2000年05月06日(土) 4日目
朝5時過ぎに起床。
おかでん「わっ!到着したときは暗くてあまりよくわからなかったけど、この道の駅って合掌造りになってたんだな」
兄「よくやるよなあ、まったく」
朝食はスパゲティミートソースと昨晩の残りのキャベツを炒めた物。
おかでん「我ながら支離滅裂なメニューだと思う」
兄「朝からスパゲティってのはなかなかないな」
おかでん「スパゲティが主食で、おかずがキャベツ炒め。うーむ」
兄「これで豚肉でも入ってれば、野菜炒めっぽくなるんだけどな」
兄「高圧電流がうるさいわけだ、山側に水力発電所があるじゃないか」
おかでん「だからごおんごおん何か音がしていたのか」
兄「しかし、ああいう巨大建造物ってよく見るとあまり気持ちのいいもんじゃないな、なんか怖いよ」
世界遺産・白川郷。
おかでん「さすがに朝ということもあって、誰もいないな」
兄「うーん、この程度で世界遺産になれるのか」
おかでん「世界ぐるみで守っていこう、っていう文化ではないような気がするけどなあ。発展途上国に行けば、これよりも凄い家とかありそうだし」
兄「観光地だな、ここは」
おかでん「そうだな、なんかテーマパークみたいになってるじゃないか、ここ」
兄「合掌造りの家の多くが旅館みたいだし」
おかでん「まあ、観光客相手にしないとこんな大層な建物維持するのはきついもんな」
兄「冬に来るときれいなんだろうなあ、雪が積もっていて。冬にまた来たいな」
おかでん「冬に来ようと思ったら、雪が深くて相当の覚悟が居るはずだぞ」
おかでん「お寺の鐘楼も合掌造りだ」
兄「これは合掌造りなんじゃなくて、ただの茅葺きなだけだろ」
おかでん「遅咲きの桜と鐘楼。うーん写真で一枚残しておこう」
兄「おやこっちは栄えているな」
おかでん「こっちが白川郷のメインなのだろうな、僕らは裏からやってきてしまったらしい」
兄「しかし、この風情もなかなか」
おかでん「そうだね、合掌造りはどうもわざとらしい感じがするけど、こういう町並みはごくナチュラルで好感持てるなあ」
高山市、高山陣屋前。
おかでん「なんなんだ、ここは」
兄「人が多いな」
おかでん「まだ8時半だぞ、こんな山の中の町なのに、なんで人だらけなんだ」
兄「朝市が有名だからな」
おかでん「あっ、そうか。朝市か。輪島、高山。気が付いたら日本三大朝市のうち2つも今回の旅行で訪問したことになるのか。奇遇だな」
朝市で、飯泥棒漬けと酒泥棒漬け、あと枝付きの赤唐辛子を購入。
おかでん「おお、拷問セット」
兄「リアリティないぞ、こんなに陳列しても」
おかでん「血の跡とかついていないか?」
兄「ついているわけないだろ」
おかでん「いやあ、高山の古い町並みって風情あるねえ」
兄「道が狭いっていうのもあるんだろうな」
おかでん「狭い道の両脇に古い商店が並ぶ。いいな、いいな。倉敷の美観地区みたいにおみやげ屋ばかり並んでいるのと違って、すごく自然だぞ。造り酒屋があったりするし。倉敷、ダメじゃん!」
ゴールデンウィークということもあり、早めの帰京を画策。昼前には平湯温泉に着き、一風呂浴びてお昼に。
おかでん「僕は鯉の洗いだ」
兄「なんでそばがついてくるんだろう」
おかでん「そば、なくてもいいのに・・・これで1300円は高いか、安いか?」
おかでん「平湯温泉に来たからには、ほう葉味噌定食を食べないと」
兄「そうなのか?じゃ頼んでみようか」
・・・
兄「か、辛いな、この味噌は」
おかでん「当たり前だ、味噌なんだから。これをご飯にのっけて食べると、ほう葉の香りと相まっていくらでもご飯がすすむ」
兄「辛いだけのような気がするぞ。本当においしいのか、これ」
おかでん「実は僕もあんまりうまいとは思わなかったな、これは」
兄「やっぱり!」
この後、松本を経由して午後4時過ぎに東京に戻った。
(この項おわり)
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