「オカ・デウス」コーナーをはじめます

「おかでん全史」にあたる2000年~2021年の「アワレみ隊OnTheWeb」では、「煩悩の構造とおかでんの幸福」について語り尽くしてきた。

2021年、おかでん家に第一子が生誕したことにより、世界線は次世代へと分岐していく。

おかでん47歳にして、初めての子供ができた。日本国民全体でみたら、かなり稀有な例だ。45歳で結婚、ということ自体が相当珍しいし、そのあと子供ができるとなるともっと珍しいだろう。

「遅くして産まれた子供は、可愛くてしかたがない」

ということをよく耳にする。そんなものかな、と思っていたけど、弊息子と一緒に過ごして半年以上経ってもいまいちピンとこない。僕はそこまで子供を溺愛していない気がする。

パートナーのいしに言わせると、僕は子育てをちゃんとやっているし、子供をとても可愛がっているという。しかし、肝心の僕にその実感がない。僕個人の実感としては、

「『良き父親』という役割を演じているにすぎない」

というものだ。

愛情はあっても、それは子供に対する贈与としての愛情というより、自己愛だ。そして、無報酬の愛情ではなく、返礼を期待する愛情のような気がする。

弊息子・タケは母乳で育てられている。ときどき哺乳瓶でミルクを飲むこともあるが、おおむね母乳だ。そうなると、タケにとって母親というのは愛情の権化であり、食料供給者であり、子供心にも恩義を感じる存在だ。一方僕はというと、「なんか家にいる謎の存在」ではなかろうか。

平日はなかなか構ってあげることができていない。保育園の迎えは僕が担当しているけれど、帰宅後は風呂に入れたあと家事・炊事に忙殺される。その間、タケは「構ってくれない!」と大泣きをする。彼にとって僕は「ノリの悪い大人」に見えているんじゃなかろうか。

ようやく僕が構ってあげてもなかなかご機嫌を直さないけれど、ママであるいしが帰宅して玄関からゴソゴソ音がすると、いち早く察知してハッとした顔をする。そしてママ待望論に満ち溢れた顔で、玄関の方をじっと見る。これまで僕がずっと

「待っててね!もうすぐご飯の準備が終わるからね!」
「あともう少しでそっちに行くよ!」

となだめすかせ、時には構ってあげていたというのに、面目丸つぶれだ。

でもこれは仕方がない。偉大なる母の愛に父は勝てない。つくづくそう実感する。

そもそも、子供に対する接し方が違う。母は包み込むように子供を受け入れ、かわいがり、慈しむ。

一方父である僕は、子供が泣いているときは「何故泣いているのか。原因はなにか。彼が泣かずに快適に過ごせるようにするにはどうすればよいのか」という原因と結果の追求と因果関係の考察をやる。なんなら、子供の行動に法則性を見いだせればそれで物事を解決したいと願っている。

もちろん、子供なんてグイグイ成長するし、生き物だからムラっ気がある。法則性だとか因果関係とか殆どないに等しく、そんなことを考える事自体が無駄だし不遜だ。でも、わかってはいても、今日も僕は子供と向き合う。どうすれば子供を笑顔にできる「法則」が見つかるか、を考えるために。


今回、この「オカ・デウス」のコーナーを設立したのは、子育てを通じて僕がどのように考えたのか、を記録として残しておこうと思ったからだ。

いわゆる「子育てブログ」の部類に入るけれど、よくある「今日、子供がはいはいするようになりました~☆」みたいな「子供の観察記録」ではない。あくまでも話の主語は「おかでん」だ。

あと、子育て漫画ブログのように、愉快なオチがついたり、ちょっとした事件が起きたりはしない。ひたすら、日常で、しかも「おっさんである、おかでん」の内面の話を描いていく。

子供の成長は喜ばしいことだ。でもそれと同時に、子供に伴走している親である僕の成長も喜ばしいことだ。あれこれ悩んで、考えて、これからの人生を歩んでいきたい。

(2021.12.01)

コメント

  1. おかでんおかでん より:

    GUYさん、zennさん>
    ありがとうございます。子供は日進月歩で成長していくので、そのとき感じた「!」と「?」をどんどん文章にしていかないと追いつかないです。

    本当は「へべれけ紀行」の旅行記がまだ2019年当時のものが未掲載なので早く片付けたいのですが、「オカ・デウス」コーナーが今後の更新のメインになりそうです。お楽しみいただければなによりです。

  2. zenn より:

    “いいね”ボタンが見当たらないので、とりあえずコメント欄にて
    「いいね!」

  3. GUY より:

    >一方父である僕は、子供が泣いているときは「何故泣いているのか。原因はなにか。彼が泣かずに快適に過ごせるようにするにはどうすればよいのか」という原因と結果の追求と因果関係の考察をやる。なんなら、子供の行動に法則性を見いだせればそれで物事を解決したいと願っている。

    ここ、ものすごーくわかります。私は結局解決はできませんでしたが、おかでんさんの試行錯誤を楽しみにしています。

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