褒美の希望は島流し【のっとれ!松代城2014】

松代城制覇なり!

12:41、レース開始から64分でゴールに到着。ゴールには、「松代城制覇なり!」という横断幕が掲げられていた。

うおおお、松代城を乗っ取ったぞー。随分、先頭集団からは遅れを取ったけど。トップの人の3倍の時間をかけてゴールなのだから、随分悠長なものだ。

「やあどうもどうも、君たち露払いご苦労だったね」

と手を挙げて胸を張りながら横断幕のアーチをくぐる。

「ひゃー、疲れたー!」

と言いたいところだが、走ったのは最初の2,300メートル程度なので実は大して疲れていない。もちろん、山を登ったのだから汗はかいたし、それなりの運動ではあったけど、「昨日今日とあれこれ食べまくった分のカロリー消費」にすらなりゃしねぇ。

335番の入場の証

ゴールすると、記念の黄色いタオル、水分補給用のスポーツドリンク、そして「入場の証」と書かれた紙が渡された。この紙には「335」と書かれており、どうやら僕が335番目にゴールした、という事になるらしい。400人弱が出走して、335番目なのだから、まあ・・・いっか。砦などでさんざん「人道支援」をやってきたことを考えれば、上出来な順位だと思おう。

えっへっへ、それに忘れちゃいけません、この「入場の証」があれば、ハワイ島流しとか酒責めとか温泉地獄とかいろいろお楽しみ抽選の権利が得られるということを。ゴールすりゃいいのよ、順位を競うのは上位10名の方々で頑張って貰えばいいのよ。そういう「神々の戦い」には、我々「しもじも」は関係ない。

これが松代城

これが目指していた松代城。

標高380メートルの山の上に、天守閣っぽい建物が建てられていた。

由来はよくわからないのだが、戦国時代の山城だったのだろう。もちろん、山城ごときにこんな立派な天守閣風の建物があったとは思えないので、ネタとして作ったものだろう。史実というよりファンタジー、みたいな。

それでも、こうやって大きなイベントの「目的地」として知名度を誇り、数百名もの人がこの城を目指して走り、時には歩くのだからすばらしいものだ。十日町市、やることがダイナミックだな。

松代城からの眺め

松代城から眼下のまつだいを見下ろす。雄大な越後の景色が一望だ。天気がよいので、本当にすがすがしい。いやあ、天下取ったぞ!という気にさせられるな。・・・335番目に、だけど。

松代城主と記念撮影

松代城には、鎧甲冑に身を固めた松代城主が控えていた。松代城主は「のっとれ!松代城」で一番に入城した人が1年間務める事になるので、この方はおそらく前回1位のチャンプなのだろう。寒い中ひたすら待機、ご苦労様ですとしかいいようがない。城主の名誉を得る代わりに、こういうおつとめをしなければならないとは。

ゴールした戦士たちが代わる代わる城主と記念撮影を求めていて、僕も同じく記念撮影をしてもらった。

山頂でたむろする人たち

松代城の前はちょっとした広場になっており、小学校の遠足などでお弁当を広げるのに最適だ。そこに、ゴールして一息つく戦士たちがたむろし、めいめい記念撮影を取り合ったり、今来た道を見下ろしながらこれまでの戦いを振り返ったりしていた。

ええと、よこさん、よこさんは?

風邪っぴきだからゆっくり行く、と公言していたよこさんは、まだ到着していなかった。相当ゆっくり、慎重に進んだらしい。いや、もしかして途中棄権でもしたのだろうか。心配しながら待っていたら、ふうふういいながらよこさんがやってきた。なんとか完走。熱がある中、よくぞ頑張った。

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