日帰りで行くアメリカ旅行5【ヨコスカフレンドシップデー2017】(その5)

ここは屋台がある

ボウリングセンターから先に進む。

今年は屋台が少ない、ということでややがっかりしている。基地を一通り見て、日米の安全保障の現状を視察して帰ることになるのだろうか。

でも、悠長に基地がお祭りをやっているということ自体が特殊なことだ、ということは理解しないと。単なるお祭り施設なら、こんな無駄なことはない。「お祭りなんてやっている暇はない」というくらいなのが、「かけたコストに対して適正」ともいえる。でもそれは「有事」ということであり、ありがたくない話ではあるけれど。

そんなことを考えながら歩いていると、屋台長屋を発見。毎年、アンソニーピザが「ピザ工場」を設営しているあたりだ。おお、今年もアンソニーピザは健在だぞオイ。よかったな、少なくとも今年もピザは買って帰ることができる。

あ、やっぱりピザは買うことが既定路線なの?

「みんなは買わないの?」

「いやー」

誰ひとりとして、「私も買います!」という人がいない。僕だけ特殊な性癖の持ち主なのだろうか?

ナチョス!!

何か紙の箱が積み上げられている屋台がある、と思ったら、ナチョス屋台だった。へええ、ナチョスを箱に詰めて売るのか。テイクアウトを前提とした作りだ。ご自宅に持ち帰って、アメリカの味をお楽しみください!というわけか。

基地の屋台では、あちこちでナチョスが売られている。トルティーヤチップスを袋からざざーっと出して、それに溶かしたチーズとチリビーンズをかければ完成なので、楽だからだ。でも、「楽」だけでここまであちこちで売るはずがない。つまり、アメリカ人はナチョス大好き!ということなのだろう。

せっかく米軍基地を訪れたんだし、「アメリカ人が大好き!」なものを模倣したいものだ。

「テイクアウトできますよ、隊長!」

煽られて、僕もその気になったのだけど、売られているナチョスを見て買うのをやめた。どうしても、時間とともにチップスがシナシナになってしまうからだ。それを目の当たりにすると、どうにも食欲がわかない。できたて(というか、トッピングしたて)を食べるのがこの料理の大事なことだと思う。

Tシャツが売られている

鮮やかな緑色のTシャツが売られている。今回初参加のあっきさんは、この基地で服を買うことができれば・・・と言っていたので、ちょっとだけ吟味。でも、さすがにこれは買わなかった。この色だと、人混みの中100メートル離れていても、すぐに発見することができるだろう。ありそうでない色の服だ。ガチャピンでももう少し濃い緑色だ。

屋台

かき氷屋台が今年は多い。暑さに耐えかねて、屋台で売るものがドリンクやかき氷にシフトしている。かき氷よりも、ガツンと肉類を豪快に売っているほうが客としてはワクワクするので、残念な傾向だ。とはいえ、これだけ暑いと仕方がない。もう少し涼しい時期に開催時期をずらしてくれないものだろうか?

でも、そんなかき氷屋台であっても、「おや、アメリカ風だね!」と気づくことがある。シロップはモロに日本のもので、ボトルには「氷」の字が書いてある。アメリカ人にとって、「ブルーハワイ」なんて名前のシロップを見てどう思うのだろうか?気になる。

それはともかく、かき氷マシンが日本風ではないのあった。アメリカのかき氷機の特徴として、すでにかきおろしたものをストックするという考えがあるようだ。日本だと、オーダーが入ってから氷の塊を削るのが当たり前なので、これは全く違う発想となる。

どっちがおいしいかというと、日本のほうが上にきまっている。削った氷をストックしていたら、氷同士がくっついたり溶けたりして、きめ細かくてふわふわした食感にならないからだ。

僕はこの米軍基地でかき氷は一度しか食べたことがないけど、そのときの印象は「シャーベット的なもの」という印象だった。

でもそんなのはどうでもいい。暑いんだから。氷というだけで、大変なごちそうだ。しかもそれが100円で売られているんだから、安い。

飲み物が売られている

ドリンク屋台がある。

これからお客さんが混むということもあって、これ以上入らないくらいに缶ドリンクを容器に詰め込んでいた。重さで底が抜けるんじゃないか、と心配になってしまう。

ゲータレードが250円。なんだ、さっき買った店よりも100円も安いじゃないか!と一瞬焦るが、こういうお店で売られているゲータレードは一回り小さいサイズだ。慌てて買ってはいけない。

