13:11
岩原スキー場のイタリアンレストラン「ピットーレ」が大渋滞だったために、お昼ご飯がキャリーオーバーされている状態。そのまま我々は、南魚沼市までやってきた。
昨年、「八海山雪室」を訪問し、大満喫した。なのでおとなしく雪室を目指せばよいのだけど、それじゃあ面白くない。今回は、同じ八海醸造が運営するブルワリーパブ、「八海山泉ヴィレッジ」に行ってみることにした。
ビールと、つまみ。僕はお酒が飲めないけど、つまみを食べつつブルワリーの様子を見るのは楽しそうだ。
しかし、施設の駐車場にやってきた時点で、それが夢と化したことにすぐ気がついた。
駐車場がガラガラだからだ。
まさか、お客さんは歩いてやってくるわけはない。駐車場に車が停まっていないということは、そもそもお店が営業していないということに他ならない。
ほらー。やっぱりやっていなかったー。
「冬期休業」の看板が入口に立てかけられていた。あー。
冬期休業がある施設だ、というのは知っていたけど、もう営業再開していると思い込んでいた。だって3月ですもの。でもまだまだ越後は冬だった。クッソ寒い時期にビールなんて飲んでられっか!ということか。
しょうがないので、改めて「八海山雪室」に行くことにした。幸い、ここからほど近いところにある。
八海山雪室、というのは八海醸造が営む醸造所や貯蔵所、飲食店などの複合施設「魚沼の里」の1施設に過ぎない。
ここには、魚沼の地元料理をふるまうお店や、蕎麦店などもある。
13:25
そんな中、今回僕らが目指したのは、「みんなの社員食堂」というレストランだった。
醸造所の隣にある独立した建物。
その名の通り、「社員食堂」だ。しかし、「みんなの」と書いてあるとおり、我々のような一般客も利用することができる。なんなら、お酒も置いてあるので、ここで飲むことだって、できる(社員の方々のご迷惑にならない程度で)。
よそさまの社員食堂でご飯を食べる、って、なんだかワクワクするよな。
営業時間は11時からで、「予定数量に達したら終了」となっている。元々が社員食堂なのだから、お客さん全てに欠品なく料理を提供するというのは敢えてしないのだろう。そんなことをやっていたら、食材ロスが出たり、人件費がかかる。
この日のメニューは、
- 日替わり定食800円(豚ロース塩麹焼&煮魚)
- 八海定食1,000円
a:豚ロース塩麹焼
b:カラスカレイあまざけ煮
だった。
実質、2種類の料理、ということなのだろう。八海定食のaとbをミックスにしたものが、日替わり定食だ。
あれっ、単品メニューの「八海定食」よりもミックスメニューの「日替わり定食」の方が200円安い。これはもう、日替わりを頼むしかあるまい!
建物入ったところに、自動券売機が設置されていた。
お会計は券売機なのか。
社員食堂で800円または1,000円、というのはちょっと高い。東京物価じゃないんだし、毎日この値段を社員の皆さんは払っているのだろうか?だとしたら、大変だ。
・・・と思ったら、社員食堂の片隅に、ひっそりと社員向けのメニュー表が貼りだしてあった。あ、さすがにそうか。社員のメニューは、1日1種類のようだ。値段が書いていないので、無料で振る舞われているのか、給料天引きなのか。
ちなみに3月10日(土)の献立は、
しょうが焼き、豆腐サラダ、ご飯、お汁
だった。一般客が食べるメニューとは全然違うんだな。
つまり、この「みんなの社員食堂」は、「八海醸造の社員さんが食べる料理を僕らもご相伴にあずかる」場所ではなく、「社員さんがお昼ご飯を食べている場所に『相席』させてもらっている」という表現が正しい。
自動券売機。面白いのでボタンに書かれているメニューを全部リストアップしてみる。
日替わり定食 800円
日替わり定食コーヒー付 900円
本日の小鉢 100円
八海定食(魚) 1,000円
八海定食(魚)コーヒー付 1,100円
八海定食(肉) 1,000円
八海定食(肉)コーヒー付 1,100円
清酒八海山180ml 450円
清酒八海山300ml 900円
特別本醸造八海山180ml 530円
特別本醸造八海山300ml 1,050円
八海山泉ビール生 ヴァイツェン 500円
八海山泉ビール生 アルト 500円
ノンアルコールビール 450円
コーヒー 200円
オレンジジュース 200円
あまさけ 210円
お酒が堂々と昼から売られている社員食堂、というのは日本広しといえども、ほんの僅かしか存在しないだろう。すげー。ただ、清酒1合で450円~なので、決して「製造元価格」としてお安く提供しているわけではない。
残念なことに、日替わり定食は既に売り切れていた。なので、国際線航空機の機内でフライトアテンダントさんから「Fish or Pork?」と聞かれている状態。
(つづく)
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