負傷しながらの下山【苗場山】

09:42
登山道はずいぶんと見晴らしが良くなってきた。

低木、紅葉。晴れていたら心地よい登山ができたかもしれない。

しかし実際は、けっこうあえぎながらの一歩一歩となっている。お互い声をかけあったりする余裕はあるのだけれど、体が思うように動かない気がする。雨が降ったりやんだりしていて、濡れた環境が不快だからだろうか。

09:54
振り向いたら、ずっと登山道と並走している中尾根がしゅーっと美しいラインを描いているのが見えた。

僕よりも遅れをとっている二人に、

「おーい、ここまでくれば眺めがいいよ!」

と声をかけて励ます。

まだ登り始めて1時間半足らず、けっこう疲れた。

この中尾根から谷を挟んでもう一つ奥の尾根がある(登山道からは見えない)けど、後になって地図を読んでみると面白い事に気がついた。あれっ、ここは自治体の境界線になっているけど、途中で境界線が消失しているぞ、と。

かぐらスキー場の北、高石山でぷっつりと地図上の境界線は消え、しばらく北東の高津倉山でまた境界線が復活している。途中5キロ、川もある森もあるというエリアは境界が不明確だ。

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