重力がいざなうのです【奥多摩トレックリング2】

本日の装備と自転車

今回僕が利用している自転車。クロスバイクなのだが、ちょっと背伸びして上級者向けだかなんだかの種類を選んでみた。どこがどう違うのかは不明。

ケツの肉が真っ二つに割れるくらいの細いサドルとか、ちょっとした段差を乗り越えただけでスポークがへし折れるくらい細いタイヤとか、そこまですごい感じではない。しかし、力をこめて漕ぐとすいすいと前に進むのはさすがだ。・・・もっとも、上り坂ではあんまりスピードが出せないし、下り坂は下り坂で危なくってスピードが出せないのだけど。

駐輪する際に自転車を立てかけるための、後輪近くに取り付ける「立てかけ棒(正式名称は知らん)」もちゃんと付いている。さすがにこのあたりはレンタサイクルだ。

ちなみにトレックリングで自転車を借りると、首からぶら下げる紐がついた鍵が渡される。これを普段首からぶら下げておいて、どこかに駐輪するときは必ずロックしてくれ、というわけだ。(へべれけ紀行のトップページに大きく掲載されている、青い服を着た僕はこのときの写真。胸から鍵をぶら下げているのがわかる)

「消費税が5%から8%に上がっちゃうから!今のうちに買わないと!」とかいう口実を作って買った山用ザックを今回は背負っているのだが、正直邪魔だった。サイクリングでここまで大きなものはいらん。

湖畔に向かう

ダム湖湖畔に向かうところはそれなりの坂道になっており、「それみんな頑張れ頑張れ、最後の上りだホレホレ」と鼓舞しながら登る。

「これだけ高度を稼ぐということはァ、このあと豪快に坂道を下るってことなんだよ君たちィィィ!」と叫ぶが、お互い距離をあけて移動しているので、仲間には聞こえていない。ひいひい言っている自分に対する鼓舞だ。

写真をみると、平坦な道に見える。その道の先には奥多摩湖が見える。なんだ、たいしたことないじゃん、と思えるが、実際のところは「そういう楽なところにたどり着くまでは坂道に必死で、写真どころじゃなかった」わけだ。

黄色い人が次々到着

先頭を走っていたおかでんが奥多摩湖に到着してしばらく、次々と仲間たちがやってきた。みんな黄色(またはオレンジ色)のウェアを羽織っているので、目立つ目立つ。

最近、ノースフェイス(THE NORTH FACE)のウェアをタウンユースとして着ている人が多い。ノースフェイスといえばもともとこの手のアウトドアウェアのブランドだったのだが、今やすっかり「カジュアルなファッションブランド」になっている。でも、さすがに街中でこんな黄色いド派手なノースフェイスのウェアを着ている人は滅多に見ないな。これで町を歩けば、目を付けられて怖いお兄さんからカツアゲされそうだ。

遅れて緑到着

一人遅れて到着。端から見ていて気の毒になるくらいヒイヒイ言ってた。

「頑張れ!今晩は温泉宿で一泊なんだから、筋肉痛になっても平気だ!」

と無責任に励ます。

「なんならもう一回奥多摩駅からやり直し!」
「それは勘弁してください・・・」

息も絶え絶えに抵抗してみせた。

自転車を並べる

湖畔は公園になっているので、そこに自転車を停める。クロスバイクが5台並ぶと、なんだか「俺たちチーム組んで坂を上ってきたんだぜ」という満足感を強く覚える。やっぱりチームで行動するのって、楽しい。

小河内ダム案内図

さて、予定としてはここでお昼ご飯を食べ、一休みしてからダウンヒルを開始するつもりだ。どこでご飯を食べようか?

ダムに出会ったら、大抵は「とりあえずダムの突堤を渡ろう!」と思うものだ。しかし、この小河内ダムはダムを渡りきった先に何かあるわけでもない。結構デカいダムだし、対岸まで渡るのはタルいなあ、という気が正直する。とはいえ、今いるこの湖畔の公園で飯、というのもこれまた冴えない。

奥多摩湖

奥多摩湖。「ダム湖百選」に選ばれているということをはじめて知った。

でも、ダム湖百選ってなんだよそれ。日本百名山とかと比べて、なんか説得力がないというか、「おおすげえ」感に乏しいよな。でも、ダム好きという趣味の人は少なからずこの世の中に存在するので、登山好きが「百名山ピークハンター」として百名山制覇を目指すように、ダム百選制覇を生きがいにしている人がいるのかもしれん。