褒美の希望は島流し【のっとれ!松代城2014】

じりじりと後退する

我々が乗車しようと思っているほくほく線・越後湯沢駅行は15:52発。これを逃すと、次は17:13になってしまう。遅れてしまったのならしょうがないので、もう少し松代の冬を満喫・・・というわけにもいかない。祭りはこの表彰式をもって終わりだし、駅周辺に気の利いた観光施設があるわけでもない。何よりも、辺り一面銀世界だ。表彰式は長引いており、既にこの時点で15:35になっていた。我々二人は、じりじりとステージから後ずさりし、逃走する準備を進めていた。

抽選会を取り仕切っている軍師殿は、「まだだ!まだあるぞ!呼ばれても出てこない場合はすぐに次の人を選ぶぞ!」と言い、我々のような逃げ腰の戦士たちを諫めていた。そんなわけで、我々は会場ギリギリ端まで下がり、ステージの音声がかろうじて聞こえる場所で様子をうかがった。そして、自分たちが結局何らの賞にあずかれなかったことを悟った瞬間、きびすを返して会場を後にした。去り際だけはすばらしく早い。この早さがレースにも活かされていれば、と思うがそれは来年の課題として持ち越し。

空砲が鳴る

まつだい駅に向かう途中、会場方面から空砲が立て続けに打ち上げられる音を聞いた。どうやら、これにて閉会となったらしい。時刻は15:45。

まつだい駅に早々に退却

そんなわけで我々は他の人たちより先んじて、15:49に駅に到着することができた。ちゃんと電車に乗れるよう、寒いホームの上でおとなしく待つ。

案の定ほくほく線は混む

案の定、後からドヤドヤとイベント帰りの人たちがやってきて、二両編成の電車に乗り込んだのだが、混雑してぴりぴりした雰囲気も一部ではあった。とはいえ、400名規模でいたのっとれ戦士、そして一般の来場者の数を踏まえれば電車利用者は少なかった。大半の客は車で訪れていたようだ。我々は作戦成功、とばかりにほくそ笑んで、しっかりと席に座って越後湯沢までくつろげた。

夕暮れの越後平野

夕暮れ時の雪原。六日町から越後湯沢に向かっていく途中の様子。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

Comments

To comment

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.