ついに牙を剥いた山~迫る日没【百名山無謀チャレンジ】

2003年08月02日(土) 1日目

蔵王への道

朝6時。昨晩のラーメンのダメージをやや残しつつ、車に乗り込む。昨日までは「前夜祭」、今日からが祭りの本番だ。何で前夜祭終了でぐったりしてしまっている?

そんな自分自身に腹が立つとともに、「それもまたおかでん」と納得してしまっている自分がいる。まあ、毎度のことだ。特に睡眠不足や体調不良は無いので、今日からの強行軍は問題無しだ。

さて、あらためておさらいすると、これから向かう百名山は北から「蔵王山」「西吾妻山」「安達太良山」「磐梯山」の4座。これを1泊2日で登ってきてしまおうという企画だ。

この山をどの順番で登るかというのをこの時点で決めかねていた。・・・既に東北自動車道に乗っているというのに。順当に考えれば、一番遠い蔵王から攻めていって、徐々に南下した方が良い。しかし、一番最後に蔵王をとっておいて、最後あの乳白色のお湯にザブンと浸かるというのも魅力だ。

ええと、ここからあれこれ優柔不断で検討した経緯を書き出すとキリがないので、省略。結局、今回は「蔵王山(山形県)」→「西吾妻山(山形/福島県)」→(裏磐梯のキャンプ場で泊)→「磐梯山(福島県)」→「安達太良山(福島県)」→帰京 というルートをとることにした。

まずは、東北自動車道を白石ICまで北上し、そこから蔵王を目指す。

蔵王が見えてきた

蔵王が見えてきた。

いや、さりげなく蔵王は東京から遠い。現在午前10時過ぎ。早くも、お昼が近くなってきている。この時点で山を一つも登っていないんだもんなあ、いくら今回は「楽な山セレクション」とはいえ、本当にこんなのでいいのだろうか。

蔵王だけ、じゃないんだぜ今日は?あともう一つ、西吾妻山があるというのに。

それにしても、蔵王は楽な山だ。この光景をみればよく分かる。左のピークから、右のピークに移動するだけで登頂完了。標高差は約120m。これを1時間半程度で往復するのが標準的なコースタイムだ。もちろん、この山の裏側には蔵王温泉スキー場が広がっていて、その麓から登るとなると半日がかりの登山になるのだが・・・まあ、今回は趣旨が違うって事で、楽させてもらいますわぁ。

本当は、お気楽登山ということなので山に登る前に一発、「遠刈田温泉」に浸かっていこうかとも思ったのだがさすがにそれはやめておいた。

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