24時間温熱をくらえ【四万温泉】

高崎駅1

11:17
高崎駅到着。ここで吾妻線に乗り換え、

駅に電光掲示板があるのは珍しくないが、写真のようなタイプのものは初めて見たので思わず撮影してしまった。なんだこりゃ?

まず一つ面白いのが、いろいろな路線が高崎駅には乗り入れているけど、その全てが起点終点であるということ。なので、「○○線上り」「○○線下り」という表現がこの電光掲示板にはまったくない。

高崎駅5

そうだっけ?と思って路線図を見てみたら、確かにその通りだった。

今さっきのってきた高崎線は、上野発の新前橋行きというものもあるが、それを除くと八高線、信越線、上越線、両毛線、そして私鉄の上信電鉄まで全て高崎からスタートしている。唯一違うのが新幹線だ。

「群馬の王者」感が半端ない駅なのだが、だからこそ県庁所在地の前橋は高崎に対してジェラシーが燃えさかるのは大変によくわかる。

それはともかく、先ほどの電光掲示板で興味深い点はもう一つある。「なんじゃこりゃあ?」というのはそっちの方が大きい。というのは、乗り場がコロコロ変わっているということだ。

たとえば高崎線の場合、「今度」は2番線なのに対し、「次」は7番線。一方、両毛線は「今度」は5番線、「次」は2番線となる。改札で乗り場をきっちり確認してからホームにおりないと、うっかり電車に乗りそびれるなんてことになりかねない。

しかも信越線の「次」は5番線なので、全く方向が異なる両毛線とホームを共にしていることになる。自分の乗る電車のホームはここだ、とわかっていても油断はできないということだ。やってきた電車にそのまま乗ったら、素敵な逆方向行きかもしれん。

高崎駅2
高崎駅3

何かのミスかと思って、都心でもよく見かけるタイプの電光掲示板を見てみた。あー、5番線に停車する電車は、「信越本線横川行き」、「両毛線小山行き」、「吾妻線大前行き」がある。3路線もあるのか!名鉄名古屋駅状態だ。本当に気をつけないと。高崎駅を「地方都市の駅」と侮ってはいかん。

これから乗ろうとしている電車は、11:43発吾妻線大前行き。トリッキーな5番線でお会いしましょう。うっかり別路線に乗らないように注意だ。

予定外の「快速アーバン」で早く高崎に到着したけど、後発の「特急草津1号」に追い抜かされる。しかも、高崎駅での乗り継ぎの関係で、当初計画していた上野駅発の各駅停車に乗っていても、結局この11:43発吾妻行きに乗るのは一緒だった。

高崎駅の駅弁屋

暇なので、駅の改札内をうろうろする。路線がたくさん乗り入れている駅とはいえ、都心の駅とは違うのでお店の数は知れている。せいぜい、駅弁売り場を物色するくらいしかやることがない。

高崎といえばだるま弁当が有名だ。だるまをモチーフにしたプラスチック製弁当箱で、食後は貯金箱にもなるという仕組みになっている。フタになっているだるまの顔の口部分が、ちょうどコインを入れられるように穴が開いているからだ。

「せっかくだからだるま弁当、買っていくかなあ・・・」

しかし、何がどう「せっかく」なのかよくわからなかったので、買うのはやめにした。峠の釜めしのお釜は、「いらないけど持って帰ってしまう器グランプリ」日本一を獲得できるポテンシャルがあるが、だるま弁当は「いらないし、持ってかえらない器」だ。僕にとっては。

そろそろお昼時。高崎駅で立ち食い蕎麦をがっついてもいいのだけど、今回は四万温泉にある蕎麦屋でお昼ご飯を食べようと思っている。せっかくだから。・・・また「せっかく」だからか。

よりにもよって、四万温泉には僕が知る限り3軒の蕎麦屋がある。3軒かァ・・・。2泊3日あれば、全部食べ歩くことはできるな。そういうやらしい気持ちが若干出てきている。

いかん、いかんぞ、そういう「観光とか娯楽とか」をやらない旅を指向しなくてはいかんのに。ストイックさがたりない。

高崎駅4

高崎駅の駅構内図。整然とした作りになっている。

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