よりも生産量は多い、とのこと。へー。

【18軒目】Shizuoka Mt.Fuji Green-tea Plaza (静岡県東京観光案内所) (東京都千代田区有楽町)

Shizuoka Mt.Fuji Green-tea Plaza

10:44
次は、静岡県。和歌山県から廊下を斜め向かいに挟んだところに、こぢんまりと居を構えている。

横文字を名乗る当たり、世界遺産として世界を見据えている・・・のだろうか?だとしても、このお店はあまりガイジン対応しているようには見えない。というか、これは「アンテナショップ」と呼ぶには無理がある。普通の観光案内所だ。

これとは別に、どこか手頃なアンテナショップを静岡県が作っていれば、われわれはそっちの方に行った。この交通会館にあるお店が「それっぽくない」というのは事前に分かっていたからだ。でも、そういうものは存在しないので、ここを「静岡県代表のアンテナショップ」認定せざるをえなかった。

呈茶時間はまだだった

10:47
「あー」

入口に営業時間が書いてあったのだが、この案内所自体は10時からやっているのだが、静岡茶を振る舞う「呈茶時間」は12時から、となっていた。当初予定では、ここで静岡茶をずずずーっとすすり、一息つくことで「静岡県を満喫したこと」にしようと思っていた。それが完全にあてが外れた格好。

恨めしげに、お茶が飲めるカウンターを眺める。ポットが置いてあるところを見ると、別に和服姿のお師匠さんが現れてお抹茶を点てるわけでもなかろうに・・・10時からお茶を飲ませてくれよ・・・と思うが、むちゃ言っちゃいかん。

バリ勝男クン

10:47
パンフレットが並ぶ店内だが、少しは静岡のものも棚に並べられていた。

しぶちょおが

「やっぱりここは『バリ勝男クン』でしょう」

と自信満々に言って、その袋を手にする。バリ勝男クン?初耳だ。何それ。

見せて貰うと、なにやら簡単な漫画が書かれた、スナックというかおつまみというか、そんな感じの食べ物だった。焼津で水揚げされたカツオが使われているので、「がんばれ!!バリ勝男クン」という名前になっているのだろう。でも、「バリ」ってどういう意味だ。広島弁だと、「すごく(Very)」という意味がある言葉なのだが。

バリバリ鰹パワー!!

10:49
「おやつ・おつまみに、バリバリ鰹パワー!!手で食べるかつおぶしチップ!!」

と謳っている。「静岡のおみやげにぴったり!」とも。これはもう買うしかあるまい。

買ってみて、店頭で開封してみた。あ、なるほど、ピーナッツと鰹節の組み合わせなんだな。柿の種のカツオバージョンとでも言うべきか。鰹節といっても、踊る花かつおちゃんな薄っぺらいのではなく、カリカリ食べられるくらいの堅さと大きさがある。ちなみに味付けは「しょうが醤油味」というのが憎い。

食べて見るとなかなかな美味さだ。これ、お子様のおやつにもいいと思うし、お薦めできるぞ。東京じゃ無名に近い商品だが、もっと売れてもいいうまさだ。

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