慣れない団体山歩き【西沢渓谷】

登山地図の写し

西沢渓谷界隈の登山地図。あんまり詳細に撮影すると著作権上よろしくないので、この程度でざっくりと。

赤い線が歩道になっているのだが、ぐるっと渓谷にそって周回するルートをとることになる。山奥なので、どこか別の場所に突き抜ける、ということはできない。反時計回りに回っていく一方通行なのだが、渓谷最上流から先、行程の後半はすっかり渓谷から離れてしまう。ここから駐車場までは単なるウキウキ森林浴タイムであり、渓谷美を満喫できるのは前半だけだ。さあ、これから!というテンションをどういう形で高めていくのか、計算してから挑まないと「あれっ?」ということになってしまうぞ。

標識

10:06
歩道脇にあった看板。

西沢渓谷 これより1周約10km

だそうで。思ったより距離がある。で、これをだいたい4時間くらいかけてのんびり歩いていく、というのが一般的なコースタイムだ。

「下りは川に流されていけば早いんじゃね?」

とか余計なことは考えるなよ、おっさんこう見えてもサークルの中では上から数えて数人目くらいに位置する、「年配者」の位置づけだからな。大人の苦みばしった渋みというのを、見せつけてやる。「無茶してナンボ」の正統進化というのはこういうものだ、というのを思い知らせてやる。

・・・といっても、今んとこ何もアイディアないんですけど。やってることといえば、「山、楽しい?」なんて若者たちに声をかける、卑屈な状態。なんでこうやって若いやつらのご機嫌伺ってるんだオレ、となんだか微妙な気持ちになる。

みんなで歩き始める
車両通行止めのゲート

10:08
しばらく車道を歩いていくと、ゲートが出てきた。ここで車は通行止め。ここから先は徒歩のみということになる。ゲートのところに、「西沢渓谷ハイキングコース 1周約4時間」という看板が出ていた。さて、本格的に歩くか。

緑

10:19
生い茂る木々の奥の方で、小さな滝が見えた。一同、「おー」と言いながらめいめいスマホを取り出して撮影していた。しかし、これくらいの滝でいちいち感動している必要なんてないってことを、このあと思い知らされることになる。

道は整備されている

10:20
車止めがあったとはいえ、まだまだ道は整備されている。管理用の車がこのあたりまでは出入りするのだろう。ガードレールがやたらと高いのはなぜだろう。人が倒れ掛かっても、乗り越えて転落するということがない安心設計。広い車道、これから渓谷美だ!という喜びから仲間同士キャッハウフフとはしゃいじゃって、うっかりバランスを崩して転倒・転落・・・なんていう悲しい事故が過去にあったのだろうか?

トイレ

10:21
何やら前方にダンゴムシの背中みたいなドームが見えてきたな、と思ったら、ここは公衆トイレだった。大げさな建物を作ったものだ。こういう形だと、トイレの匂いがこもりにくいのだろうか?まさか。

おそらく、雪が積もってもこれなら安心!屋根に雪が積もらないよ!ということなんだろう。

分岐

10:22
ここまでで1キロ歩いたことになる。七ツ釜五段の滝まで1時間30分。この五段の滝が西沢渓谷の一番イイカンジの場所らしい。なので、案外近い。「うえー、行って帰って4時間かよ、結構長いな」と思ってしまうが、見方を変えれば、片道2時間程度っていうことであり山の世界においてはとても近場だ。

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