ますゐ詣で2019迎春-フォーエバー・サービストンカツ-

マツダスタジアム

ますゐで宴会を行った話については、もうちょっと待って欲しい。

ますゐにたどり着く前の、「広島探検話」をもう少しさせてもらえれば嬉しい。

コストコのすぐ隣が、広島東洋カープの本拠地「マツダスタジアム」だ。

広島駅から歩いていける距離に球場がある、ということで、広島市以外の近隣に住む人たちも気軽に観戦に訪れることができるようになった。昔は広島市街のど真ん中に市民球場があって、広島市民にとっては都合が良かったけれどそれ以外の人には不便だった(広島の中心地と、広島駅とは距離が離れている)。

マツダスタジアムの中には入ったことがないのだけど、今日はコンコース部分までは入ることが許されている日だた。なので、中に潜入してみることにした。ちょっとワクワクする。

マツダスタジアム

マツダスタジアムは新しい球場だけに、意欲的な作りになっている。

「砂かぶり席」と呼ばれる、グラウンドすぐ目の前の席があったり。寝そべって観戦できる席、果てはバーベキューをしながら観戦できる席まである。

クッソワクワクするわけだが、マツダスタジアムの席は今や完全なプラチナチケットとなっていて、1年分のチケットが発売になるシーズン開幕前に、全て完売してしまう。自由席ならなんとか・・・と思っても、自由席すら定員オーバーということでチケットを売って貰えない有様だ。いやはや、昔から考えるとあり得ないくらいカープ人気が素晴らしい。

マツダスタジアム

わかりやすい「扇形」の形になっていないのがこの球場の特徴で、レフトスタンド側がごっそり削れている。これは、JRの線路がすぐ脇を通っているからだ。そんな場所であることを承知でこしらえたのが、偉大だ。検討段階で、「3塁側の客席が減るのはいかがなものか」とかいろいろ意見は出ただろうに。

ちなみにこのレフトスタンド側は、壁が意図的に低く作られている。なので、フェンスにかじりついて、球場外から試合の片鱗をチラ見することができるし、新幹線に乗っていれば試合の様子がちょっと見える。面白い試みだ。敢えて「無料で見せる」という隙を与えているのだから。

マツダスタジアム

球場内に入ると、グッズ売り場があった。

かなり広いスペースだ。そんなに売るものってあるのか?と思ったら、選手一人一人のレプリカユニフォームが売られてた。なるほど、そりゃそうだ、これだとスペースが必要になる。

しかも、ホーム戦用のユニフォームと、アウェイ戦用のユニフォームは色が違うので、それぞれ売っている。あと、精巧なものと、簡略版のユニフォームが二種類売られている。それが選手の数分。へえー。なるほどねえ。

ちなみに、安いユニフォームで5,000円、高いのは8,000円だったような気がする。おっと、さすがに値段が高い。ということは、野球のユニフォームを着て応援している人って、本当にその球団のことが好きなんだろうな。「ちょっと気分を盛り上げるために」程度で買えるお値段ではない。

マツダスタジアム

コンコースに上がってみる。

「弱気はC最大の敵」

なんてキャッチフレーズが書いてあって、テンションが上がる。いいねえ、こういうの。

「市民と共にC」

なんてことも書いてある。いくら全国区にファンを持つ球団であっても、カープの場合はその成り立ちからして広島市民と共にある。「地元も大切ですけど、他のファンも大事ですから」みたいな大人の発言をしないで、「市民(=広島市民)と共にC」と言い切っちゃうところがむしろカッコいい。

広島カープの生い立ちについては、「はだしのゲン」の著者として知られる中沢啓治氏の著、「広島カープ誕生物語」を読むと面白い。

はだしのゲンのあの濃いキャラクターデザインそのまんまで漫画が進行するので、とにかく迫力がすごい。

マツダスタジアム

コンコース。

とても広くてびっくりする。東京ドームよりも広い。ここで徒競走でもできそうなくらいだ。

しかしそのかわりに、昔からの球場のように内野席、外野席などあちこちに出入り口は用意されていない。ぎゅーっと一カ所の出入り口からお客が出入りする構造になっている。だから、これくらい広いコンコースを作らないと、人が将棋倒しになってしまうのだろう。

マツダスタジアム

コンコースからグラウンドを見下ろしたところ。

手頃な広さ、というのがいい。あと、観客席の傾斜がさほどキツくない。

東京ドームは広すぎるし、収容人数を増やすために傾斜がものすごく急だ。地方球団ならではの、のんびりさがあって心地よい空間だ。これはいいなあ。

マツダスタジアム

先ほどコストコに行った際、すぐ隣にフィットネスクラブのルネサンスがあることには気がついていた。そして、その建物が大げさな話抜きに、球場にめり込んでいるように見えた。

球場の中からそのルネサンスを見てみたら・・・ああ!めり込んでいるどころか、球場の壁の一部として機能している。

窓側にはランニングマシンが置いてあり、走り続ける体力があるならば、ここでずっと球場の試合を観戦することだって可能だ。面白い構造になっているものだな。

ここでもネーマさんから補足情報あり。さすがに試合がある日のランニングマシンは、利用制限がかかるようです。

マツダスタジアム

1塁側外野席からホーム方面を見たところ。

座席の配置がところどころ不思議だ。

マツダスタジアム

「もうこれ以上はいけません」というフェンスのところまで行って、最後記念撮影。

たまには野球を見に行きたくなった。神宮球場あたりに、今シーズンは行ってみようか。

(つづく)

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