10:47
全体的に道はとてもよく整備されており、歩くのに困難な場所はなかった。お子様連れでも行けるかというと、多分お子様は嫌がるとは思うけど問題はない。
渓谷、しかも滝があるような場所なので、案の定アップダウンはそこそこある。なだらかなところはとことんなだらかなのだけど、ぐいーっと登って、ストンと下るといった箇所がいくつもある。ただ、悪質なアップダウンで精神が荒むような場所は皆無だったし、水に濡れて滑りやすい岩場などもないので、全体的に快適。会話を楽しみながら歩いていける、気楽さがある。こりゃ紅葉や新緑の季節に大混雑するわけだ。
今回は、スマホに入れておいたGPSロガーアプリを使って自分の歩いた道筋を記録してみた。激しくスマホのバッテリーを消耗する行為だけど、半日ツアーの今回なら問題はない。
「山旅ロガー」と「地図ロイド」というアプリを組み合わせ、国土地理院の地図上に自分の場所を表示させ、行動の軌跡を表示させる。初めてまともに運用してみたのだけど、「なるほど、そうですか」程度の感想だった。思ったよりも感動が薄かった。
というのも、GPSが受信しにくい谷底を歩いているので、結構記録にミスがある。そして、この西沢渓谷はあちこちに看板が出ているし、頻繁に「〇〇の滝」「〇〇岩」といったポイントが出てくるので、自分の現在地というのは機械なしでも十分に把握できていた。だから、スマホの画面で「今このあたりにいます」と言われても、「あ、やっぱりそうだよね」程度にしか思えなかった。それよりもむしろ、地図に描かれている登山道から頻繁に脱線する軌跡が気になって、あまり納得感は得られなかった。
悪いものじゃないんだけど、今回は場面が悪かった。
10:51
前がつかえた。
ここから階段を使ってせり出した尾根を一つ乗り越えていくのだが、その上り坂で人が詰まってしまっていた。なるほど、この程度の人数でこうなるのだから、シーズンで人が多い時は大変なことになりそうだ。
これまでは、こういう詰まっている光景を見るにつけ、「団体客ウゼー」と思っていたものだが、いざ今回身内が団体そのものであると、なるほど人が多いと詰まるよね、仕方がないよね、という気になってくる。
10:53
滝がちらっと見える。
10:55
尾根を登りきったら、すぐまた下り。結構急。
本当なら、沢沿いに尾根を回り込んでいくべきなのだけど、渓谷ということもあって川の周りが崖で危険だ。だから、高度差をこなすのが面倒臭くても尾根を乗り越えていく歩道になっているのだろう。
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