僕がゲータレードを毎年買っているのは、そのけばけばしい色が面白いだけでなく、1リットル近い、アホみたいな容量も面白いからだ。だから、サイズが小さいゲータレードには興味がない。

とはいえ、安いゲータレードもそれなりにデカい。なので、本当にうっかりして「安くて量が少ないやつ」を買ってしまう可能性がある。普段見慣れないものなので、「小さい方」であっても、「デカイやつ」と見間違えてしまうからだ。注意、注意。

とても特殊な品揃え

日本では、アメリカのビールをあまり見かけなくなった。酒税法が厳しく、スーパーでお酒を売っているお店が少なかった頃は、スーパーの店頭にバドワイザーがちょこんと置いてあったりしたものだ。でも、不人気だった。バドの軽い飲みくちは水に近く、もう少し重たい味を好む日本人の口にはあわなかった。

「KING OF BEERS」を謳い文句にしてるバドワイザーだけど、日本では全然だ。

今やスーパーでは多種多様なお酒が置いてある。そうなると、バドが出てくる幕がなくなってしまった。なので、こうやってアメリカンビールがずらーっと並んでいるのを見て、壮観な印象を受ける。

バドワイザー、バドライト、クアーズ。

ローカロリービール、というジャンルはアメリカでは一般的なようだが、日本ではあまり流行っていない。ビールを飲むときくらい、カロリーを気にするのはやめようや!というわけだろうか。ノンアルコールビールのジャンルでは、ノンカロリー商品が賑やかなのに。

ただでさえ日本人にとって「薄い」と感じるバドワイザーが、ローカロリーになったらどうなるのだろう?安さにものをいわせて、ジャブジャブ飲むにはきっと楽しいに違いない。陽気に飲めそうだ。「仕事の愚痴」飲み会には向かない酒だろう。

アンソニーピザ

さあ、今年もアンソニーピザにやってまいりました。

「買います?」

「いや、急かさないで。買うとしても、帰りに買うから。今買ったら、デカい箱をぶらぶら下げて歩くのはかなりの苦行だから」

毎年ピザを買うたびに、本当に後悔する。すっごく、ピザの箱というのは持ち歩きにくいものだから。同じ姿勢で5分と歩けない。常に持つ姿勢を変え、片手だったり両手だったりタコ紐でぶら下げたり、工夫をしないと耐えられない。だから、今から買うのは許して。

毎年、為替レートに従って激しく値動きするこのお店のピザ。単価が高い買い物なので、特にその値動きは気になる。

今年は、

ペパロニ 1700円

コンビネーション 2100円

だった。

気になるっちゃあ気になるんだけど、前年の値段を覚えていないので、「高くなったなー」とか「安くなったなー」という実感はない。でも、円安基調なので昨年よりは高くなっているはずだ。確か、コンビネーションが1900円だった年もあったはずだ。

ピザ工場は健在

屋台の隣にある、ピザ工場の視察に行かなくちゃ。

毎年、飽きもせずに見ている。実際に飽きない。やあ、今年も大量のスタッフさんが灼熱の中、ピザを焼きまくっているぞ。

本当にお疲れ様と申し上げたい。たぶんこの人たち、仕事が終わった時点で、「もうピザはうんざり」になっていると思う。

ピザが焼きあがる

どんどん焼けてくるピザ。これを眺めているだけでも楽しいんだよな。すごいよなあ、一体こういう機械は普段どうしているんだろう?このイベントのときだけレンタルしているのだろうか。

いや、ひょっとしたら米軍のことだから、戦艦の中にもこういうピザ焼き機が設置されていて、食事の際に使われているかもしれん。イベントのときだけ、そのピザ焼き機を船から運び出しているとか。

でも、それはいくらなんでも考えすぎか。私企業であるアンソニーピザが、軍隊の設備を借用なんて簡単にできるわけがない。

(つづく)