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宇都宮市街にやってきた。
宇都宮餃子をあれこれ食べることができる「来らっせ」でお昼ご飯を食べる予定だ。
来らっせは以前、那須湯本で温泉療養をした際に立ち寄っている。
数多ある餃子の名店の味を、手っ取り早く一皿で食べ比べることができる貴重なお店だ。なので、今回もまたお邪魔してみようと思う。曜日によって提供される餃子のお店が異なるので、今日は今日で前回と違うお店のものが食べられるだろう。
お店は、メガドンキホーテの地下一階にある。
JR宇都宮駅と東武宇都宮駅の間、町一番の目抜き通り沿い。しかも隣がパルコ。
ドンキホーテといえば、若干のうさんくささがあるディープかつB級なお店、という印象があった。しかし今やパルコと肩を並べるような、地域のランドマークになっている。大成長だ。
餃子を作る過程を紹介した模型が展示されていた。
メガドンキホーテ地下一階、来らっせ。
来らっせは二つのエリアに分かれていて、一つは常設の餃子店が入居しているエリア。お目当ての店がここにあるなら、こっちで食べると良いだろう。
もう一つが、「いろいろなお店の餃子を食べ比べできる」スタイルのお店。今回はこちらでお昼ご飯を食べる。
これが「土曜日」のメニュー。
すがすがしいまでに餃子だらけのメニュー。というか、餃子しか載っていない。
それぞれ特徴がある餃子なのだろうけど、ぱっと見た限りは何が違うのかわからない。もう、お店の名前を信じて、インスピレーションでえいやっ!と選ぶしかない。
下2段は、単独店舗の餃子。10店舗。一方、上の段は、6 店舗の餃子が一つずつ、合計6個の盛り合わせになった一皿で、これが「A盛り」から「E盛り」まで6種類ある。
もちろん観光客としては、この盛り合わせを頼みたい。一つずつ、あれこれ試したいからだ。しかし、その盛り合わせでさえ6種類もあるのだから、目移りして困る。それだけ宇都宮餃子がガチだということだし、「来らっせ」にそんな餃子店が集結しているという団結力はすごい。
水餃子もある。もちろんビールなどもある。
餃子の盛り合わせは360円。もし僕が宇都宮を地元として住んでいて、さらにお酒を飲んでいたら、ここで毎日くだを巻いていたと思う。だって、一個一個違うお店の餃子が、安く食べられるんだぜ?延々と食べ続けられるぜ。
冷凍お持ち帰り餃子も扱っている。見よ、この一覧表を。すげー。
これでも、もちろん宇都宮の全店舗を網羅しているわけではない。行列ができる有名店でも、来らっせに参加していないところがある。
だから、来らっせで餃子を食べれば、宇都宮をわかった気分になるのは時期尚早。いやあ、奥が深い。「宇都宮餃子全店制覇」なんて企画をうっかり立ち上げたら、えらいことになりそうだ。悪いことはいわん、それはやめておいた方が良さそうだ。
今回頼んだ料理。
盛り合わせを3種類と、青源の水餃子。
一つ一つが別のお店のもの。
よくもまあ、ここまで呉越同舟、ライバル店舗同士が一皿にまとまったものだ。宇都宮を餃子で盛り上げよう!という意欲の表れなのだろう。
「来らっせでウチの餃子を食べられたら、ウチのお店自体に客が来なくなっちゃう」
と心配するお店はあっただろうけど、英断だ。
しっかし、食べているうちにどれがどのお店かわからなくなってしまうんだよな。
一応、並び順は決まっているんだけど、途中で忘れちゃう。
さらに、違う盛り合わせをいくつも頼んでいるので、「あっ、これ美味しい!」と連れに声をかけても、それと同じ餃子は連れは食べられない。
食べ比べて、「あれが美味い、これは今ひとつ」とわいわい議論をしたければ、同行者全員で同じ皿を頼んだ方が楽しいと思う。
青源の水餃子は、以前食べて大変に気に入ったものだ。
酸辣湯みたいなスープで、味噌と酢が混じっている。餃子もさることながら、スープを楽しめる水餃子。今回も頼んじゃった。
お土産餃子が大量に売られている。さすがに今晩一泊を控えているので買わなかったけど、やっぱり餃子はうまいねー。
おっと、大谷石の展示があるぞ。
実はこのあと、日光方面に進路を取りつつ、その道中に大谷石の採掘場を見に行く予定だ。
大谷石って何?というのはこの後で判明する。
(つづく)
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