デジャブな旅【岡山/広島旅行】

ロープウェイ

山頂を踏むことなく、獅子岩駅に戻る。まだ次のロープウェーが出るまで時間があるので、その間「獅子岩」の上から瀬戸内海の島々を見て過ごす。

獅子岩からの眺め

ここからでも景色は十分に楽しむことができた。というか、春霞のせいで視界全体が白いもやに包まれており、遠くの島々を見るのは難しかった。これだったら、無理して山頂を目指さなくても良かったかもしれない。

送迎バス

ロープウェーを乗り継いで紅葉谷まで下山。時間があれば原生林の中を徒歩で下りたいところだったが、1時間くらい時間がかかるので断念。

ロープウェー乗り場からほど近いところに、無料送迎バスが停まっていたので利用することにした。

バスに乗って3分程度で厳島神社裏手のバス乗降所に到着。ちょっとだけわかりにくい場所に乗り場がある。こりゃ往路の際に見つけられない訳だ。

Fishは「紅葉谷を歩くのは気持ちいいので、バスに乗らなくてもいいよ」と言っていたが、残念ながら時間がもうギリギリなんスわ。徒歩での移動は断念願った。

五重塔

船の出発まであと45分。お土産物屋を散策するための時間を確保するのもちょっと厳しくなってきた。

そんな中、Fishは真っ赤な五重塔が気になったらしく、行ってみたい、という。この程度の寄り道だったら問題ないと思うので、立ち寄ってみることにした。1407年の建立で重要文化財。中は立ち入りできないので、外から眺めるだけだ。荘厳な建物。

千畳閣

千畳閣内部

千畳閣その2

五重塔の隣には千畳閣という建物がある。本名は「豊国神社」といい、豊臣秀吉が建立させたもの。非常に広く、畳857枚分の広さがあるということから「千畳閣」と呼ばれている。四捨五入しすぎな気がするが、まあ「千畳」と呼んだ方がすっきりするのでOK。

非常に広く、雑巾がけレースをやってみたくなる広さ。入場料100円。

潮が引いた大鳥居

厳島神社の脇を通り、フェリー乗り場に向かう。

おっと、いつの間にか潮が引いており、大鳥居のあたりまで陸続きになっているぞ。大鳥居の根元まで接近している人がいる。あと、修復作業用のクレーン車も乗り込んでいる。引き潮のときだけ修復ができるわけであり、結構大変だと思う。

われわれは、「潮が満ちている厳島神社」と「潮が引いている厳島神社」の両方を見ることができ、ラッキーだった。

時間があれば鳥居のところまで歩いて行くのだが・・・今回はパス!

もみじまんじゅう製造ライン

14時30分、ようやくフェリー乗り場に向かう。

本当はここで1時間くらい余裕を設けて、ゆっくりとお土産物屋さん巡りをしようと考えていたのだが、予定が狂った。やはり弥山山頂まで登ろう、という発想は無理があったな。あれもこれも、と詰め込んでしまったのはおかでんの失策。申し訳ない。

宮島はフェリー桟橋から厳島神社の間に商店街があり、そこにお土産物屋さんがずらりと並んでいる。宮島土産に限らず広島土産もここで買うことができるので、職場や知人向けのお土産を買うにはちょうど良い。旅の最後にここに立ち寄ったのは、そういう思惑があったからだ。

見どころは、もみじまんじゅうをせっせと作っているマシン。これは大抵店頭に置いてあり、目の前でガシャンコガシャンコと動いており、ガラス越しにそれを観察するのはとても楽しい。もみじまんじゅうの作成からラッピングまで全ての行程で人いらずのスーパーハイテクマシンだ(ただし、原材料を補充するのに当然人手は必要だが)。

もみじまんじゅう製造ライン2

Fishはしばらくこのマシンに釘づけになっていた。そうか、広島県人だったら珍しくもなんともないマシンだけど、そうでない人からしたら珍しくてたまらんかもしれない。

もみじまんじゅうを買う

もみじまんじゅうを買う。バラでも買うことができるので、食べ歩きをするのに最適だ。結局われわれの昼食は、もみじまんじゅう1個ずつと、あなごめし半分ずつ、となった。時間に余裕があれば、揚げもみじまんじゅうとかにぎり天とか食べたかったんだが。

もみじまんじゅうだが、「にしき堂」や「やまだ屋」、「藤い屋」などいろいろなメーカーがある。人によって好みが違うので、どのメーカーが良いとは言いづらい。おかでん自身、もみじまんじゅうを「あげる」立場であり、食べる機会が滅多にないので「どこのメーカーがお奨め?」と聞かれても、困る。1個単位で売っているわけだから、各メーカーを食べ歩いて好みの店を見つければ良いと思う。

あと、もみじまんじゅうはデフォルトのこしあんのほかに、チーズとか抹茶とかつぶあんとかカスタードとか、いろいろな味がある。それらの味が詰め合わせになったセットが売られているので、目新しさを求めるならそういうのも良いと思う。ただ、おかでんとしてはこしあんが最ももみじまんじゅうとして優れていると感じている。

