パッケージへのお絵かきが終わったら、お待たせしました、みんなワクワクの具選びだ。「組み合わせは5,460通り!」と書かれている通り、選び方は本当にたくさん。目移りしてかなわん。
麺は1種類しかなく、選択の余地はない。しかし、スープはしょうゆ、シーフード、カレー、チリトマトの定番4種類から1つを選ぶ。これだけでも、それぞれの個性が出てきて会話が盛り上がる。「え、なんでチリトマトなの?変わってるね!」とかなんとか。
そして、具は12種類の中から4種類を選ぶことができる。この日用意されていた具は、
エビ、コロチャー、タマゴ、ネギ、ひよこちゃんナルト、ガーリックチップ、インゲン、チェダーチーズ、カニ風味カマボコ、コーン、キムチ、揚げナス
だった。普段お目にかかれない具を選ぶもよし、「俺が信じる定番鉄板具材」で固めるもよしだ。また、よこさんのように「エビダブル」なんていう偏食オーダーもありだ。なんなら、「エビだけ4つ!」と頼んだっていい。それがうまいかどうかは別だけど。
4人とも、あーでもないこーでもないと順番待ちの間に悩み、相談し、相手のチョイスに驚き、そして笑っていた。
「ファクトリー」という名前が付いているとおり、透明ついたての向こうはまさに食品工場となっていた。麺がベルトコンベアでゆっくりと流されてきており、実際に作業をするのは職員さんだ。さすがに食べ物を扱うだけあって、一般客には一切やらせない。
我々が作ったカップを職員さんに渡すと、ベルトコンベアのところにセットしてくれた。
具は、まるでアイスクリーム屋のように奇麗に並べられてあった。職員さんにスープの種類を告げ、具を4つ伝えると手早くトッピングしてくれる。
これがおかでんバージョンカップヌードル。チリトマトヌードルをベースに、いんげん、揚げなす、ガーリックチップ、そしてエビを入れてみた。
「これでよろしいですか?」
と最終確認された際、「もっと多く」と言ったら、職員さんに苦笑された。
次に具入りの容器は紙のふたが貼り付けられる。
さらにはラップをして、それを明るく輝く機械の中へ・・・
ゴー
出てきたカップヌードルは、さっきまでゆるみのあったラップがぴっちり容器にくっついていた。これにて世界で一つだけのカップヌードル、完成。
でも演出はそれだけではない。お土産として持ち帰る用のエアバッグが用意されてあった。首からぶら下げることができるエアバッグで、カップヌードルを入れたあと注射器で空気を入れて膨らませる。最近、横浜界隈でやたらとこの「首からカップヌードルをぶら下げている人」を見かけるが、これが正体。みんな嬉しそうに首からぶら下げて歩いているが、格好の広告塔になっているのだから日清食品としても嬉しいだろう。
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