「ちょっと、百名山に寄ってくわ」【伊吹山】

10:22
伊吹山山頂で「登頂記念!お疲れさまでしたノンアルコールビール!」とか「アイスクリーム!」などとけしからんことをしなかったのは、「それは下山してからにしよう」という考えがあったからだ。

決して、「ラクして登山したので、肩身が狭くて山頂で祝杯だなんてとてもとても・・・」という謙遜の気持ちではない。

大駐車場脇にある売店、「伊吹山スカイテラス」で薬草ソフトなるものが売られているのは調査済みだ。それがお目当てだ。

おう、これは・・・

「よもぎソフトクリーム」410円、「薬草ソフトクリーム」500円。これはすごいな。

よもぎソフトは「国産よもぎ100%」と書いてある。伊吹山一番人気なんだって。あれっ、薬草ソフトよりも人気なのか。

そもそも、雑草レベルのよもぎでさえ、最近は海外輸入に頼っているということなのか、と「国産よもぎ100%」の文字を見て驚いた。

一方、薬草ソフトはというと、「日本で食べられるのはココだけ!」というウリ文句が目をひく。これはもう、食べるしかあるまい。

薬草ソフト500円、薬草ミックス430円。

ここでいう「ミックス」とは、たぶんバニラソフトとのミックスなんだろうな。それは味がうすまってしまい、折角の薬効が減らされてしまいそうだ。

ということで、ババーンと「薬草」と書かれた食券を買った。

人生で、こんな食券を買ったのは初めてだ。多分今後の人生においても、同じようなことはないと思う。すごい見た目だ。

この薬草ソフトクリーム、かなり気合が入っていらっしゃる。

トンブリとか青汁とか混ぜとけばいいや、というわけではなく、23種類の葉っぱと穀物が入っているのだという。すげえ。もうこうなってくると、どの成分が体にいいのか、全然わからないぜ。

茶色いソフトクリームの立体看板がにっこりとお出迎え。おいお前、茶色でそのフォルムだと・・・勘違いされるぞ。

と、思ったら、薬草ソフトが茶色だった。てっきり、チョコソフトが売られていて、それで茶色なのだと思っていたよ。

やべー、自分が食べる前に変な連想しちゃったよ。

で、この薬草ソフトだけど、苦いとかまずいということもなく、食べやすくてよかった。子供は素直に喜ばないとは思うけれど、ご当地ソフトを食べた!という満足感は非常に高い。500円というのは高いとは思うけど、「まあ、23種類も入っていればね」という言い訳が立つ。

スカイテラスでは、いろいろな食事が食べられる。薬草で健康を取り戻しつつ、ジャンクなものを食べるというのも乙だ。プラマイゼロ、ってことで。

しかし、忘れちゃいけない薬草。しっかり売られている。選びたい放題で、体にあいそうなものをどうぞ。

11:32
伊吹山から下山。このまま彦根市街観光に行くつもりだったけど、折角昨日石田三成についてお勉強したし、スタンプラリーの台紙をもらったことだし、関ヶ原を見て回ることにする

あの小さな山、というか高台に石田三成の本陣があったのだという。ああ、何か山の中腹にのぼり旗が立っているのが見える。

「決戦地」と書かれた白い旗がはためく。

歴史小説なんて、もう20年以上読んでいないので全然関ヶ原の戦いを覚えていない。それでも楽しめるだろうか?

(つづく)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください