2,000人の右往左往【メガ鬼ごっこ】

しばし休戦

どうやら、新しく投入される鬼が紹介されている間は一時休戦となるらしい・・・鬼の動きでそれを察知したプレイヤーたちの一部が、ホームベースぎりぎりのところまで詰め寄ってゲスト鬼・森脇健二を見入っていた。まだゲーム開始からわずか数分だけど、この時点で生き残っているプレイヤーたちはなんとなくゲームのお作法がわかりつつあるようだ。無駄に恐れをなして逃げ回るのは得策ではない。できるだけ走り回らないこと、それがこのゲームの基本となるようだ。

へろへろの赤鬼

外野でへろへろになっている赤鬼たち。

プレイヤーたちはすっかり舞台上の熱血鬼に注目してしまっている。さっきまでは恐怖の象徴として君臨していた赤鬼だが、今やすっかり無視される存在に。

赤鬼追加投入

熱血鬼がフィールドに投入されると同時に、赤鬼も追加投入された。その数、6名。一塁側ダグアウトから飛び出してきた。もちろんまだフレッシュな体調なので、全力疾走だ。これでフィールド内の鬼の数は、(へろへろになっているのも含めて)十数人。阿鼻叫喚の再スタートだ。また恐怖の「うわあああ」音がドームに響く。

右へ左へ逃げる人

右へ左へと逃げ惑う人々。

写真を見てわかるとおり、右むいて逃げている人、左むいて逃げている人、ばらばらだ。それだけ鬼があちこちにいるということだ。

つまり、ここで一つこのゲームの戦い方がわかってくる。「鬼がきた!」と焦って走るのは駄目。おかでんがそうであったように、走った先にまた別の鬼がいるからだ。極力、鬼にロックオンされるまではその場を動かない方がよい。動いたら、負けくらいに思わないといけない。鬼は、この時点では捕まえるべき相手はよりどりみどりだ。だから、「こいつを絶対に捕まえてやる!」と執拗に一人のプレイヤーをロックオンするということはない。すっと交わされたら、急ブレーキ、反転、再加速という面倒な事をやってまで追いかけ続けることはしない。あ、逃げられたと思ったら、追いかける走りを減速せず、そのまま次に目にとまったプレイヤーを追いかけるようになる。そんなわけで、逃げるときは鬼の横に回り込むようにすれば、さほど走らなくても鬼は諦める。走っている鬼は、基本的に直線的な動きになりがちだからだ。

鬼だらけ

とはいえ、鬼の数は圧倒的だ。

ライト側を撮影したこの写真には、なんと赤鬼が11人も映り込んでいる。鬼同士の連携というのは基本的にやっていないようだ。囲い込むようにして一網打尽、なんてやると鬼が有利になりすぎるから、それは敢えてやっていないのだろう。それにしても鬼だらけ。これを虐殺と呼ばずしてなんと呼ぶ。

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