11:17
ビジターセンターで教えてもらった「支笏湖観光センター」を目指す。湖岸の快適なドライブ。そろそろ時間的にやばいんだが、大丈夫かなあとヒヤヒヤする。なにしろ、ハタケとは全く逆の方向に向かってるんだもの。しかもハタケ遠足の大多数である7名もの人数が。ごそっと遅刻して、その理由が「観光アンドヒメマス食ってました。てへっ」では、マメヒコとしても「お前らいい加減にしろ」と言いたくなるだろう。
支笏湖観光センターなる場所は、支笏湖温泉から反時計回りに湖岸の道をしばらく走った先にある。
11:25
えっと、おそらくここだな・・・
広い空き地に、公衆トイレと、売店のような建物。看板は特に出ていない。場所からして、ここが支笏湖観光センターだと思う。
「観光センター」という名前にしては、ちょっとシンプルかつこじんまりしているのだけど。本当にここであっているか少し心配ではある。
11:26
「あれ?いも屋、って書いてある」
壁には、あげいもソフトだとか軽食のメニューが張ってあった。しまったァァァ、「支笏湖観光センター」ではないぞ、ここ。「いも屋」じゃないか。
途方に暮れていたら、メンバーの一人が建物脇に「お食事処」ののれんを発見した。
「いやだって、それっていも屋ののれんでしょ?」
「違うよ、いも屋さん販売口は反対側になります、って書いてあるよ」
「おや?」
この建物、入り口が両脇にあるらしい。片側は「いも屋」で、もう片側が「支笏湖観光センター」・・・らしい。どこにもそんな看板はないけど。
11:29
なるほど、確かに店内はお食事処の風情だ。のれんに偽りなし。しかし、われわれはここでうどんとかカレーとかを食べにきたのではない。チップを食べたくてやってきたんだ。
「チップ・・・食べられます?」
「ありますよぉ」
おっと、あった。よかった、ここまできて「ありません」とか「品切れです」と言われたら、僕たちどうすればいいの。もう時間切れだから、腹を空かせたままハタケに向かうしかないところだった。なにしろ、ここからハタケまでの道中には、コンビニが一軒もないのだから。
「よかったぁ」
一同顔を見合わせてほっとしつつ、早速メニューを吟味させてもらう。
シンプルにヒメマス姿焼きの単品が500円。これが定食形式になれば980円。でも、このお店には「サービスセット」として、「ポロピナイセット」なるものがあり、それが魅力的だった。それは、定食形式なのだが、ヒメマスの姿焼きとフライがついていて、お値段1,000円。二匹それぞれ、違う味で楽しめるというのはなんとも楽しそうだ。もうこれしかあるまい。
結局7名全員がこのポロピナイセットを注文していた。誰かが「みんながそれなら私は別のものを。」と言ってもおかしくないのだが、このお店に関しては魅力度、お得度ともにコイツが完璧。これ一択。
ちなみに定食形式ではないものがいいな、という人はチップフライが乗ったチップカレーとか、チップ天そば・うどんなんていうものもある。すげえ、こんなの見たことがない。
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