憧れの遠島の刑【のっとれ!松代城2016】

越後侍

昨年ものっとれ!に参加した人たちが未だに語りぐさにするお酒、それが「越後武士(えちごさむらい)」。

日本酒度+60という頭おかしい酒。「めちゃくちゃ辛口」というテプラが貼ってあるが、一般的な辛口の酒の比じゃない。ここまでくれば別物だ。何しろ度数が46度もあり、どうすれば醸造酒でここまで度数が高くできるのか、想像すらできない。蒸留酒であるウイスキーよりも度数が高いなんて。

もちろん一口飲んだら「あああ!」と叫んでしまう代物らしい。実際昨年、仲間全員が悶絶していた。

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この衝撃を、今回初参加であるおーまさんに体験してもらおうと全員ニヤニヤが止まらない。

「折角越後湯沢まで来たんだから、是非飲んでいくべきだと思うんだ」
「一合飲め、とは言わない。おちょこ1杯だから大丈夫大丈夫」

アルハラじゃないのか?・・・いや違う、お薦めされているおーまさん自身もまんざらでもない様子。この男、普段は寡黙な人なのだが、案外背中を押してあげるとノリノリになる。

越後武士に悶絶するおーまさん

で、その結果。案の定「あああー」と声を上げていた。それを嬉しそうに眺めるおやびんとたっぴぃさん。

「どうだい?うまいだろう?」

無茶な質問をしてみたら、

「いや、うまいかどうかとか、よくわからないです」

という回答。そりゃそうか。

悶絶2

なにしろ一口舐める程度で十分な威力。おーまさんだけではおちょこがあかなかったので、残ったものをおやびんがいただく。昨年もこのお酒は飲んでいるので、実力のほどは知っているはずだが・・・で、ご覧の表情。

悶絶3

たっぴぃさんも「おおおう」。なんてぇ酒だ、越後武士。

みなさんもこの地を訪れたからには、こんな強烈なお酒を是非一度どうぞ。

たっぴぃさんお気に入り酒

さすがに爆弾おにぎりで胃袋を満たしてあるせいか、昨年のように一人10杯飲む!といった豪快な展開にはならず。一人5杯とおとなしい量で終わりとなった。5杯だったら、1合強、といったところか?

「さて、全員飲みきったところで、今年のお気に入り酒を選んでいただきましょう!」

酒を飲んでおらず唯一しらふの僕が高らかに宣言する。酒を飲めなくても、みんなが思案顔でお酒を飲み比べしている様を観察するのはかなり楽しいものだ。僕は僕なりに満足いく時間を過ごしている。

銘柄

たっぴぃさんが選んだのは、例のモンドセレクション受賞の「きりんざん」グリーンボトル。純米酒。

去年に引き続き、二年連続同じお酒を選んでいるので、たっぴぃさんは自分の好みというのが明確にわかっているのだろう。ブレない。

よこさんのお気に入り

よこさんにもお気に入りを選んでもらった。

たくさん銘柄が並んでいるので、「これです」と指さしをしてもらっているのだけど、

「まるでパンツ盗んだ犯人が、警察に『私が盗んだものはこれです』って指さしをさせられて写真を撮られているみたいだ」

という声あり。いやいやいや、パンツじゃないから。お酒だから。

銘柄

で、よこさんは「伊夜日子」。ほら、「日本酒度+3」程度で「やや辛口」なんだもんなー。さっきの越後武士の「+60」がいかにメーターを振り切っているかがよくわかる。

おーまさんのお気に入り
おやびん

偶然にも、おーまさんとおやびんが選んだお酒は同じものだった。お酒をたしなむ程度のおーまさんとがっつり飲む人・おやびんとが同じ酒を選ぶというのは興味深い。きっといろいろな人に好まれる、懐の広い酒なのだろう。

銘柄

それが「白龍 純米吟醸」。

「取扱店極少!」という売り文句が目を惹く、というのもあるだろう。それにしても、4合瓶換算で月産200本のお酒(=年間約1,300リットル)のお酒をこのぽん酒館に置いて大丈夫なんだろうか?人気第八位だし、ガンガン飲まれたらすぐになくなるぞ?

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