ダウンヒルに焦がれて。【奥多摩トレックリング1】

階段

今回のサイクリングは、ひたすらポイントtoポイントで自転車を漕ぐのではなく、道中のいろいろなスポットに立ち寄ることに主眼を置いていた。まさにオリエンテーリングだ。それは赤ちゃんへの配慮でもあるし、スタンプラリー好きな僕自身の趣味嗜好だった。

幸い、トレックリングでもらったサイクリングマップには、いろいろなスポットが記載されていた。せっかくだから、見られるものはどんどん見ていきたいものよのぅ。

さて、進んでいった先に石段が見えてきた。この会談の先に、「白髭神社」があるらしい。当然我々も自転車をいったん停め、石段を上がってみる。

トレックリングからは、「自転車から離れるときは必ず自転車に鍵をしてほしい」と言われている。そのため、首から自転車の鍵をぶら下げているわけだが、ここでもきっちり鍵をかける。まさかこんな道のところで自転車泥棒が現れるとも思えないが、念のため。

白髭神社

おおお。これが白鬚神社か。

ななめにせり出した大岩。その岩に押しつぶされそうな状態で神社が建っていた。よくこんなところに神社をこしらえたものだな。

白ひげ神社の言われ

なるほど、この大きな岩そのものがご神体なのか。石灰岩なので白い岩肌から、「白髭」信仰とつながったのかもしれない。

「黒ひげ危機一髪」が、剣を刺されたら飛び出す仕組み。逆に白ひげは、岩に押しつぶされそうなので危機一髪。

大岩
耳に御利益があるらしい

白髭におまいりした後、道を先に進む。すると間もなく、「耳神様」という札が現れた。おっと、サイクリングしている暇がないな。

昔の人は、耳が痛いときは「岩に開いた小さな穴」にお祈りをして病気回復を祈願したらしい。その名残だという。

えーと、どれが耳神様?・・・ああ、これか。

言われなけりゃわからない、小さなくぼみがそこにあった。こういうものまで、神を見出すんだから日本人のアニミズムというのはものすごい想像力のたまものだ。「穴=エロい象徴」くらいにしか発想が至らない自分が恥ずかしい。いやでも、実際に「棒と穴」はそういう性的信仰の象徴として、日本に限らず世界で一般的なわけで。

走る

さすがに同伴者に、「棒と穴」の話はできっこない。

そんなことを考えているとはつゆしらず、同伴者は楽しげに前へと進む。赤ちゃんを背負いながら。電動アシスト付きなので、加速が非常にスイスイだ。僕が乗るクロスバイクは、静止状態からの加速が非常にゆっくりなのに対し、電動アシスト付きだとドン!とスタートできる。さすがだ。しかし、トップスピードはちゃんちゃらトロいので、スピード勝負ではクロスバイクにかないっこないのだけど。

いろは坂
樹齢二百年の木

奥多摩町はいろいろ楽しませてくれる。あちこちに看板がでており、むかしみち途中を飽きさせることがない。ほれ、今度は樹齢200年の楓、だって。

楓の木が樹齢200年、というのがすごいのかすごくないのかはよくわからない。

「わざわざ白看板が立つくらいだから、やっぱりすごいんじゃないかな?」
「どうなんですかね?」

お互い、自転車を降りてはみたものの、リアクションに困る。さらには、

「えーと、肝心のソレはドレ?」
「アレですかね?」

目標物が見つけにくかった。

鳥居

白い鳥居が建っていた。惣岳の不動尊、だという。階段の先がよく見えなかったので、奥まで歩いていくのはやめにしておいた。ここから延々10分歩いた先にあります、とか言われたらさすがに困るので。

むかしみちは、ところどころある分岐がトリッキーでやや注意が必要だ。気を許すと、すぐに青梅街道に向かってしまうし、土砂崩れなどで通行止めになっている場所も時と場合によっては存在する。この時も、通行禁止区間が何か所かあり、むかしみちを全部自転車で走れたわけではない。だからよけいややこしく、地図を見るのが苦手な人は単独で訪れない方が良いと思う。

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