イベントの公式カメラマンが紹介された。
Facebookやオフィシャルwebサイトに掲載する写真を撮るのだという。ご丁寧に、この人たちも鬼の格好をしていた。黄色い「鬼のパンツ」をはいて、角を生やした青いアフロヘア。
「この鬼たちはみなさんを捕まえることはないです。見かけたらポーズを決めたりしてカメラに写ってください」
みたいなことを辻アナウンサーは言っていたが、大変に紛らわしい。「鬼そっくりな、鬼じゃない人」がフィールド内に紛れているということだ。さらには、参加者の中にも鬼のコスプレ?をしている人がいて、ますます紛らわしい。
1,000人がいっぺんに鬼から逃げ惑うこのイベント。どこに鬼がいるのか瞬時に判断し、その鬼から遠ざからないといけない。こんなトラップがあると、やりにくいったらありゃしない。動体視力までこのイベントでは要求されるのか!大変だぞこりゃあ。
さっそく壇上でカメラマン鬼2名がカメラを構えたので、めいめいポーズを決める参加者たち。
カメラマン鬼は、やたら長い望遠レンズをカメラに装着して臨戦態勢。でも、うっかりこのカメラを持ってフィールド内にいたら、逃げる人とぶつかって高価なレンズがぽっきり、ということになりかねない。「白い望遠レンズはアホみたいに高い。」カメラに詳しくない僕でさえ知っている事実。カメラマン鬼にはホント気をつけよう。うっかりぶつかったりしませんように。
この開会式がとても良かったのは、ニューバランスのお偉いさんだとかが出てきてつまらない演説をしなかったこと。運動会において、校長先生とPTA会長のあいさつほど場をしらけさせるものはないが、日本人はこういうのが大好きだ。一方今回のイベントは、外資系企業だからか、企画立案者がクレバーだったのか、余計なものは一切挟まなかった。
イベント開始とともに辻アナウンサーが出てきて、ルール説明。そしてインストラクターによる準備体操、それが終わればセレモニー的なものは終了だ。クールでたまらない。
さて、まずは「ウォーミングアップ鬼ごっこ」ということで、赤チーム約1,000人が試合に臨むことになった。あくまでも「予行演習」なので、本番はこの後あらためて行われる。フィールドをどう逃げ回れば良いのか、ぶっつけ本番にならないのは親切設計だ。
赤チームのウォーミングアップ鬼ごっこの間、青チームは三塁側スタンドで観戦。ぞろぞろとグラウンドから引き上げていく。
さすが1,000人規模なので、この「スタンドに引き上げる」だけでもかなりの時間を要した。なんやかやで15分近くかかっただろうか。大規模イベントをやるのって、企画側にはそれなりのノウハウがないと無理だな、ということを感じる。こういう「入れ替わり」に要する時間なんて、素人だったらどうしても甘く見積もってしまう。
ピッチャーマウンドからバッターボックスを見たところ。おー、プロ野球ってのはこんな感じで行われているんだな、と感心しっぱなし。
さすがに、土の部分はシートで覆われていた。しかしここだけは人工芝とグリップが違うし、なによりも滑りやすい。何度となく、「シートの上は滑りやすいので、逃げる際はできるだけシートの上には行かないように」とアナウンスがなされていた。
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