ガリガリ君のお風呂に浸かる【箱根小涌園ユネッサン】

ユネッサン館内

14:37
ユネッサン内部。いやあ広い広い。一度抱え込んだお客さんを逃がさないぞ、という決意みなぎる、なんでも揃う感がある施設。

実際問題、小涌園というのはユネッサンのおかげで有名な地名だけど、この周辺には特に何もない。あるのは、ユネッサン関係のホテルだけだ。客としても、ここに来たからにはガッチリと半日~1日を遊び倒す覚悟だろう。小一時間で満足して施設を出る、という人はいないはずだ。

そんなわけで、ここが市民プールみたいに、「泳ぐ場所と、脱衣場しかないッス」というのでは困る。お土産ものも買いたいし、ご飯を食べたいし、お茶もしたい。

ご安心ください、そういったご要望をすべて叶えて差し上げます、というのがこの施設。

さすがに日帰り入浴施設のように、理髪店がテナントに入っていることはないけれど。でも、マッサージ店はある。

ユネッサン館内

巨大なフロント。

チケットを買うための行列が相当長くなっても大丈夫。

本当にこんなにお客さんがやってくるのだろうか?びっくりだ。

言葉が通じない外国人観光客がやってきた場合、料金や施設の説明に時間がかかるので、それで行列ができるのだろうか?

今日は平日なので、がらんとしている。

ユネッサン館内

施設一覧。

有料休憩室もあるので、家族やグループで訪れた人はこの休憩室をベースキャンプにして一日遊ぶ、というのもありだ。1日8,000円。

ユネッサン館内

水着着用のプール「ユネッサン」が2,900円、生まれたままの姿でどうぞエリアの「森の湯」が1,900円、両方の施設が使える「パスポート」だと4,100円(700円引き)。

1日で、プールも温泉も両方!という人がどれだけいるだろうか。

ちなみにユネッサンが終了するのは19時、森の湯が20時だという。観光地の大型施設、しかも入浴施設にしてはびっくりするくらい、終わりが早い。しかし、観光地って案外夜が早いものだ。みんな、宿に籠もっちゃうから。または、お楽しみの夕飯タイムになっちゃうから。僕がよく知っている観光地・倉敷は、17時を過ぎるとお店は閉まるし、観光客も一気に減る。

箱根界隈で一泊するともなれば、海の幸山の幸がふんだんに夕食として出るような宿に泊まる人が多いだろう。夕食は18時から大広間でー、とかお部屋にお持ちしますー、なんて指定されるわけで、そうなると夜遅くまでユネッサンに居る人は少ない。

僕らは今回、ユネッサンで夕ご飯を食べる予定にしている。B&Bパンシオンの宿泊プランで、夕食はユネッサンのレストランで、というのがあったからだ。これだと、直接ユネッサンのレストランに行き食事をするよりも、安く済む。

ちなみに、小涌園・強羅界隈で夕食を楽しめるお店を探したのだけど、これといって目を惹くお店は見つからなかった。見つからなかった、というか、いまいちピンと来なかった、というのが正解だ。やはりみなさん、宿メシを食べているからだろうか?お店がそもそも少ないし、口コミも少ない。

ユネッサン館内

水着のレンタルショップ、「ukiuki shop&rental」。

水着の販売とレンタルもバッチリ。急にユネッサンにやってきました、というカップルも安心。というか、そういう人っているのか?と思うが、まあ、あると安心のお店。

冬場なんて、ユネッサンに行こう!と決まっても、いざ水着を買えるお店がなかったりする。スポーツ用品店に売られている競泳水着じゃないんだよなあ、もっとかわいいのがいいなあ、となると、こういうお店がありがたいのだろう。

ちなみに僕が感心したのが、レンタル料金は男性と女性で違う、ということだった。

当時の値段は今となっては覚えていないけど、2018年秋時点で公式webサイトを確認すると、「男性:650円、女性:1,080円」となっていた。

言われてみると、当たり前といえば当たり前だ。女性の方が布面積が大きい。または、そもそもパーツ数が違う。

でもそれを言いだすと、巨乳の水着はもっと高額でも良いかも知れないし、男でもデブいやつは高くしてもいい。しかし、そこまで細かく値段を設定しても、面倒なだけか。

ガリガリ君ソーダ風呂があるらしい

ありゃ?

ユネッサンといえば、「ワイン風呂」が有名だ、ということくらいは知っていた。しかし、それ以外にもいろいろ奇抜な風呂があるのだな。

なんだこれは。よくお見かけする顔が、自信たっぷりにこっちを見つめている。ガリガリ君やないですか。

「ガリガリ君ソーダ風呂」というのを、期間限定でやっているらしい。驚いた。ガリガリ君、そこまでやるか。

奇抜な味のアイスを出すことで知られる赤城乳業。アイスなのにそこまでやるか?という攻めの姿勢は、日本国民を毎度感動と呆れの渦に包んでくれる。「コーンポタージュ味」「ナポリタン味」など、その発想は留まるところを知らない。

僕は幸か不幸か、この奇抜なガリガリ君を食べたことがない。

発売直後、すごく話題になったときには売り切れで手に入らない。ようやく店頭でも見かけるようになった頃は、「まあ・・・いずれ食べよう」と思う。そして、時間が経つと店頭での取り扱いがなくなる。なんとも不運だ。

しかし、そんなガリガリ君がプールで楽しめるとは。

ユネッサン内部

ユネッサンの屋内プール。ひろい。

客は、カップルまたは女性グループが多い印象。よかった、男性一人でこんなところにやってきていたら、ドン引きだ。

カップルが多いので、広いプールでも二人単位で固まってあちこちに散らばっていることがわかる。京都の鴨川河川敷みたいなものだ。さすがに鴨川ほど等間隔には並んでいないけれど。

当たり前だけど、ガッツリ泳ぐ人はいない。かといって、温泉のように「じっくりと暖まる」というわけでもなく、どう立ち居振る舞いをしていいのか、迷う。

ユネッサン内部

屋内プール内の中二階部分にカフェレストランがあった。

カレー、スパゲティ、ラーメンといった軽食が食べられるらしい。客席数が250もあるのだから、やたら巨大だ。でも、一日中ここで遊ぶ!と腹をくくった人は、こういうプールサイドレストラン席は重宝するのだろう。

店員さんは大変だ、この館内は温水プールのせいで湿度がものすごく、熱くはないもののむわっとしている。なにせ水着姿の人がフラフラ歩いていても寒く感じないくらいの室温だ。そんなジャングルのような環境で一日働くと、結構疲れると思う。

あと、食材の管理もちょっと面倒かもしれない。外に出しっぱなしにすると、すぐに腐りそうだ。

ユネッサン内部

ユネッサンの代名詞とも言える「ワイン風呂」を見に行こう。

ワイン風呂は、小部屋のようなところにある。

ワイン風呂

ワイン風呂。

赤紫色をしたお湯がプールに張られている。巨大なワインボトルが壁にあり、そこからお湯が注がれている。

ワインをお湯に混ぜているとはいえ、これだけの色にするには相当な量が必要だ。さすがに着色料を使っていると思うのだけど、どうなのだろう。

ユネッサン内部

いろいろなお風呂を巡る。

ユネッサン内部

これは「温石処」。石を温めてあるので、疲れたらここで横になって休んでください、と解説に書いてある。

でも、ここで横になったら、何かの生け贄にされる人みたいだ。おちおちくつろげない気がする。

(つづく)

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