北の大地を上下左右【北海道・道央/大雪山旭岳】

登場人物(2名)
おかでん:南に行くつもりで、半袖まで新調していたのになぜか北に行く天の邪鬼。
おかでん兄:北でも南でも、何か面白そうな企画があれば同行するおかでんの良きパートナー

2002年06月08日(土) 1日目

いきなりだが、本当は沖縄にいくつもりだった。

行く気満々だった。

H.I.S.のツアーで、「久米島2泊3日、羽田直行便で3万円ちょっと」っていうのがあったからだ。南国の離島で、リゾートで波の音を聞きつつ、泡盛をちびりちびり・・・くぅーっ、これを極楽と呼ばずしてなんと呼ぶ。もう、予約を入れる前から妄想著しくしていたんである。

しかし、まあ結果はご覧の通り。参加・不参加の態度を明確にするのが遅かった上に、チケットの手配もおっとり刀でいた、事の重大さを理解しとらん約1名のために、敢えなく「予約いっぱいでーす」の報。水着を新調しようか、まで考えていたパラダイス野郎の欲望は、その瞬間潰え去ったのであった。

精神のよりどころを失ってしまった僕はうろたえてしまい、何か「精神的にしがみつくことができる」旅行の企画を立てねば・・・と髪を振り乱して検討をした。八丈島、佐渡島、乳頭温泉、ううん、いずれもイマイチ気持ちがまとまらない。ならば、エーイ、南がダメなら北にしてしまえ、となってやけくそで北海道に決めてしまったのであった。

あまりにヤケクソだったので、百名山登山と組み合わせることにした。ターゲットは、十勝岳もしくは大雪山。当日までバタバタしていた関係で、いつもの綿密なプランは支離滅裂。結局当日行き当たりばったりで決めよう、ということになってしまい、手元には「パターン1」から「パターン4」までのありとあらゆる旅のプラン書を握りしめている始末。中には、2泊3日で十勝岳と大雪山両方登ってしまえというスパルタクスなプランもあったが、一読した兄貴が「これ、却下」と一言。無情である。

今回も、暇人同士ということで兄貴との行動。ホント、端から見てると同性愛者に見られるかもしれない。

おっと、あらかじめ言っておくが、この「へべれけ紀行」にはおかでんの全ての旅が掲載されているわけではないぞ。あまりにプライベートであり掲載していないものや、内容が内容なだけに伏せておきたいイベントやらは除外している。また、参加者によっては写真掲載を断る人もいるし。おかでん&おかでん兄の旅行が多くこのコーナーに掲載されているのは、まあ、そこらへんがクリアにしやすい身内だったから、という理由が最大。

新千歳空港近くのレンタカー屋は超巨大

新千歳空港到着後、送迎バスに乗せられてレンタカー乗り場へ行く。今日から2泊3日、レンタカーで道内をあっちこっち制圧しようというつもりだ。

兄 「しかし・・・どこへ行く?空港からどんどん離れていくんだけど」

おかでん 「拉致されているというオチは?もしくは、レンタカーではなくて、レンタヒグマ、とか」

兄 「あんまりヒグマとか言ってると、鈴木宗男に怒られるぞ」

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