フードコートなどが入居している建物を通り抜けたら、ようやく屋台テントが密集していた。
ちょっとほっとする。
この界隈は、毎年、加工食品を売っていたりシャツやキャップを売る屋台が陣取っている。今年もそうだ。この時間にして、かなり混んでいる。
食べ物屋台と比べるとワクワク感は少ないけれど、じっくり売られているものを見てみると案外面白いものが多い。スナックを買うもよし、調味料を買うもよし。
「あー、今年もやってませんね」
よこさんがすぐにあることに気が付いて、残念そうな声を上げる。
建物にあるドアがきっちりと閉まっていたからだ。ここは米軍兵向けの日本土産を売っているお店で、中には「アメリカ人が考えるジャパニーズ」の世界が展開されていてちょっと面白い。チャイニーズとか東南アジアとチャンポンになっていたりするし。
そんなみやげ物屋入り口前に、「難有品」と書かれた段ボールが置いてあった。中身はTシャツなど。お値段は500円だけど、本当に難がありそうだ。買うときは「何故、難ありなのか」を確かめないと。日本人の感覚と、米国人の感覚は違うはずだから。
さすがにアメリカ人は日本人ほど神経質ではないだろうから、ちょっとしたシミとかほつれ程度で「難有り」とはしないと思う。ってことは、日本人の感覚ではかなりやっちまった、という商品が「難有り」になっていると思われる。
屋台では、アメリカ仕込みの食料品が山積みになって売られている。
コストコよろしく、箱ごと買って帰りたい衝動に駆られるが、重たいしかさばるのでそれはイヤだ。
ボウルヌードル、だって。カップラーメンだね、これ。
電子レンジで3分、と書いてあるあたり、いかにもアメリカ。日本のように「お湯を沸かして注げ」というのは、アメリカでははやらない。
唐辛子のマークが描かれいてるので、きっと辛いのだろう。後でこれは買っておくことにする。
すぐ近くには、「HOT&SPICY」と書かれたカップラーメンも。よし、これも買おう。おっと、これは日清食品製なんだな。
ジュースの屋台。氷に埋もれる形で、ドリンクがどっさり。
写真入り料金表があるのはありがたいのだけど、白黒写真なのでとてもまずそうに見える。
大きなサイズのゲータレードは300円。しまった!さっき僕は350円で買ったぞ!?50円もこっちのほうが安かったのか。
山積みのコッペパン。ホットドッグ用だろうか。
こういうパンも、お土産で買って帰る人がいっぱいいるんだな。アメリカのパンでなくっちゃ、本場のホットドックの味を再現できないよ!ということか。
ビーフジャーキーが売られている。結構種類がある。
テリヤキ味、というのもあるのだな。
「NEW! BIGGER SIZE」と書かれている。
ビーフジャーキーをたくさん食べたいとは思わないけど、こういう場所で遭遇したらついつい買ってしまいそうだ。でも今回はパス。
いくら米軍基地内でお買い物とはいえ、ビーフジャーキーは高い買い物だ。
コーヒー粉が売られている。よく見ると、ゴディバのロゴがプリントされていた。
へええ、ゴディバってコーヒーも売っているのか。知らなかった。
それにしても、こうやって炎天下の直射日光に晒すと、てきめんにコーヒーが劣化するけど、大丈夫か?
コメント