ワカサギ釣らずに豚を喰う【松原湖ワカサギ釣り】

豚汁の準備

天気が悪くなってきたことだし、寒いし、釣れないし。リーダーから「そろそろお昼ごはんかな?」と水を向けられた。了解、こちらとしても気分転換で腹に一発入れておきたかったんだ。ご飯作りましょう。

炊事担当として、釣りをいったん中断。調理にとりかかる。

テーブルとかガスコンロもリーダーが用意してくれていて、つくづく頭がさがる。一方僕も、ガスストーブや鍋、食材を持ち込んでいて、一気に場が華やかになってきたぞと。

人が集まってきた

調理が始まると、釣りを中断してテーブルの周りに人が集まってきはじめた。そろそろ釣りにウンザリしてきていたようだ。何か目新しいことが始まったので、そっちの方に気分転換をしにきた、というわけだ。

こういう気分転換がないと、本当にひたすら修行だ。氷に開いた穴をじっと見続ける簡単な作業です。しかし根気はかなり必要。

こちらでも調理開始
お湯を沸かす

お手伝いをしてくれる女性。積極的に手伝ってくれていてありがたい。とはいっても、やることといったら、お湯を沸かして既に切ってある豚汁の具を入れ、だし入り味噌を溶かすだけだ。それでもお手伝いしたくなるのは、ワカサギ釣りにいい加減ウンザリしてきたからなのかもしれない。

ガスの火力はそれなりにあるのだが、なにしろ外気温が相当寒い中での調理だ、なかなかお湯は沸かなかった。そもそも、寒冷地仕様でもなんでもないノーマルのガス缶を使おうという事自体が無茶なんだが。

ガス缶というのは、どのメーカーも「寒冷地仕様」というお値段高めのものが用意されている。寒いところだと、ガスの勢いが弱くなってしまって火がまともにつかなくなるので、気化しやすい専用のガスが使われているというわけだ。ただ、多くのアウトドアな人たちはお金をケチって、ノーマル仕様のガス缶を寒冷地に持ち込んで、案の定火力が弱くて途方に暮れるという経験を踏む。僕自身、寒冷地仕様缶なんてのは滅多に使ったことがない。

幸い、この日はなんとか火がついた。気合さえあれば、極寒の地でも火はつく・・・場合もある、ってことだ。

豚汁とお餅

豚汁できたよー。

唐辛子の粉末を大量に用意してあるのが、いかにも僕らしい。寒いだろうから、辛いものの方がいいかなと思って。でも実際は、唐辛子ってのは発汗作用はあるものの体温を上げる効果はない。汗をかくせいでむしろ体が冷える食べ物だ。これ以上寒くなってどうするんだオイ。

左側の白濁した鍋の中には、おもちが入っている。豚汁だけじゃ腹が満たされないので、煮た餅を豚汁に投入しようというわけだ。

豚汁盛りつけ中

見ろこの具沢山な豚汁を。これを前日夜一人で下ごしらえしてたんだぞ。

ただ、野菜の具が多い反面、肝心の豚肉の量が少なかった予感。許せ。バランスまでは考えていなかった。

大人達で豚汁を食う

大人たちで、豚汁を食べる。天気が崩れてきているので、みんなほうほうの体での食事だ。子どもたちはテントの中でお昼寝を始めていて、この時は不在。

雪が強くなってきた

食後、また各自修行に戻る。

雪がどんどん強くなってきたので、ますます自分との戦いだ。見よ、この南極のペンギンみたいな姿を。この写真は、さすがにFacebookなんかに掲載したって、友達にドヤ顔できない。「なんの罰ゲームですか?」とコメントされて終わりだ。

1 2 3 4 5 6

Comments

To comment

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.