いまさら始める箱根の旅【箱根】

銭洗い

今回の連載では一貫して「何を今更」という観光地を、「だからどうした」という感じで見て回っている。この後しばらくは特にそうだ。ド観光地を、「はえー、すごいー」と口を開けながらただただ見て回っているだけだ。

文章を書いていて恥ずかしいので、思いっきり端折りたい。でも端折ると、この連載には何も残らないので、写真は掲載していくけど文章は短めでいくつもり。

・・・と、言い訳したのですっきりした。さあ書くぞ。

龍神様の彫刻がある池。龍神様が手にする金色のドラゴンボールから、水が滝のように池に注いでいる。その池で自分のお金を洗うと、金運に恵まれるのだそうだ。

どういう根拠でそうなってるのかさっぱりわからない。

鎌倉にも銭洗弁財天、っていうのがあるけど、あれもどういう由来があるんだろう?大金を得た人が過去にいた、ということなんだろうけど。

目の前にいらっしゃる龍神様には悪いけど、こういう観光地でこういうショー的な御利益ものがあるのって、「なんか観光資源としてでっちあげ

おっとdisるのはそこまでだ。本当に御利益があるのかもしれないし、歴史があるのかもしれないし。お金が増えるなら増えるに越したことはない。

500円玉を洗う

ということで、お財布の中にあった500円玉を洗ってみた。

これでお金が劇的に増えた、ということは今のところ実感がない。不信心のせいだろうか?

神社

江島神社の辺津宮。

「へつみや」と読む。日本語ホントにムツカシイネー

辺津宮にごあいさつをした後、さらに上を目指す。

エスカー

エスカー第二区入り口。

二番目のエスカーを降りると、そこには江島神社中津宮。

慈覚大師(円仁=天台宗の開祖)が建立した、という言い伝えなので、1200年以上の歴史があることにある。ただし、日本武尊や弘法大師、行基といった歴史上の人物の伝説が全国各地にあるように、どこまでが本当の話なのかはよくわからない。

平安時代から神仏習合ってあったんだっけ?あ、そりゃあって当たり前か、もともと神道の国だった日本に仏教が後から入ってきて、うまいこと融合して今に至ってるんだから。

中津宮解説

しかし、慈覚大師もびっくりだな、「美しい恋したい。」なんて書かれてるんだから。まさか後世にこんな扱いになるとは。

「美しい恋『が』したい」と、てにをはをちゃんと使わない日本語を敢えて使っているのは、今の若い人っぽさを出したかったからどうか。僕にとっては、なんだか尻がむずがゆくなる日本語だ。

そもそも、「美しい恋したい」って、英語圏の人からしたら意味不明の言葉だろうな。主語がそもそも無いので、「誰が?」ってことになるし、「誰に対して?」っていうのもわからない。

日本語および日本人の思考回路がいかに非合理的で曖昧であるか、というのを端的によく表している一文。

よい意味で解釈すれば、「いろいろな意味に取れるところが、日本語の奥深さであり文学的なところなのである」ということになるのだろう。

そんなわけで、大学入試の現代文はやたらと難しくなるのであった。まる。

マリーナが見える

木々の隙間から、江の島東側のマリーナを見下ろすことができた。

江の島は西と南がリアス式海岸のような荒々しい岩場になっていて、東側は大胆なまでに埋め立ててマリーナになっている。よくぞまあここまで島を改造してしまったな、と感心させられる。多分今だったら、環境保護とかの理由で絶対に許可が下りないだろう。何しろ、島の形が変わってしまうくらいに埋め立てているから。

エスカー

三番目のエスカーに乗る。これで最後。

頂上

エスカーは、確かに楽ちんだけど、別に徒歩でも全然余裕な標高だ。ヒールのある靴を履いてます、とか年齢が若すぎるか年老いすぎてるかでなければ、階段を使っても問題ないと思う。

それを考えると、エスカーの運賃「370円」というのは絶妙な設定だと思う。これが500円なら、「・・・歩こう」という人も増えるだろう。「370円だったら、エスカレーター使おうぜ」と思わせる、ちょうどいい値段だと思う。

展望台

江の島のてっぺんには、独特の形をした展望台がある。仏前に灯すろうそくのようだ。・・・と思ったら、通称名が「江の島シーキャンドル」だそうで。あ、やっぱりそういうイメージなのか。

正式名称、「江の島展望灯台」。夜になると光るらしい。

中に入るには300円。

・・・まあ、いいか。入らなくても。

シーキャンドルにたどり着くためには、まず「サムエル・コッキング苑」という植物園に入らないといけない(200円)。天気がよければ、植物観賞も悪くないのだけど、小雨が降っているのでそんな気分にはなれなかった。

カフェ

こういうところにもカフェがあったりするんだな。

さっきまで神社参道のレトロ感あるお店を眺め、その後は神社続きだったので、カフェがあるとちょっとびっくりした。

ウニのピザ

びっくりついでに、「ウニ・マルゲリータ」だって。

生ウニをピザにのっけちゃったそうだ。

さすがに、「ウニゲリータ」という名前にはしなかったか。

このお店、当然「しらすピザ」というメニューは存在する。さすがにこの地でピザ屋をやるにあたっては、しらすピザは真っ先に思いつくだろう。じゃあ次に「海っぽい」ものをメニューに加えるんならなんだろうね?ということで、ウニだったのだろう。

「アジの干物ピザ」とか「サザエ壺焼きピザ」というメニューは存在しなかった。この界隈ではよく見かける食材なのに。多分ピザとは合わなかったんだと思う。

ここでもたこせんべいが売られていた

ありゃ。

何か行列ができている、と思ったらここでも「丸焼きたこせんべい」の看板が。

先ほど食べたたこせんべい屋の大人気にあやかって、ここにパクリ店舗ができたのだろうか?と思って様子をみてみたら、こちらは支店だった。なので、神社参道の本店と同じたこせんべいが食べられる。

こちらの方が人が少ないのでおすすめ!・・・と言いたいところだが、やっぱり行列ができている。繁盛してるなぁ。

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