天城ィィィごォォォォ(以下自粛)【天城山縦走】

万三郎岳

11:03
人の話し声がするぞ?と近づいてみたら、ベンチに人が並んで座っている。まるで電線に留まるスズメのようだ。おっ、ということはここが山頂の万三郎岳?

周囲を見渡すと、なにやらそれっぽい看板がある。ビンゴらしい。

きつい・・・きつい坂をッ・・・登ると・・・ッ!そこには!山頂が!あの夢にまで見た山頂がァァァァァァっ!

というカタルシスは特になく、「あ、山頂ですか。」という感じ。えーと、はい、気持ちを入れ替えて。

山頂についたぞーーーーーーー!

うーん、いまいち乗り切れない。

看板

というのも、山頂標識の近くに、登山口からずっと見慣れている道路標識が設置されているからだ。

「山頂です。お疲れさまでした!」感が全くない。むしろ、「ここは途中地点に過ぎません」感が強い。

しかも、標識には「八丁池 6.2km 140分」って書いてあるんだもんなー。先は長い。

さっきからずっと八丁池八丁池、繰り返し出てくる。まるで八丁池がゴール地点のようだ。違うぞ?繰り返しになるけど、八丁池にバス停があったり駐車場があったりはしないぞ?そんな文明の恩恵に授かれるのは更に先だぞ?

こうやって八丁池を繰り返されると、「あと140分でゴール」と勘違いしてしまいそうだ。大変に紛らわしいので、表示をあらためてほしいくらいだ。

看板

山頂を示す看板があった。標高1,405.3m。

普通、一番高いところに山頂標識というのは誇らしげに立つはずなのに、ここでは「立ち入り禁止」のロープが張ってある向こう側にある。どうしたんだ?

看板とわたし

一応、登頂記念ということで記念撮影をしておく。

山頂にもかかわらず「一応」呼ばわりされてしまっているあたり、この天城縦走のテンションの持っていきようの難しさが現れている。

三角点

おっと、さりげなく三角点を発見。

これまでなら、意気揚々と「てっぺんを制圧したぞ」と三角点を踏む、という行為に及んでいたのだけど、どうにもテンションが上がらないのでそのままスルーしておいた。

山頂

万三郎岳の山頂の様子。

展望ゼロ。そして険しさもなし。ベンチがあって、大人数がくつろぐとまではいかないもののピクニックの休憩にはもってこいだ。

ここで大休止してお昼ごはんを・・・とも一瞬思ったが、ちょっとまだ時間が早い。それよりも、まだまだ先が長いのにここで大休止はまずい。できるだけ遠くへ、ゴールに近づいてから休憩にしよう。

えーと、どこで休むかな。地図を見て考えるが、山頂での食事タイムを取り逃すと、あとは小さなピークや峠の繰り返しだ。いまいち「ここでメシを食うといいゾ~これ」という場所が見当たらない。まあいいや、70分先に進んだところにある戸塚峠を当面の昼飯ターゲット地点にしておこう。

戸塚峠までいけば、ひとまず縦走独特のアップダウンは落ち着いて、当分標高1,200m弱のところを水平移動するようになる。その先が八丁池だ。

栄養補充

栄養補給はしておこう。

本日の栄養補給は、「角型クランチチョコ」。

しみチョコだ。パフにチョコが染み込ませてあって、やすやすとは溶けないので山歩きには向いている。

看板

万三郎岳山頂にある地図を確認しておこう。登山口で見た地図と逆で、今度は北が上になっている。

地図右側、濃い緑のエリアの中央に赤字で「現在地」と書いてある。ここが万三郎岳。右上にゴルフ場の登山口がある。そして左下に、ゴールとなる天城峠。いやー、まだ全然先に進んでないっすわ。

もちろんこの登山を検討する際、下山時刻の検討や帰りのバスと電車の便はちゃんと調べてある。なので、今更ゲンナリしなくてもよいのだけど・・・こうやってあらためて地図を見ると、長いなあ、もう。

看板

万三郎岳から、その先の八丁池までのルートを拡大。

なんだよさっきから八丁池八丁池ってチヤホヤしやがって。八丁池についたら、土砂で埋め立ててやる。

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