まるでお寺!神秘的な宿に泊まる【新鹿沢温泉】

セーブオン

15:15
中之条を後にし、吾妻渓谷方面に向けて車を走らせる。国道145号線。

草津温泉に向かう大量の観光用の車をさばくために、そして八ッ場ダム建設のために、道路は改良が重ねられている。昔は週末ともなると渋滞しまくった道路だけど、今は随分快適に走ることができるようになった。

僕は昔、草津温泉に行くときはこの渋滞を嫌って、中之条から沢渡温泉を経由して、暮坂峠を越えていくルートを使っていた。でも今なら、王道の国道145号ルートで十分だと思う。たぶん。少なくとも今日の道路は空いていた。

そんな国道沿いに、セーブオンがあった。そうだ、宿で飲むお茶とかを買っておかないと。

ここから先、嬬恋方面に進んでいくとどんどんお店が減っていく。ちょっと走ればコンビニがあります、なんていうのは都会の人の妄想だ。買えるうちに買い出しを済ませておくのが正義だ。

セーブオンは群馬県を中心に展開するコンビニで、この看板を見ると「ああ、群馬に来たなあ」という気になる。あと、どうでもいいけど田舎に行くと「ヤマザキデイリーストア」の看板をよく見かけるよな。東京界隈じゃ滅多に見ないけど。

セーブオン

ここで驚いたのが、群馬名物の「焼きまんじゅう」が売られていますよ、というのぼりがたくさん掲げられていたことだ。

昨今のコンビニでは、ホットスナックで唐揚げとかアメリカンドッグが売られているのは珍しくない。しかし、焼きまんじゅうが売っているなんて聞いたことがない。さすが群馬のご当地コンビニだ。

セーブオン

店内に入ってみると、もつ煮戦用の冷蔵庫が店内の目立つところに設置されている、というのもすごい。

草津温泉や万座温泉に向かう観光路線なので、観光客向けにアレンジされたレイアウトなのだろう。そのほか、お土産になる品物も結構売られている。

もつ煮込みが400グラムで400円。ええと、高いのか安いのかよくわからない。でも、つい買ってしまいたくなる売り方だ。ソワソワするぜ。

焼きまんじゅうが売られている

で、だ。

気になる「焼きまんじゅう」だけど、本当に売ってた!

しかも、「ご自宅で焼いてください」という生の状態で売られているのではなく、その場でアツアツのを食べられるのだという。マジで?電子レンジでチンするの?

焼きまんじゅうの買い方

いや、違った!

オーダーが入ったら、レジカウンター奥の厨房で本当にまんじゅうを焼くんだ!

もうこうなってくると、スローフードの世界だ。コンビニの範疇を超えている。人件費もかかるだろうし、よくやるぜ。

ちなみに、ノーマル焼きまんじゅうは135円、あん入りの焼きまんは230円。もちろん、焼いていない状態のまんじゅうをお持ち帰りにすることもできる。

「焼きまんじゅう」を食べたことがない人は多いと思うが、「まんじゅう」といっても和菓子屋で売られているようなものとは全然違う。どちらかというと、蒸しパンのようなものだ。それに、甘辛い味噌だれを塗って、香ばしく焼いて食べる。串に刺さっていて、焼き鳥のように食べる。

オーダーが入る都度、厨房で焼くことになるので、時間がかかる。店内の注意書きには、「混雑時には20-30分程度かかることがある」と書かれていた。そりゃそうだろうな。待たされるお客さんは大変だけど、お店の方はもっと大変だ。

この旅行は2016年の話。
この後、2017年にセーブオンはローソンに九州合併され、2018年にその名を消してしまった。
あわせて、セーブオンの5店舗のみで取り扱いがあった「焼きまんじゅう」も惜しまれつつ姿を消し、2019年2月時点では伊勢崎にあるローソン1店舗のみの取り扱いになっている。
残念。

嬬恋郷土資料館

16:12
「嬬恋郷土資料館」にやってきた。

新鹿沢温泉に向かってはいるけど、ほんのちょっと脱線。

鬼押出、そして軽井沢に向かっていく鬼押ハイウェーの途中にある。

鬼押出園といえば、浅間山の噴火であふれ出た溶岩が奇岩となってゴロゴロ転がっている場所で観光地になっているけれど、当然周辺には大被害が及んだ。その被害の一片を垣間見ることができる施設が、ここ「嬬恋郷土資料館」だという。結構浅間山から離れているけど、こんなところまで影響があったのか。

・・・と思ったら、中に入れなかった。入館は16時までなのだという。えっ。

時計を見ると、16時12分。しまった、タッチの差で間に合わなかった。

有名な観光地ではないし、大量の観光客が来るとも思えない。なので、あっさりと夕暮れ前に施設を閉めてしまうのだった。

石段

近くに、天明3年(1783年)の噴火の痕跡を見ることができる場所があるというので、歩いて行ってみることにする。

観音様

観音様がいらっしゃる。被災者の鎮魂のためだろうか。

石段

鎌原観音堂。

なんお変哲もないお堂だけど・・・

石段解説

解説を読むと、天明3年の噴火の際には、この観音堂の石段は埋まったのだという。全部で50段ある、ということだけど、えーと、今目の前に見える石段はどう見ても50段はない。つまり、まだこの下に石段はある、ということだ。

調査発掘してみると、6メートルも埋もれてしまい、570人の集落だったのに477人がお亡くなりになってしまったのだという。6メートルも土砂が押し寄せられたら、どうしようもない。まだ、噴石が空から降ってきた方が隠れようがあるけれど。

噴火した際、火口から飛んできた石が落下し、その勢いで雪崩のような土砂崩れが大規模に発生してしまったのだという。それで、6メートルの埋没。恐ろしい話だ。

(つづく)



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