日本満喫お接待【群馬ぐるぐる観光】

碓氷峠を疾走
C-119

碓氷峠を走る。下手な運転なので、体が振り回される後部座席に座っていたJennyには申し訳ないのだが許して。

Jennyは「さすが『頭文字D』の舞台となった碓氷峠!」とか「おかでんサン映画の主人公になれる!」とか調子のいいことを言ってくれたが、さすがにそれは褒め殺しに近い。

おかでんは何度もこの道を通った事があるのだが、車道のすぐ近くに鉄道の橋梁があるポイントが結構あることは知らなかった。運転に気を取られていて、脇を見る余裕が無かったからだろう。今回は同行者が居ることもあって、「あっ、橋が見えた!」という発見報告がある都度車を停め、橋を見にぞろぞろと車を降りることを繰り返した。

ただ車を安全なところに駐車しないと、後ろから来た車にずどん、というのが当たり前のようにあり得る視界の悪さ。中間は広いけど出口は極端に狭い、クリアできるラインは一本しかない。

ここから長野県
軽井沢に入ると急に平坦
ウェディングドレス

長野県という看板が出てきたら碓氷峠は終わり。ここから、さっきまでの道は何だったのかと思うくらい、一気に平坦な土地になる。しかも、開けた街並みなので、女性陣二人は「ふあー」と歓声を上げていた。

確かに、日本であっても、「峠を越えた先は平地」というのはあまり例がない。普通、峠のてっぺんまで登ったら、そこから同じような下りが待っているものだ。峠とは「乗り越えていく」ものだから。それがここ軽井沢では、なにか別ステージになっているのだった。

軽井沢は日本を代表する避暑地だ、と説明したのだが、多分Jennyからすると夏に訪れたとしても「避暑、どころか寒い」と感じると思う。長袖必須だろう。台湾の人は、日本人が思う以上に寒さに弱い。在日歴が長くなっているFishでさえ、毎年冬になると風邪をこじらせ一カ月くらい調子が悪いし、「冬は空気が乾燥して困る」と、保湿クリームを多用している。日本に生まれ育ったおかでんからすると「えー?乾燥しているかぁ?」というレベルなのだが、高温多湿育ちの人からすると「日本の冬はパサパサ」らしい。

台湾にも、埔里や梨山といった避暑地はあるが、緯度が日本と違いすぎる。「避暑」のレベルが異次元だ。

旧軽井沢の道案内

それは兎も角、軽井沢というのは台湾ではそれほど馴染みはない場所のようだ。台湾発の、台湾人向け日本ツアーの企画書をいくつも見る機会があるが、軽井沢に立ち寄っても「アウトレットモール」目的だ。軽井沢って、街歩きが楽しいわけだが、さすがに弾丸特急的な大人数ツアー旅行にはそぐわないのだろう。そんなわけで、「軽井沢!」と台湾勢に説明してもいまいちワクワクしてくれないのだが、街並みが明らかに金持ちそうだし、ブライダルショップがあったり、オサレ系の店が並ぶので「何だか違う空間」と気がついたようだ。Jennyは後部座席からあれこれ街の風景を撮影していた。

岩魚塩焼き

軽井沢を楽しむなら、レンタサイクルでも調達して半日くらい教会見たり店を巡ったりするのがよろしいが、さすがに時間が無い。パス。そろそろ日が傾いてきたので、焦って参りましたよ。次の目的地、白糸の滝へ行く。

駐車場から白糸の滝に向かう途中、岩魚を売る屋台が出ていた。中国語の歓迎表記もあったので、案外中国語圏の人もこの地に来ているようだ。風光明媚な場所なので当然といえば当然だが、ちょっと意外。ここに立ち寄った後、一体どこへ行くんだ。善光寺にでも行くか?

鮎には過敏に反応する台湾勢だが、岩魚には全く興味がないらしく、ほぼスルー。この扱いの差は一体何?

白糸の滝の手前
白糸の滝

白糸の滝。

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