2018年12月16日(日) ジビエ料理ワークショップ
「わなワークショップ」から半月後。12月16日にまた千葉県鋸南町にやってきた。
鋸南町が開催する「鋸南町狩猟エコツアー」は全6種類、2018年11月17日から始まって2019年3月3日まで開催されている。狩猟シーズンが秋から翌春までであるように、狩猟に関する講義もそれに倣っているかたちだ。
1つのワークショップは開催日が複数設定されているものもある。しかし、どれも定員が10~30名程度で、狭き門となっている。実際僕は、「解体ワークショップ」には抽選から外れてしまった。もし選ばれていたら、12月8日も鋸南町を訪れていたことになる。こうなると、毎週だ。
東京からみて、鋸南町は「便利だけど、遠い場所」にあたる。東京湾アクアライン、館山自動車道があるのでスイスイと鋸南町まで行けるけれど、お金も時間もかかる。ちなみに我が家からだと、渋滞がなかったら2時間弱だ。
マイカーを持っているなら気軽な場所かもしれないが、僕は車を持っていない。鋸南町に行く都度、車を借りることになる。毎回結構な出費だ。ちなみに前回はカーシェアで参加してみたが、15分ごとにチャリンチャリンんと課金されていることが常に頭によぎり、あまり落ち着けなかった。
今回、12月も半ばの16日に「ジビエ料理ワークショップ」の抽選に当たったので、参加することができた。おそらく人気が高いワークショップだったはずだけど、招いてもらえて嬉しい。
そのお礼、というわけではないけれど、僕はこの6日後にもまた鋸南町を訪れている。こんどは「ばんや」で魚を食べるためだ。
この2018年冬~2019年春にかけては、本当によく鋸南町を訪れた。数えてみると合計5回だ。
今回の「ジビエ料理ワークショップ」は、館山道・鋸南保田インターを下りてすぐのところにある「道の駅 保田小学校」で開催される。
廃校となった保田小学校を道の駅にリニューアルしたもので、その大胆な作り変えで話題になった。なにしろ、建物2階の教室が宿泊施設になっていて、「教室に泊まる」という体験ができる。
他にも、いろいろ意欲的な取り組みが行われている。
前回の「わなワークショップ」のときに食べた「地すべり米」がここで玄米コーヒーとして売られていた。他にも、鋸南麦酒というご当地ビールも売っているようだ。
産地直売のお店があるのは、体育館を改造した「きょなん楽市」というお店だ。
ほかにも何店舗か、校舎を利用してお店が入っているけどこれまで利用したことがなかった。ええと、今日の会場はどこだ。
道の駅保田小学校の軒先。
あった。校舎の一番はずれで、ジビエワークショップ開催の案内が出ていた。
ホワイトボードにイノシシと鹿が可愛く描かれている。
前回の「わなワークショップ」で、人類と野生動物の戦い最前線を垣間見て「うーむ」と考えさせられたものだけど、今回はやけにカジュアルだ。
会場となるのは、「みんなの家庭科室」という名前がついているスペースだった。
なるほど、家庭科教室だったところを道の駅にした際、オープンスペースのキッチンということにしたのか。今回のような料理教室として使うことができるし、地元民の料理を伴う交流場所としても使えるはずだ。
会場内はまさに「家庭科教室」。流しとコンロが備わっているテーブルがいくつか並ぶ。
講師の先生のテーブルは各種食材や調理器具がスタンバイされており、鋸南町のご当地米「地すべり米」も用意されていた。
用意されているコンロは、IHだった。ガスコンロだと火事の可能性があるけれど、IHだったら安心なのだろう。
今回はエコール辻東京のフランス料理教授の秋元さんがいらっしゃり、レシピ監修と調理指導をしてくださる。所要時間は実食時間を含めて3時間15分。13時半には終わるので短めのワークショップだ。
教えていただくのは、「猪三変化」と名付けられたレシピ。
なにが三変化なのかというと、最初に「猪味噌煮」を作り、それをベースに「猪の赤ワイン煮 味噌風味」に変化させ、さらにはパスタと和えて「リガトーニ 猪のラグー和え」になるからだ。
他にも、今回は事前調理済みだけど「鹿肉のポワレ」も供される予定だ。
(つづく)
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