遍路はつづくよどこまでも【倉敷八十八カ所礼状巡り】

○さらにその小道を先に20m

竹林の中はどれが道だかよくわからないような状態だったが、ここは非常に「道!」といった感じ。何一つ迷うことなく、不安になることなく次の札所を目指す。

[16番札所:観音寺] 13:16

記述通り20m先に観音寺発見。お詣りをする。

○そのまま大きな道路へ出て左折、20m右側車道沿い

小道を歩いていると車道に出た。そこから左折すると、おー、次の札所が見えるぞ。車道の脇に毎度おなじみののぼり旗が見える。

山岳ステージはいったん終了で、今度はまた開発地区ステージに戻るわけだな。

[18番札所:恩山寺] 13:21

仏様が二体祀られている。恩山寺は地蔵菩薩が本尊だが、あと一体は何だろう。ガイド本を読み返すと、「地蔵菩薩(薬師如来)」と記されていた。薬師如来もなぜか一緒に祀られているようだ。

ご丁寧に赤色の毛糸の帽子をかぶせて貰っている。でもそろそろ暑いんじゃありませんか?

ホテルXXの裏手に出た。

まるで建築途中の骨組みのようなところに「X」のネオンがあるわけだが、あれが夜になると凶悪な明かりを灯して倉敷の美観を著しく損ねる。

ホテルXXに用事はないので、ホテルへの道から下へと降りる。既に次の札所が視界に入っている。

○その道路先へ50m、右手に下りる道、その左手が今は向山公会堂として使われている大師堂、その前に二つの石堂 右から

[20番札所:鶴林寺] 13:26

では、まず右から。

ええと、右の石堂は鶴林寺。

○その左

[17番札所:井戸寺] 13:29

すぐ横に並んでいるのに、鶴林寺と石堂の造りが違っているのが興味深い。作られた時期が違うのだろうか。

・・・あ、そりゃそうだよな、20番→17番、って順番がおかしい。どちらかが後から移設されたな。

○大師堂【向山公会堂】へはいる

[19番札所:立江寺] 13:32

のぼり旗が無いと、お堂だとは気付かない。公会堂にも見えない。普通の民家だ。

ええと、中に入れば良いのか。

ありゃ。南京錠がかかっていて中に入れない・・・。

しょうがないので、お堂の外からお経を唱えた。

しかし、今になって気付いたが、写真をよくみるとこの南京錠、完全にロックされていなかった。扉を開けて中に入ることは可能だったということだ。しまった。

公会堂の窓には、「倉敷八十八カ所ニュース」なんてのが張り出されてあった。各お堂に据え付けてある紫色の垂れ幕、あれをたった一人で全て寄進した人の紹介記事になっていた。すごいなあ。

あと、欠番札所の再建に向け、四国八十八カ所の該当する札所にわざわざ出向き、そこのお砂を頂いてきたという記事もあった。単に石堂作って「これが○○番札所だ!」って名乗ったモン勝ちというわけじゃないのね。ちゃんとそれぞれの札所にゆかりのものを本家(四国)から貰ってきているんだ。真摯な姿勢だな。

○大きな道へ戻り右折、さらに上へ、60m沿い右手

「X」のネオン看板が迫ってくる中、道を進む。あ、右手に石堂があるぞ。

[21番札所:太龍寺] 13:39

太龍寺。

現在地点の確認のため、地図を参照しつつ読み進むと一層味わい深くなります。

○10m後戻りして民家の脇の小道を谷側へ(山林目指して100m)下りる。山林の中は目印の通り進む

えーと、この道でいいのかな。10mといったらこれしか見あたらないけど、正解かどうかわからない。まあいいや、下りちゃえ。

なんだか普通の田舎道っぽいんだけど、大丈夫だろうか。

「山林目指して100m」ということなので、100m先に山林が出てこなかったら作戦失敗ということだ。

というか、また山岳ステージに逆戻りするのね。山を下っている方向なので、もう山岳ステージは終了したものだと思っていたよ。

あ。

竹に、倉敷八十八カ所の標識がくくりつけられていた。

竹藪に誘うようになっている。確かに、道が竹藪方面に枝分かれしている。しかし、少し分かりにくい。

ぼんやりしていたら、竹藪沿いの小道をすたすた歩いて通り過ぎてしまっていただろう。

いやあ、小探検をやってる感じ。

子供に戻った気分ですわ、秘密基地の候補地を探しているような。

まさかこんなところに札所があるとは思いもよらない。しかも、地図を見るとこの先またもや札所密集地帯だ。なぜ、こんなところに?場所が無かったから?

おっと、竹と木に潜むような形で石堂発見。

23番札所:平等寺

[23番札所:平等寺] 13:46

ようやくたどり着きました、平等寺。どうもお世話になります。

○雑木林の中、目印に従って進む

目印とはなんぞや、というと木にくくりつけられたテープだったりする。周囲は完全に木々に囲まれており、へんろ道は明瞭ではない。確かに目印に従っていかないと道に迷いそうだ。

これには参った。ほぼ距離をおかずに、「左へ行け」という指示と「右へ行け」という指示の両方が出ているではないか。どっちが正解だ?場所はT字路。どちらにも行くことができる。

・・・だが、よく見ると上の写真のものは、最初左向きに作ったけど、後で修正して右向きに変更したらしい。矢印が右を向いている。人のシルエットは相変わらず左向きだけど。

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