いいぞォ、山小屋はいいぞォ【仙丈ヶ岳】

20171007-1

06:13
仙丈小屋すぐ下の場所は、「水源地」という看板が出ていた。

岩がゴロゴロしている、非日常感あふれる山にしては似つかわしくない水色のホースがとぐろを巻き、ドラム缶が置いてある。

水が湧いている場所はもう少し離れているけれど、登山道沿いに水場があったほうが便利だろう、ということでホースで引っ張ってきている。

山頂はもう目の前。

今、この視界に見えている景色に降った雨そのものがこの水だ。まさか、地中深くから噴水のように沸き上がるわけがない。これ以上素性がはっきりと分かる水はそうザラにはないと思う。

06:14
仙丈小屋到着。

がっちりと作られた頑丈そうな小屋だ。

周囲に比較できる建造物がなく、雄大な山しかない。だから、とてもちっぽけに見える。実際にさほど大きな小屋ではないけれど、不当に小さく見える。

仙丈ヶ岳のカールが天然の風防になってくれているので、南側から風が吹き付けることはない。それもあってか、堂々たる佇まいだ。

標高が高い場所にある山小屋は、風雨を避けるように地面に這いつくばるように作られていたりするものだけど、ここは立派だ。

06:14
仙丈小屋から山頂方面の景色。

カールのくぼみがなんと美しいことよ。

ここで映画や音楽映像のロケをやると、映えると思う。ただし、ここまで撮影スタッフや出演者がたどり着くまでが大変だ。

06:15
お、崖の上に人の姿が見える。

一人ではなく、何人も立っている。ということは、あそこが山頂だな。

山頂でもないところに、人は長居はしない。

06:15
仙丈小屋に立ち寄ってみる。

さすが標高2,900メートルの山の上だけあって、びっくりするくらいに展望が良い。 眼下には雲海が広がる。 ここまで到達して一泊していればきっとすごい夜景が見れていたと思う。

広いテラスが小屋の前には広がっていて、ベンチが豊富に用意されている。ここに早着することができるならば、夕ご飯までの時間まで、この眼下の絶景を楽しむのは最高だ。

06:15
仙丈小屋全景。

2階建てかと思ったら、よく見ると3階建てだった。

手前のトタンで覆われた小屋のような一角が、「自炊所」になっていた。つまり、宿泊はするけれど素泊まりだよ、という人はここでガスストーブなどを使ってご飯を食べることになる。

もちろん自炊の人たちは屋外のベンチでご飯を食べたっていい。夕暮れを眺めつつのご飯は楽しいだろう。じゃあなんで自炊部屋なんてのがあるのかというと、雨が降ったときのためだ。

この仙丈小屋の受付は2階になっていて、まずは階段を登る。

そして寝泊まりする部屋は3階にある。

1階には、通りすがりの人向けの売店カウンターがあったが、今は朝が早いこともあってか 窓が閉められていた。

看板によると、

缶ビール600円、ペットボトル400円、ホットコーヒー500円、紅茶400円、カップ麺500円

なのだそうだ。

06:17
せっかくなので、自炊所の中を覗いてみる。

長机と丸椅子が並ぶ。そしてその奥には水道が一応用意されていた。ただし、「天水のため飲用不可」と書かれていた。

06:19
登山の総仕上げ。あとは山頂を目指すだけだ。

目の前に山頂が見える、手が届きそうな距離に。

もうハイマツさえもしんどそうに生えている。植物には過酷なエリアだ。

こまで来れば完全にご褒美タイム。少々傾斜がきつくても、この非日常的な光景はご褒美以外の何者でもない。

(つづく)

コメント



タイトルとURLをコピーしました