俺は見た、リアルな鳥海山を【鳥海山リベンジ】

2004年08月28日(土) 2日目

夜明けの鳥海山

産まれ持っての肝臓の強さで、二日酔いにもならずに朝目を覚ますことができた。

朝5時。まだ、夜が明けきっていない。

起き抜けに、すぐに窓の外に駆け寄ってみる。ピンク色に染まる空に、くっきりと鳥海山が浮かび上がっていた。

さあ、登るぞ。グルマンな食べ歩きの旅は昨日までだ。今日はアスリートとして山頂でビールを飲むぞ。

・・・あまり昨日と変わっていないような気がする。というかアンタ酒びたしじゃないか。

そっと、ザックにしまい込んだビール缶を撫でる。膝の一個や二個ダメにしても、これだけは山頂に運ばないと!

相変わらずアホな事を考えているが、決して昨日のワインが抜けていないわけではない。至って正気だ。

ホテル前で出陣の雄叫び

5時26分、身支度を完了したのでチェックアウト。OPEN24HOURなのだが、さすがにフロントには誰もいなかった。鍵をカウンターの上に置き、裏口からホテルを離脱。どうもお世話になりました。

ホントだったら、ここのレストランでゆっくりと朝食としゃれ込みたかったのだが、また次の機会にしよう。

何もない平原と、鳥海山

車を走らせる。

それにしても、ホント何もないなあ・・・。鳥海山、隠してくれるものが何もないすっぽんぽん状態。おかでんに視姦されているため、恥ずかしくなったのか赤く染まっていた。

・・・あれ、鳥海山って男人格?女人格?どっちだろう。

鳥海ブルーライン

吹浦(ふくら)から鳥海ブルーラインに入る。快適な山岳ドライブだ。朝の清々しい空気の中を、車が駆け抜ける。

うむ、気分は松任谷正隆。カーグラTVのテーマをBGMでよろしく。

一気に標高が上がる

海抜がほぼ0mの地点から登り始めて、一気に標高を稼ぐ。独立峰なので、峠を越えるような面倒なことはない。ただひたすら登っていくだけだ。

あっという間に、植生が変わっていく。先ほどまで多い茂っていた樹林帯が、高さ数m程度の低木になってきた。

三角屋根が見えてきた

吹浦からだと、大平登山口が近い。しかし、こちらは山頂までやや時間がかかるためか、いまいち人気は無いようだった。駐車場に停めてある車がまばらだ。

おかでんは、前回のリベンジマッチということもあるので、象潟(きさかた)側から鳥海ブルーラインを登ったところにある鉾立(ほこだて)登山口に向かう。やはり、きっちりと前回のリタイアを「無かったこと」にするためには、同じ場所からスタートしないと収まりがつかない。

と、ハンドルをぐっと握りしめ決意を新たにしていたら、なにやら前方に三角屋根の建造物が見えてきた。おっ、あそこが鉾立登山口だな。

鉾立の駐車場

6時08分、鉾立の駐車場に到着。驚いたことにこの時間で既に駐車場には多くの車が停まっていた。

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