10:16
つつじヶ丘をズームで撮影したところ。持っているカメラが3倍ズームまでしか対応していないので、これが限界。
遠目で見た限り、1時間前にいた大量のチャリンコ軍団は随分下山したようだが、まだまだ人の姿と、輸送用のトレーラーが見える。トレーラーに自転車を積み込んで、固定して、というのは結構手間らしい。
ヒイヒイ言いながらつつじヶ丘まで登ってきた人からすると、「自転車でダウンヒルすれば気持ちいいし速いのに!」と思っているだろう。でも、気持ちよすぎて、ブレーキに失敗して谷底に落ちるとか対向車に突撃するという危険もある。
10:16
女体山の山頂にいて、ふと人の気配・・・というか山の気配を感じて、はっと振り返ってみるとそこには男体山。
こうやって女体山山頂から見ても、あっちの方が標高が高そうだ。目の錯覚?と思ったが、たぶんあっちの山には木が生えているからだろう。こっちは岩山なので、木の高さ分低く見える。
百名山ピークハンター、という山ヤからしたら蔑称である表現を自称しているくらいの僕なので、今回男体山に登る必要はなかった。筑波山登ったり!さあ、下山だ!という気分でもある。
とはいえ、そこは「登頂後の余裕」ですよ。ダンディズムですよ。ニヒルな笑みを浮かべつつ、男体山にだって登るのですよ。さあ、そろそろあちらに移動するか。
正直、かなりかったるい気持ちがある。体が重たくてしょうがない。絶対、タイツのせいだ。ひざを曲げるのが面倒臭い気持ちになる。かといって、今更脱ぐわけにはいかないので下山まで我慢。
10:16
男体山と女体山の間の峠部分に茶店が並んでいる。そして、筑波山神社の脇から出ているケーブルカーが到着する駅がある。ここから、円形の展望台が見下ろせる。
さあて、そろそろあっちに向かおう。朝10時過ぎの時点でこの山の最高峰に到達しているので、とても気分がよい。
10:25
女体山をいったん下る。このあたりはロープウェイやケーブルカーからやってきた人が多く、賑やかだ。
道が分岐していた。ここを下ると、つつじヶ丘に通じるロープウェイ乗り場らしい。
乗り場はここから伺うことができない。ちょっと下ったところにあるようだ。
折角だから見てみたい・・・と思ったが、面倒なのでやめた。ホント、今回何度も書いているけど、ひたすら「かったるい」んだ。面倒くさいんだ。
あっ、そうだ。このままロープウェイに乗って下山してしまうというのは?
・・・というのを真剣に考えてしまうくらい、面倒だ。シーズンはじめで体がなまっているんだなぁ。
ここはちょうど五差路になっていた。
ガマ石。
また石の展示会場か。ええと、これはガマカエルに見える石?
一歩下がって眺める。
うーん、あの上の石がガマガエルの頭で、口をぱっくり開けているのかな?
なんとか想像力をフル稼働してみるが、どうにもしっくりこない。
そこであらためて看板を読み返してみると、この石の下で有名な「ガマの油売り」の口上を思いついた、とされる場所だからガマ石なんだって。なんだ!ガマガエルと関係なかった。
10:31
一応縦走路。今縦走中。
こんなに歩きやすい縦走路って滅多にないと思う。
10:32
「縦走路」の途中に、ぽつんと茶店があった。茶店のほとんどがケーブルカー駅を出たところの広場にあるのだけど、このお店だけ孤高の存在。「せきれい茶屋」というらしい。
この筑波山にある茶店はどこもそうだけど、北側に窓、南側に入口を構えていて筑波山の北側景色を楽しむことができる。
「つくばうどん」ののぼりが白くてまぶしい。ご当地グルメとして現在売り出し中。
もともと茨城県は、けんちんそばが郷土食だ。温かい蕎麦の上に、根野菜を中心とした煮物を乗せて食べる。そのうどんバージョンということらしい。しかし、それでは「つくば」っぽくないので、「つくね」「黒野菜」「バラ肉」が入っているのがルール。随分強引だなおい。黒野菜ってなんだ?
せきれい茶屋という名前の由来は、茶屋の目の前に「セキレイ石」があるから。
この石の上に鳥のセキレイがとまり、男女の道を教えたのだという。男女の道ってなんだよ。男は勇ましく、女はしおらしく・・・みたいな?
10:34
まあそれはともかく、縦走ルートをまだ歩く。先のほうに広場っぽいものが見える。どうやらあそこがケーブルカー駅がある場所なのだろう。
登山というのは、山に分け入れば分け入るだけ、俗から離れて心清らかになるものだ。しかし今回は、登った先には俗がまみれている。
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