大きなしゃもじ

途中、Fishはお土産物屋さんで絵葉書を購入していた。はがきは、厳島神社から眺めた大鳥居がデザインされていた。どうするのかと思ったら、商店街の中にある郵便局に向かい、台湾に住むお母さんにはがきを送っていた。おお、そうか、せっかく宮島という日本を代表する観光地に来たのだから、記念に絵葉書を送るのはごもっともだ。ちょうど郵便局が商店街内にあってよかった。

鹿

そのあと、予定通り15時ちょうどのフェリーに乗って宮島口へ向かう。

大鳥居とお別れ

フェリーで移動中、Fishは往路同様熱心に大鳥居の撮影をしていた。やっぱり観光客にとっては非常にフォトジェニックなスポットなのだろう。なるほど、と感心するおかでん。今回、自分の地元を人に紹介するなんて初めての体験だったので、Fishがどこでどう興味を持ったか、というのは勉強になるし楽しかった。

JR宮島口駅

宮島の看板

預けていた荷物をコインロッカーから取り出してJR宮島口駅に到着。

宮島口駅から広島駅までは27分。広電と比べて相当早い。

宮島さん

Fishが「おなかが空いた」という。この2泊3日の旅に関していえば、おかでんよりFishの方が食欲旺盛だった。健康的に観光を楽しんでいるようで何よりだ。というか、初日昼に続いて3日目昼もFishは少量しかご飯を食べられていないわけであり、ひでぇコーディネーターに振り回されたという結果に終わっている。申し訳ない。

宮島口駅にあるキオスクは、土産物も取り扱っている。その中で「宮島さん」というお菓子を購入し、Fishに渡した。これは、宮島銘菓の一つで、おかでんが職場へのお土産としてよく買っているものだ。風月堂の「ゴーフル」に似た洋風せんべい。何が魅力かというと、お値段がリーズナブルということだ。8枚入りのパッケージで370円。もみじまんじゅうを買うと1個100円程度してしまうので、職場の人全員に配るとなると結構なお金になってしまう。しかし、「宮島さん」だと少ない金額でみなさんに配ることができる。しかも味はおいしいし、宮島に行ってきました!感が強く、土産物には最適だし。

Fishは広島駅に到着するまで、このせんべいをバリバリ食べていた。

広島空港行きリムジンバス乗り場

広島駅でJRを降り、ここからはリムジンバスに乗って広島空港を目指す。所要時間45分。広島市街から相当遠いところに広島空港はある。以前は広島の市街地の中に空港があったのだが、移転してずいぶんと広島市から遠いところに鎮座しちゃった。今度、広島県に隣接する山口県岩国市に「岩国錦帯橋空港」が開港するので、少しは広島空港の客足を奪いそうな予感。特に、宮島と錦帯橋(岩国にある日本三大名橋)をセットにした観光を計画するなら、岩国空港は便利だと思う。

高速道路で空港を目指す

広島空港には予定通り到着。広島駅からのリムジンバスは、山陽自動車道任せ。もし山陽自動車道で事故があって通行止めや渋滞が発生すると、飛行機に間に合わないということが起きる。だから、時間に余裕をもってバスに乗っておかないといけない。

リムジンバス広島空港到着

広島空港にも立派なお土産物屋さんがあるので、買いそびれた逸品があるなら、ここで買うのもよろしかろう。Fishは、熊野筆に興味津々だった。

飛行機のタイムテーブル

広島空港の3階部分には3軒のお好み焼き屋がある。Fishが「お好み焼き、食べていきますか?」と水を向けてきたが、飛行機の出発まであと20分。焼きあがるまで最低でも15分近くかかる食べ物だから、どう考えても間にあわない。残念だが諦めよう。それにしても、Fishは昨晩お好み焼きを食べたばかりなのに、今回また食べても良いと思ったということは、結構気に入ったのかもしれない。地元の料理が気に入られるというのはうれしい限りだ。しかし、実際にお好み焼きを食べるだけの時間を確保できなかったのはよくなかった。

結論として、2泊3日で岡山・広島観光というのはかなりタイトだった、ということだ。特に最終日、広島市内から宮島を経由して広島空港、というのは大変だった。宮島への移動はJRを使うべきだし、宮島では弥山まで登ろうなんて色気を出さないほうがよさそうだ。

一路東京へ

ANA684便羽田行きに乗って帰京。無事に旅を終了することができた。

今回の旅は、「地元民があらためて地元を眺めなおす」よいきっかけになった。観光客目線と地元民目線の違いというのが良くわかり、勉強になった。最初は「なんで僕が勝手知ったる岡山/広島を旅しなけりゃならんのだ」と思っていたが、案外「知り尽くした町をまた歩く」のも良いものだ。

Fishは言う。「次は知床か屋久島に行きたい」と。どちらも世界自然遺産に登録されている場所だ。果たしていつ行くことになるのだろうか。いや、そもそもFishの旅に僕がお招きされるのかどうかもよくわからない。知床だったら一度行ったことがあるので、またガイド役を買ってでるつもり。屋久島だったら、僕自身行きたいと思っていてまだ行けていない場所なので、これもまた同行を買って出るつもりだ。



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