ふたつの「百名山」を登ろう【根子岳・四阿山】

中四阿

12:01
中四阿の山頂は岩場になっている。登山道は山頂を経由するものと、山頂を巻くものと2種類ある。ここはダイナミックに岩場を登って・・・とも思ったが、面倒くさくなったので巻き道を通る。体力温存。おかでんの中長期計画を一言で言い表すとこの言葉になるかもしれん。

岩場の上

12:05
この辺りは岩場が少し続く。ハシゴや鎖があるような場所ではないが、先ほどとは雰囲気ががらりと変わり、楽しい。それにしてもなんでこんなに変化に富んでいるんだ、この山は。

尾根を進む

12:09
尾根を進む。これから先も尾根づたいに進んでいくので、自分がこの後どういうルートと斜度で歩いていくのかが一目瞭然。展望が開けているので、子供だったら「ヤッホー」と叫びたくなるだろう。

でも、良い子のみんなは「ヤッホー」なんて叫んじゃダメだぞ。本格的な山の場合、大声を出すというのは遭難して救助を求めているのと勘違いされることがあるからだ。

樹林帯の中に入る

12:20
見晴らしが良いのはここまで。今度こそ本格的な樹林帯の中に入る。ここからはひたすら歩いて菅平牧場の駐車場まで歩いていくことになる。

凍ったまま溶けない水

12:26
一息入れよう。ずいぶん足が痛くなってきた。久しぶりの本格登山なので、右足に靴擦れができてしまったようだ。

懸案の「凍ったまま溶けない水」だが、下山最中にゴトゴト揺れたおかげか水がそこそこ確保できた。水に餓えることなく登山をフィニッシュできそうで、なによりだ。

今回、山のスペックと比べて余剰と思われる2リットルの水を持ち込んで正解だった。量が多い分、溶け出る水の量も多かった。これが1リットルだったら、水に不自由していたと思う。

ひたすら下山

12:47
樹林帯の中を歩く。

菅平牧場

13:03
木に赤いプレートがくくりつけられているのを見てみたら、「菅平牧場」と書いてあった。ここから菅平牧場の敷地に入る、ということか。今朝、せっかく入場料200円を払ったんだから、じっくり元をとらないと。心なし、どすんどすんと足音高らかに歩く。

このあたりから道はさらによく整備されている状態になった。

川を渡る

13:12
川を渡る。本当に変化に富んだ山だな。渇水状態だったらここで水を補給するのだが、一応間に合っているので何もせず通過。さあ、これからゴールまでの間、水分断ちですよ!なぜなら、フィニッシュした直後に冷えたビールをキューっと飲むのがたまらんからです!・・・あっ、いけねぇ、今日は車で来ていたんだった!飲めないじゃん。

菅平牧場

13:18
急に開けたと思ったら、牧場に突き当たった。

これから先は牧場の柵沿いに歩いていくことになる。

牛でも見かけたら冷やかしてやろうと思ったが、暑いからかどうなのか、一頭たりとも見かけることはなかった。まさか、ドナドナのように荷馬車に乗せて売られて行ったわけはないよな?

四阿山登山口
地面に⇒

13:25

牧場のへりをずっと歩いていくと、車道に出た。ようやくゴールらしき雰囲気になってきたぞ。

車道と登山道のはざまには、「四阿山登山口」と書かれたゲートが設置されていた。さらに、その近くには登山者の数をカウントするセンサーも設置されていた。

車道にはペンキで矢印が書いてあり、「こっちがゴールですよ」と分かりやすい。

13:36
10分弱、車道を歩いて菅平牧場の駐車場に帰還。お疲れさまでした。

歩数を確認してみたら、26,132歩の行程だった。測っておいてなんだが、これが多いのか少ないのかさっぱりわからない。今後も登山時の歩数測定を続け、自分なりの基準をこしらえてみたいものだ。

牧場の売店

13:37
せっかく牧場に居るんだから、牛乳でも飲むことにしよう。売店にはひっきりなしに登山客、ふれあい牧場の観光客などが出入りしていて、みんなうれしそうにアイスクリームを食べている。おかでんはアイスよりも牛乳をチョイス。だって、「乾杯!」ができるから。ただし一人お疲れさま会になるけどな。

売店のメニュー

牛乳一杯300円なり。量の割に高いが、「せっかくだから」の枕詞でついつい頼んじゃう。

牛乳

味は濃厚でうまい。よく冷えているのもありがたいところ。ゆっくりかみしめながら飲む。はー、これで一息つけた。登山、終了!無事故で下山できてよかった。

さて、この後は温泉に入って、可能なら蕎麦食べて、とっとと帰ろう。どうせ関越自動車道は渋滞しまくるだろうし。

帰り道、往路で200円徴収された検問所を通過する。帰り道でも、入場券を提示しなければならない。入場券、邪魔だからといってくしゃくしゃにして捨てないこと。

ラガーめんのお店

13:55

菅平には若者の姿があっちこっちに。また、送迎のバスが路上に鈴なりになっている。夏合宿のメッカとはいえ、これだけ栄えているとは思わなかった。

そんな中、「ラガーめん」ののぼりが立っているお店が。ああ、思い出した。以前、アワレみ隊の企画で「国道走破サイコロ3」をやった際にここに立ち寄り、「ラガーめん」を食べたっけ。懐かしいな。今回も温故知新でそれを食べても良いのだが・・・まあいいや、温泉に入るのが先だ。

千古温泉

14:21
入湯する場所に選んだのは、菅平から上田菅平ICに向かう途中にある「千古温泉」というところ。

昔は宿泊も受け付けていたらしいが、現在は日帰り入浴のみ。あまり知名度がない温泉なのだが、お湯はとてもよかった。泉質は「アルカリ性単純硫黄冷鉱泉」。カランが2つしかなく、湯船も4人入るのがやっとくらいのサイズだが、汗を流すことができて助かった。

ただし、アプローチがちょっとわかりにくいので、カーナビがないと見落としてしまうかもしれない。

看板の前で記念撮影

この後、蕎麦を食べにいこうと画策したが、結論から先に言うと諦めた。15時過ぎの到着でも営業している、いわゆる「中休みなし」のお店はこのあたりだと「刀屋」「おお西」くらいしか思いつかない。で、「刀屋」は日曜日定休だから今日はダメだ。じゃあおお西で発芽そばでも手繰ろうか、と思ったが、なんだか面倒臭くなってきたのでやめにした。駐車場がどこだったか覚えていないからだ。

上田菅平ICから関越道に乗り、家に向かう。途中、想定通りの大渋滞に巻き込まれたが、日没までには帰宅することができた。

四阿山、変化に富んだ良い山だ。ちょっときつい登りもあるけど、こういう山こそ山ガールに受けると思う。高尾山などの低山じゃなくて、もう少し標高が高くて楽しい山に登りたい、という向きには最適だと思う。幸せな一日でした。やっぱ山はいいわ。来月にでもまた山登りに行こう。

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