ワカサギ釣らずに豚を喰う【松原湖ワカサギ釣り】

釣り具を受け取る

釣り具を受け取る。投げ釣りをするわけじゃないので、釣り竿は短いし、シンプルなものだ。リールさえ付いていない。さすがにマイ釣り竿を持ってきている人は、リールだった。ええのう。

リールがついていない我々のレンタル釣り竿の場合、糸を手繰ったり垂らしたりするときやや面倒くさい。

はしゃぐ子供達

今回はチビッコが3名参加していて、賑やかだ。親がこういうアウトドアに親しんでいるので、当然その子供達もアウトドアに慣れている様子が窺える。週末になると、あちこちに連れ回しているっぽい。そしてそれは子供にとっても嬉しいので、親子そろってwin-winだ。ただ、この場に一人もママは参加しておらず、こういうアウトドア趣味は奥さんと共有するのは難しいのかもしれない。

マイ釣り竿を持っている人は、それだけにとどまらず、荷物を運ぶことができるソリ、スコップ、暖を取るためのストーブなどいろいろ持ち込んでいた。すげー。何でも出てくるなあ。一方の僕はというと、下ごしらえしたジャガイモや肉、鍋釜などを詰め込んだスーツケースを持ち運んでいる有様。もちろん雪上仕様ではないので、コロを雪の上で転がすなんてできない。だから、かついでいっている状態。そり、いいなあ。でも、マイカーで参加している人の特権ではある。さすがにこのソリを抱えて、首都圏の電車に乗って移動したいとは思わない。

ドリルで氷に穴を開ける

適当なところに陣取り、ドリルで氷面に穴を開けることにした。

今更驚くことでもないが、マイ釣り竿の人は当然のようにドリルまで持っていた。そりゃそうか、竿持っていて、ドリルだけはレンタルってわけにはいかないから。こんなデカブツ、普段家のどこにしまっているのだろう?一戸建ての家にお住まいでもなけりゃ、こんなん無理だわ。

こんなおもちゃを子供達がほっとくわけがない。さっそく女の子が、「私がやる!」と率先してドリルに飛びついた。しかし、子供の身長と力じゃ、到底氷に穴が開くわけがない。ドリルが右へ左へと動くので、それに振り回されていた。

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ドリルで穴掘り中・・・。

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大の大人がやってもこんな状態になる。決して硬いというわけではないのだが、バランスが取りにくい。

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必要数の穴を開け終えたところで、いよいよ釣り開始。

・・・なのだが、釣り針に餌を付けるという難作業がまだ残っていた。これが本当にやっかい。

お店で買い求めた餌は、「紅サシ」というものだった。おがくずの中に、赤い芋虫さんがhelloしている。えぐいとかぐろいとか言ってはいかん。釣りというのはこういう娯楽だ。

「特徴 赤い虫で魚の食いが抜群」

と書かれている。抜群だって!こりゃ釣果期待大!・・・と、弱々しく笑う。いやもう、全然期待していないから。1匹でも釣れればラッキーくらいにしか思っていない。前回赤城大沼の経験から、釣れるっていう気が未だに全然しないんだから。

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大体、赤いからってよく釣れるという論理がよくわからない。わかさぎって色を識別できるんだろうか?色盲じゃなくて、「おっ、赤だ!腹減った!よって喰うべし!」と飛びつくことができるんだろうか?疑わしく、手のひらに載っけた紅サシを眺める。

サシという名前が付いてはいるが、要するにハエの幼虫、すなわち「ウジ」だ。釣り餌用に養殖されているものなのだろうが、やっぱり人糞とかで飼育するのだろうか?・・・なんてあんまり考えない方が良さそうだ。餌だ、これは単なるわかさぎの餌だ。それ以上でもそれ以下でもないんだ。

餌を付けるのに一苦労

餌の素性はともかくとして、この小さな餌をこれまた小さな針につけるのが一苦労だ。

何か画期的なうまい方法はないものだろうか。とにかく、大の大人がやるには無理があるサイズで、米粒写経が得意な人でもないと相当しんどい。わかさぎ自体が小さな魚なので、仕方がない。こんなに面倒なのだから、サビキみたいな疑似餌で釣れないのだろうか?とつくづく思うのだが、そういう文化がないところを見ると、多分全然釣れないのだろう。ちぇっ。餌を付ける手間が省けるなら、もっとわかさぎ釣りをやりたいのだけど。

全員当然手袋をはめているわけだが、餌を付けるときは手袋を外さないといけない。手が臭くなるやら寒いやら針が指にささるやら、そりゃあもう忍耐が必要ッスよ。

で、こういうのこそ手が小さい子供がやるといい、と思うのだが、子供は到底こんな忍耐には耐えられない。「めんどくさいからやだー」の一言でおしまい。ま、そりゃそうだわ。

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